本当は怖い 親のマインドコントロール
先日、Xである投稿を拝見しました。
20代で入社した時〝仕事が出来る〟と言われた男性のポストです。
しばらく周りからも〝出来る人〟として扱われ、それで通用していたそうです。
ところが数年たった最近〝もっと仕事できたのにね〟と言われ、かなり落ち込んだという内容でした。
男性は「褒められた事で怠慢になっていた」と振り返っていました。
子役が大人になって俳優として活躍できない原因。
キッズアイドルが国民的アイドルとして活躍できない原因。
そして、キッズシンガーがメジャーで活躍できない原因。
ただ褒められ、〝本当の評価〟を知らず、自尊心だけを成長させてしまったが故に訪れた結果です。
いま、私がカウンセリングしている女性も、10代から20代前半にかけて歌活動をしていました。ちょっとメジャーにいた事もあります。
(※このポストをする旨連絡済みです)
その女性が度々口にしていた言葉があります。
「誰も本当の事を教えてくれなかった」
私が出会った頃、彼女は人間不信に陥り病んでしまっていました。
夢を応援する事は、良いことだと思います。
ただ無責任な応援(褒め言葉)が重圧になり、その人の未来を壊してしまう事もあります。
彼女は家族の期待を裏切れず、その道に進む事が正しいと自分を殺して歌活動を続けていました。
その結果、精神の糸が焼き切れてしまったのです。
子供は思春期ぐらいまで「歌が好き」「目立ちたい」のではなく、親が喜ぶから歌を好きだとして歌っているケースがあります。そして自分でもそれが「楽しい」と思い込みます。
それは、親のマインドコントロールの1つです。
本当にその子が望んでいる事なのか。やりたい事なのか。
落ち着いて見分ける事も必要です。