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転落人生の幕開け

書きながら当時のことを思い出すと、フラッシュバックしてきて、テンションが下がってしまいそうになるのですが、自分がなぜこうして人として落ちていったのか、こうなると人は落ちていってしまうので反面教師として読んでくださっている方へ向けて、そして自分を含め、これから再び立ち上がって人生を立て直す為に頑張っている人達に向けて書いていきたいと思います。

ここより本編

実家から半ば飛び出すような形で、彼女との同棲生活が始まったのですが、半年もしないうちに税金のことなどで首が回らなくなってしまい、消費者金融から借りたお金は約50万円。

手取りが少ない僕にとってはかなりの痛手でした。

ここで僕は、とにかく時給のいいバイトに変え、まずは稼いでお金を返そうと考えました。

地元で高時給なのは、夜の仕事かパチンコ屋ぐらいしかなく、僕はお酒を飲めない体質なので自然とパチンコ屋で働くことに。

ここでまた負のループに陥っていくことになるのですが…

当時の僕は、パチンコをみたことはあったり、ゲームセンターで遊んだことがある程度だったのですが、入社した際に「わからない、しらない」と答えることは許さないというお店の方針で、台についての勉強が始まりました。

少しずつ理解をしていったのですが、自分自身も少し興味が出始めて、一緒に働いてたスタッフが同年代で気軽に誘ってくるので、僕はついにギャンブルに手を染めることに。

その時に、「お金が無い、借金をしている」ということがダサいとか、知られたくないという理由で、断ることが出来なかったということもありますが…

最初のうちは負け額も少しのもので、普通の人達が月の飲みに使ったりする1万円程度だったりしたのですが、昔からなんでも負けず嫌いな僕は「勝てる人がいるのに、俺だけこんなに負け続けるのはおかしい。」という発想になってしまい、心に火がつきました。

自分が働いていたお店に毎日のようにきては、トータルで確実にプラス収支で帰っていく、所謂パチプロがいたのですが、働いている時にちょくちょく話をしていたので、僕はその人に

「休みの日に勝ち方を教えてくれませんか?」

とお願いをすることに。

後日、勝つための知識や、その人が月の平均収支が40万円前後だということを聞き、僕はその方に弟子入りをしノウハウを学んでいきました。

数ヶ月後には仕事をしながらでも、月に10万円ほど勝てるようになっていたので、僕は仕事を辞めそちらの道へ進み始めました。

この時が、この後の「嘘」を重ねていく日々とリンクしていく瞬間でした。

仕事を辞めているにも関わらず、僕は半年位以上そんな生活を続けていて、結果こそついてきていて月に35万円くらいを稼いでいたのですが、仕事をせずにパチンコで生活をしているという後ろめたさから、それを彼女に伝えることが出来ませんでした。

そんな生活をしていたある日のこと、母がいなくなり半年ほど経った時、突然知らない番号から電話がかかってきました。

誰だろう?まさかな?

と思いながら、電話に出ると母の声が聞こえてきました。

僕は怒りなどもなく、連絡がとれてよかったという気持ちでいっぱいでした。

母も謝罪をたくさんしてくれて、現在の状況を伝えてくれたのですが、お金に困っているということを言われ、僕はパチンコ生活で貯めていたお金を渡すことにしました。

予想通りというか、嫌な予感は的中していて、居候をしていた社員の人と一緒にいるということも言われ、その人と話すことに。

謝罪はされなかったのですが、僕の知らない家庭の事情のことをこと細かく話をされ、1度全てを受け入れることにしました。

そしてまた月日が流れ、合計1年ほどパチンコで生活をしていたのですが、再び悪夢のような流れに巻き込まれることとなりました。

その話もまた長くなるので、次回に書いていこうと思います。


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