よりきゆかり通信『ぼ』 #003 浄化の涙
依祈縁(よりきゆかり)ファンの皆様、こんにちは。
私が依祈の日常をなんとなく暴露するこの投稿。
先日の下北沢BREATHワンマン(2024.02.03)での裏話を一つ。
LIVE中に本人も言っていましたが、依祈は練習中にも泣きながら歌っています。
少なくとも、私が歌のレッスンを受け持ってから半分以上は泣いているでしょう。
ただ、その涙は2種類ありまして。
1つ目は、思い通りの歌唱が出来てない時の〝悔し涙〟。
2つ目は、歌の世界観に入りすぎて出た〝感極まり涙〟です。
悔し涙は、最近は少なくなってきました。でも初期は多かったですね。
私が「音外れてるよ」と言ったあとに、ざぁーと強めの雨がガラス戸に落ちるように泣くんです。
慌てましたね。あまりにも泣くので。
自分でレッスン通りに出来ていない状態が続いても、ざーーーって泣いてました。
ほとんど毎回。
レッスン中なのに、涙の収まり待ちの時間もあったりして。
それで、ある程度(当然まだまだなんですけど)歌える様になって来たら、今度は〝感極まり涙〟が発動されはじめたんです。
もともと一人で練習してても、感極まって泣く事もあったそうなんですが、成長した自分に少しの安心感が生まれたのか、前より歌の世界観に入りやすくなったみたいで、歌い終わりまでに泣いて歌えない事もたびたび。
ワンマンライブの前日、私は彼女の仕上げの練習に付き合いました。
7時間もですよ(LIVEのMCでは6時間と言ってましたが本当は7時間です)。
依祈は、そのほとんどの曲で1回以上は涙してました。
ワンマンライブの当日、依祈は私に「私、泣いて歌えないかも知れない。どうしよう。」というので、「泣いていいよ。」と私は言いました。
「え?泣いていいんですか?」と依祈。
「いいよ。それ含めてゆかりの歌の良さだと思うから。堪えずに泣いて。」
そんなやり取りがあって始まったワンマン。
LIVEをご覧になった方はご存知の、あの事件です。
まさか、2曲目で。
しかも今まで泣いていない「道」で、ざーーーーって。
依祈本人も驚いたと思いますが、私も裏で「えーー、ここでぇーー?はやーーーーー!」ってつい口に出そうになりました。
ただ、会場の皆さんは依祈の本気度を肌で感じてくれたのか、とてもあたたかい拍手を送ってくれていました。
たぶん、依祈はこれからも泣くと思います。ステージの上で。
でもそれは、皆さんと彼女を浄化している涙です。
もし辛い事や、なにかに行き詰まったら、依祈の歌声を聴きに来て下さい。
浄化できると思います。