見出し画像

「さなのばくたん。 -ハロー・マイ・バースデイ」感想日記

2023年3月7日(火)



チネチッタへ

朝、川崎駅到着し友人と合流。現地到着。

来たぜはるばる



で、まずばくたんミュージアムへ。
今年も公式ヌォンタートやフィギア、パネルに37番チケット等見どころ沢山。楽しいね

素敵な公式イラスト

ミュージアム観覧後、タワレコにGO。
予約していたさなコレ3と、サインレシートを無事受け取り完了。
カフェ等で時間を潰し、夕方。いよいよ会場へ。


会場入り

会場ではせんせえ方のフラスタや、毎年恒例のパロディポスターが。
映画チョイスが毎回絶妙で良い。


とんでもない監督名


毎年熱量が凄い
名取もいます

全て周った所で自身の席へ。
開演前のスクリーンには、毎年ある注意喚起映像や、インタビュー盛りだくさんの制作秘話が。
さなぬいの童話風味に、なれ合い禁止と宇宙猫と演出の妙が光る。
後でかいからあげノルマ達成。


宇宙名取


開始前にもコンテンツたっぷりのさなばく、最高か?




開演

して、いよいよ開演。
Bondee風味に彩られた名取衣装に対応した部屋と、キースへリングリスペクトのオープニング。
レッツゴー!!!!という力強い掛け声と共にカウントダウンが始まり、ペンライトを振る手も力強くなるオタク。


美しいシルエット






そしてついに名取が我々の前に。

主役登場

開幕からお誕生日節全開の「メチャ・ハッピー・ショー」が飛び出してきた。
超会議や毎年のさなばくを観てきたから思うのだが、何か今回今まで以上にキレキレのダンス、そして会場への煽りが上手すぎないか??



二連撃

二曲目には「エッビーナースデイ」
最初からエンジン全開じゃん…!!!
イェイイェイ!の部分はライブVerって感じでチョケと嬉しそうな感じが混ざった歌声で、こちらまで嬉しくなる。



怒涛の三曲目

三曲目「happy bite」。えマジ?ニコニコ動画の亡霊オタクは死ぬ。
バックダンサーのうさちゃんせんせえが可愛い。
含みのある歌詞を可愛く歌い踊る名取。イメソン選曲天才?



初っ端からの怒涛のお歌が終わり、毎年恒例のスクリーンとネットコメント弄り。いつもの配信の特別版って感じのこの雰囲気が好きだ…。
うおってる時はピンク、草生えたら緑、悲しい青に怒りの赤と、感情に応じてカラフルかつ意思統一してペンラを振るせんせえ達。コメント欄の具現化って感じ。


会場のボルテージは上がりっぱなし




そしてお誕生日会は森羅万象検索君を絡めた話へと進んで行く。
ずっと追っている人だったら不穏になるワードと共に絶叫し消える名取。
今年は服の暴走では無く、衣装毎の自身がいるパラレルワールド世界へと飛んでしまう。

最初は王の世界。
背景セットもイヤらしい金ピカ装飾となっていて芸コマである。

せんせえ方との協力により無事王を元気付けることに成功する名取。
王は妙な仕事ばかりやっていたが、さなちゃんねる王国民を束ねるためにはああいう仕事に行きつくのかも。

して、新曲「パラレルサーチライト」

ついにお出ましの楽曲


歌詞作曲編曲いよわ、今を生きるオタクならこの文面だけでひっくり返るだろう。
実際事前情報で知った時はぶったまげた。毎回とんでもない人を連れてくるなと。

イントロからアッパーで元気なのに、どこか不穏な曲調。いよわ節。
ただそこに名取の全力ダンスと歌が乗っかってきて、ノリノリにならずにいられない。
ワード一つ一つで今までを振り返りつつ、王との会話を絡めて名取という可能性を示唆してくる。いや~曲を絡めた構成が上手すぎる。




次はキョンシー名取世界線へ。
こちらは本当のキョンシーでは無く、百鬼夜行に混ざったマジ人間。
「王になった名取」を出してきたのに、「キョンシー擬態名取」という角度で出してくるのは采配の妙。
セットもホーンテッドマンションアトラクションのような、可愛く怖い感じに。そしてお前は光るアヘエビ!!

