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【エクスプレッション】動画制作のクオリティが爆上がりするAfter Effectsのオススメ機能【脱初心者】
こんにちは、がねめです!
突然ですが、After Effects使いこなせてますか?
After Effectsは初めて触るとその膨大な機能に圧倒されてしまうかもしれません。
しかし安心してください!
実は、たった1つのエクスプレッションを覚えるだけで、あなたのスキルは劇的に向上し、脱初心者が可能です。
このnoteでは、動画編集初心者が知っておくべき基本のエクスプレッションとその使い方を詳しく解説します。
これをマスターすれば、プロフェッショナルな映像制作の第一歩を踏み出すことができるでしょう。
さあ、一緒に新しいスキルを習得して、After Effectsの世界を広げましょう!
After Effectsのエクスプレッションとは
After Effectsのエクスプレッションは、JavaScriptをベースにしたスクリプト機能で、アニメーションやエフェクトを自動化し、より高度な動きを簡単に作成できるようにするツールです。
以前、生徒に教えた時に「動画制作なのにプログラミング要素出てきた…」と絶望的な表情をされましたが慣れてしまえばサクッと簡単な操作ですのでがんばっていきましょう!!
エクスプレッションを使うことで、手動でのキーフレーム設定が大幅に減り、効率的かつ精密なアニメーションが可能になります。
今回は一番簡単で汎用性の高い「ループアウト」のエクスプレッションを紹介します。
エクスプレッションの基本
例に出してエクスプレッションを追加していきましょう。
1.プロパティを選択:タイムライン上でエクスプレッションを適用したいプロパティ(例:位置、回転、スケールなど)を選択します。
ループアウトということで、繰り返したいアニメーションのキーフレームを打ちます。
例では【透明度】にキーフレームを打ちます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721230234544-wRWHCLUmLZ.png?width=1200)
2.オプションキー/Altキーを押しながらクリック:選択したプロパティのストップウォッチアイコンをOptionキー(Macの場合)またはAltキー(Windowsの場合)を押しながらクリックします。
これでエクスプレッションフィールドが表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721230281588-8mEj94Nqsv.png?width=1200)
▶のアイコンを選択し、Propaty>loopOut(type = "cycle", numKeyframes = 0)を選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1721231019988-OK9by6ZDGZ.png?width=1200)
これで完成です!
ハートが点滅するアニメーションになりました。
広告でよく使われているので使用頻度は高めです。
また、プロパティを変更すると表現の幅が広がります。
ハートがドキドキしているようなアニメーションです。
こちらはスケール(大きさ)にキーフレームを打ち、イージングをかけて緩急をつけました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721230856342-xVKfvIRJ4z.png)
ここまでが基本のエクスプレッションです。
JavaScriptをベースにしたプログラミング…とやや敷居は高めですが、覚えてしまえばとっても簡単です♪
作業効率がグーンと上がるだけではなく、After Effectsの初心者から脱却したと言えるでしょう(パチパチ)
さて、こちらは応用編になります。
左右にゆらゆら揺れるアニメーションです。
こちらはプロパティの回転にキーフレームを2つ打ちました。
そしてloopOut(type = "cycle", numKeyframes = 0)の"cycle"を"pingpong"に変更しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721230978985-xFGgzP2Hrl.png?width=1200)
デフォルトがcycleになっているので、loopOutの辺りをクリックすればコードの変更が可能です。
まずは基本のcycleとpingpongを覚えておけば大丈夫です。
cycle:最後のキーフレームまでいくと最初に戻って繰り返し
pingpong:キーフレームが跳ね返る繰り返し
エクスプレッションのメリット
効率化:手動で設定するキーフレームの数を減らし、効率的にアニメーションを作成できます。
精密な制御:複雑な動きやエフェクトを正確にコントロールできます。
再利用可能:一度作成したエクスプレッションは他のプロジェクトでも再利用できます。
Premiereでクリップを切って点滅という方法もありますが、工程が多くなるのとタイムラインがごちゃついてしまうのがとても嫌です。
ですので、私はAfter Effectsでエクスプレッションを使用してタイムラインをスッキリさせます。
Adobe全般に言えることですが、タイムラインやレイヤー階層が取っ散らかっているとどこに何があるのかわからなくなるので作業しながら整理する習慣をつけるようにしましょう。
まとめ
After Effectsのエクスプレッションは、初めて使うと少し難しく感じるかもしれませんが、基本的な使い方を覚えるだけで、制作の幅が大きく広がります。
私もエクスプレッションを習得してからAfter Effectsのレベルがグッと高くなったと思います。
まずは簡単なエクスプレッションから始めて、徐々に応用していくことで、プロフェッショナルな映像制作に一歩近づけるでしょう。
ぜひ試してみてください♪
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