涼宮ハルヒ的夏休みの過ごし方
8月31日は夜11時には寝ることにしている
翌日が9月1日で新学期が始まるから
というわけではない
新学期が始まる9月1日は1番自殺者が増える日である
楽しい夏休みが終わり、憂鬱な日常が始まる日である
8月が終わらなければいいのに
と毎年思っていたが、
涼宮ハルヒのエンドレスエイト
をみて、改めることにした
夏休みが終わらなければいいのに
夏休みにやりたいことをとことんやり尽くせたらいいのに
そう思って生きてきた
かき氷
BBQ
浴衣
花火大会
海
川
プール
旅行
フェス
夏映画
今年の夏はできないことが沢山あるかもしれないけど、毎年やり残しがないように全力で楽しんでいる
ハルヒは夏休みの宿題を1週間でやり終える
そして、夏休みのラスト2週間とことん遊び尽くす
だがしかし、ハルヒは遊び尽くした2週間に心残りがあるらしい
そのことに気づいたのは何万回と繰り返していることを感じた時だった
何万回(時間に直すと600年あまり)と繰り返される夏休み後半を終わらせる方法は…
主人公、キョンは繰り返される2週間を終わらせるためにそれはそれは頭を悩ませた
そして、ハルヒの夏休みにしたいことを叶えて、無事に夏休みが終わり、新学期がやってくる
それから私は夏休みの最後の2週間はエンドレスエイトを観ることにしている
毎日毎日、終わらない8話を観る
2日目から苦痛に感じるし、2週間の途中で心が折れる
そして、私は9月1日を迎える時に
キョンが頑張って掴んだ9月1日
と信じて、8月31日は夜11時に寝るのだ
もしかしたら、来ないかもしれない
9月1日
を信じて
記憶も8月17日に戻るので、キョンは既視感で違和感を覚えるのだが、私はハルヒの近くにいないので、全く気づかない
そう信じることにした
けど、キョンが頑張って掴んだ9月1日だから、私は大切に過ごすことにした
そんな涼宮ハルヒの憂鬱を作った京都アニメーションが酷い無差別殺人に巻き込まれた
当たり前の明日は必ずしも来ないことがある
それは交通事故かもしれない
それは酷い事件かもしれない
けど、私に訪れる明日は大切に過ごしたい
のんびり過ごす日もあるかもしれない
明日が来ないでほしいと思う特別な日もあるかもしれない
けど、明日の辛い仕事も、明日の嫌な日常も、大切な明日なのだと思う
辛かったら、1日くらい逃げてもいい
けどどうか、誰かが迎えることができない明日だから、大切にして、いつか笑顔になれる日を信じて
8月31日の夜は9月1日がくるとは限らない
けど、来ると信じて夜11時には寝よう
大丈夫!
キョンが世界を救うから