そこから水平思考ゲームへ。
会場だけに答えを見せ、名取と配信勢には見せないという状態で解を出そうという状態。シンプルにバーチャルと現実とネットを繋ぐ企画として出来過ぎている。

答えが長文なので、答えられるんか…?というハラハラ要素や、サンタの正体前提からのガキ呼ばわりなど、いつもの感が覗く場面もチラホラ。

無事解答出来、キョンシー名取なりの答えを得た模様。
そこから「全部ホントで全部ウソ」の歌唱。

ここで来るかナナヲ曲

ナナヲアカリ曲を持ってくるの、なるほどね~~~~~という。
曲調は明るいし、悩みの影を落としていながらもハッピーな解決というこれまた最強にマッチした楽曲。
後ダンスがちょっとポップでセクシーな感じで、名取の新しい一面が見れた。こういう所も織り込み済みなのかい…?



そんでお次は制服名取世界線。
こちらは先程と変わって「学校に通えている」名取。
本家名取がしきりに羨ましいや、通学出来ていることを良かった旨をこぼしているのが涙腺を誘う。

一方で制服名取はアホアホの模様。こういう緩急凄いな。
今回は事前アンケートを絡めたもの。
毎度のことながら大喜利大会でい!といった感じの解答群。
大事MANは声出た。

ただ徐々に本質的解答と共に救われていく制服名取。
そこからの「モンダイナイトリッパー!」

来たぞ神曲


MVを擦り切れる程観ているオタクなのだが、ダンス付きな上に文脈乗りまくりで、知ってる曲なのに新しい一面を垣間見た。
てかサビのダンス良過ぎない?

後制服名取はアホアホだけど元気いっぱいなので、曲に出てくる国や地域に修学旅行だったりで赴いたりするのかなって。



色々あったが無事戻ってこれた名取。
重大発表にてオンラインイベント開催!
毎度発表があるって、凄いことですよホントに。

こういう機会だから、と感謝の言葉も。
5年、5年か~。
でっかいラブは双方に届いています。




でこっからですよ。
ちゃんと自分の世界に帰ってきたはずなのに誰かいる様子。
そこには名取■奈さんが。

して彼女の発言に対し、名取さなの発言。
彼女への感想が否定や空想や別人でもなく、本当はこう思っているといった内容を吐露したのは心底驚いた。ついぞこの問題を直球でやるのかと。

偽り、本当。
悩む問題に対し、パラレルの自身を救ってきたことが巡り廻って救いとなる。


最後の楽曲「ゆびきりを伝えて」

二人の名取が織り成す画は美しくて、儚くて、終わってしまいそうな雰囲気が纏う。歌声の違いが水平思考の「喜ばす嘘」を想起させる。

そして一つになる名取。
許し、肯定。パラレル、偽りと本当。
5年という歳月と歩んできたもの、全てをひっくるめて歌い上げた一曲だった。



アンコールは無い。
名取の生み出したいろりちゃんが〆をすることでばくたんは幕を下ろした。





終了後。
自身が受けた衝撃を大事にしたい、文章に残しておきたい。
という理由で友人とは感想戦をせずに帰宅。





感想

観覧し終わった感想だが、全体を通して構成に無駄が無さ過ぎて怖いぐらいだと思った。
上記でも言及したが、バーチャルとリアルとインターネットを絡めるのが上手すぎだし、名取さなの終わりとこれからの提示が素晴らしすぎた。

「私がどんな人になっても」「鏡とクローゼットの間」
ダイレクトな苦悩を出してくる名取。
エンターテイメントを大事にしている人にとって、今回のテーマに踏み切るのに葛藤が一つや二つでなかったと思うのは、考えすぎでは無いと思う。

選曲全体も嘘と本当の狭間で、いかに答えを出すか。というのが徹底されていた。そこにパラレルという可能性の示唆を加えることで、深みと納得感があった。




名取さなの誕生日と五年。
祝えてよかった。追っててよかった。これからも見ていきたいと思えた。

ダークな部分を全力で出してきたことで、動揺はしたものの、最高のお誕生日であることには変わりなかった。
まさしく「さなのばくたん」と呼ぶに相応しい内容だったと思う。




最後に

彼女は多分これからも悩むだろうし、ダジャレは言うし、おふざけやイタズラにプロレスと忙しいだろう。
そういった苦悩も楽しさも、受け止めながらこれからも追っていきたい。


全ての名取にありがとう。
ハッピーバースデー名取さな。

終わり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?