誰のために歌っているか、で出る差
(2023年7月2日の 東京ミューゼスを終えて。)
改めまして、#東京ミューゼス をご視聴頂きましてありがとうございました。
全体的な個人的感想をお伝えすると、一言で言えば明確な「差」があるなと感じました。
それは「誰のために歌っているか」です。
私が見る限り、多くの子供がごく少数(特に親)に向けて歌っている感じが見受けられました。
ですがその狭い価値に向かっていては、世間に認められる事も、ましてや業界に見初められる事もありません。TVや大きなイベントに出演できていてもそれは一緒です。
その歌を誰に届けているのか。
それで歌に対する姿勢や世界観が変わります。
いや、変わらないとその先には行けないのです。
人気があったのに、24~30歳になっても同じ歌活動を続けている人を私はたくさん見てきました。
実力はあるのに停滞している方達です。
ある主催者さんが私に聞いてきました。
「この子(20代後半女性)は実力はあると思うのに、なんで売れないと思いますか?TVだってあんなに出てたのに。」
「自分やごく少数に向けて歌っているからですよ。武道館を目指していると言ってますが、まず目先の道が見えていませんし開けてません。」
「それはとてもわかります。あの子は一部のファンに執着してしまっています。3年も。」
親や少数を満足させるために歌っている子供に、大きな世界は広がりません。実力があってもです。
子供の成長はとても早いです。
この急速な成長期に何が出来るかで、その後の展開が大きく変わって来ます。
私のミッションや東京ミューゼスの役割は、その世界の扉を開ける手助けだと思っています。