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【中止】2/24(金)21:00~ フリトーク「食」/【中止】2/25(土)10:00~ フリダンス「フリー選曲」/【中止】2/25(土)21:00~深会「ボーンズ アンド オール」

誰にでも食べ物の好き嫌いはある訳で。たまたま欠かせない食べ物が「人」だった時に、どう生きていくか。

映画『ボーンズ アンド オール』は人を喰う少女少年を描いた映画でした。

カニバリズム(人間が人間の肉を食べる行動、あるいは習慣)を描いているとはいえ、主人公2人は、人しか食べられない訳ではありません。普段は、僕たちと同じようなものを食べ、見た目も変わらない。普通(と言うには、あまりにテイラー・ラッセルもティモシー・シャラメも輝き過ぎていますが…)の少女と青年。自らの食欲を押さえつけることも出来ますが、衝動的に(まさに性的衝動のように)人を喰う欲望に耐えられなくなるときがあります。僕たち日本人に欠かせない食といえば、主食たる白米がすぐに浮かびますが、どちらかというと必須栄養素的なものに近い感じもするので野菜とかですかね。食べないと、どんどん体調が悪くなる。でも、食べるとなると、その食べられる対象は死なざるを得ない。他の作品で生きたまま、少しずつ自分の身体の一部を妹に与え続ける兄みたいな描写もあった気がしますが、本作では、食された対象は全員、死んでいました。食べる対象を選んでいるのも、なかなか悩ましい。ティモシー・シャラメ演じるリーは、独り者を選ぶんですよ。誰かしらに迷惑かけるような逸れ者で家族が居なさそうな人。でも、独り者だからって殺して良いということにはならない訳で。ここら辺の倫理観の揺らぎが常にあり続ける映画でした。自分だったら、どうするだろうか。

で、最近、昆虫食とかも流行ってきてるじゃないですか。日本みたいな自給率が低い国で、農業人口とかも減っている現状、ゆくゆくは食べるものを選べない時代になるかもしれない。そんな時に、昆虫食やゲテモノ含めて、多様な食の嗜好を知っておくことは重要な気がします。嗜好する人がいる多くの食材は食べず嫌いだと思うんですよ。変わったものに見えても、食べている人自身に信頼が置ければ、それを食べられる可能性も、あるかもしれない。

今は、様々な変わった食について公言している人も多いでしょうが、「普通」の人生を送りたい人にとっては、なかなか自分自身の変わった食の好みを語る場も少ないかもしれない。そんな時の匿名Zoom。匿名だからこそ、語れることを語っていきましょう。

ですが、今回も中止です。

いよいよ来週3/5から新しいZINEのプロジェクトが動いていきます。そのプロジェクトの中で、この一連のイベントも活かしていくべく、リニューアル予定です。ほぼ開催されていないイベントですが、3月以降は開催するかもしれないので、お楽しみに。

ということで、忘れないように注意書きを残しておきます。

※共に、本イベントの内容はウェブメディアやZINEなどに掲載させて頂きます。掲載の際は、皆さんの表記は、イベント中、画面上に表示されている名前とさせて頂きます。必要であれば、適宜、表示名を変更ください。