老犬介護物語 17歳5ヶ月前後
前庭疾患と思われる発作が2度続いた後、数日で短時間の散歩(ほぼ排泄のための約10分)ができるようになり、食欲も回復。昼間よく寝て夜に2〜3度起きる生活が続く。
夜中に起きる理由は主に排泄。オムツは常時装着しているのだが、外でしたがるため真っ暗な中、懐中電灯を持って裏庭に出る(ここは夫の担当)。
途中から裏庭に人感センサー付きライトを設置する。外に出ても排泄完了まで10分くらい歩き回ることもあり、毎晩虫刺されに悩まされる(夫)。
夜中の排泄後、しばらく落ち着かず小さく泣き続けることも多く、何か食べれば落ち着くことが判明したので、夜中の3:30以降は朝ごはんが解禁となる。
食糞も気になり出して(元々あったのだが)食事の量が足りないかもと思いドッグフードをきちんと計量したら全然足りなかった。ただし、ビーグルとして軽量の方ではないし足腰が弱ってきているところでの体重増加はリスクもあるので悩ましいところ。
とりあえずフードを増量し、1日3回に分けて食べさすことにした。
排便回数増加。
1日2回各30分以上の以前のような散歩ができていれば、そこでしっかり排泄も済ますことができたのだが、状況が変わってきているためあれこれ試行錯誤する。
結局以前より少し増量、1日2食とした。しかしながら食糞が改善されたとは言えない様子。目の前にあれば食べてみようとする行動は変わらず。
夜寝るまでの時間の徘徊行動が気になり始めたのもこの頃。20〜30分歩き続ける。隅っこに行ってじっとしている、そしてキューキューと鳴くのでレスキューして差し上げる。
その後、1日1回30分の散歩が復活。(元気な時は1日2回)
散歩中にガードレールの支柱にぶつかったり、小さな側溝に足を踏み外して落ちてしまったりする。13歳ごろから目が白くなり始めてはいたのだが、ここにきて視力の低下もグッと進んだように思われる。
初めの発作から約4ヶ月後に3度目の発作が起こる。
丸一日寝続けた後、復活。食事は一日抜くがすぐに復活し元通りに。
その後日帰りドライブ、旅館にお泊まり旅、春キャンプ、ホテルにお泊り、2泊3日キャンプとレジャーを楽しむ。
旅館やホテルに泊まるときの懸案は床である。若い頃には何の問題もなかったが、フローリングは滑ってしまう。今回利用した旅館は畳の部屋で滑らず、ホテルもクッションフロアで滑りにくかったためクリアー。
自宅はほぼフローリングのため、真夏でも敷物だらけになっている。靴下にも挑戦したが挫折。敷物が敷ききれないところはバリケードを設置。段ボールやクーラーボックスを総動員してワンコの行動エリアを制限。
そして人間がバリケードにつまづく日々。
何度でも立ち上がるスーパーシニアなワンコ。
発作の合間を縫ってのおでかけは毎回ハラハラする。
なぜならそこにあるのはキャンセル料問題。
行ける時に行っとかないとと祈りながら予定の日を待つ。
もうここはワンコのためというよりは飼い主の気分転換のためであるのだが、出かけた先で思わぬ出会いもあり、元気をもらえたりもする。
老犬と暮らしている人は案外多い。
一日でも長く楽しく一緒にいるために、我々なんかよりはるかに頑張っている人がたくさんいる。
そんなエピソードを見つけると励みになります。
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