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歌は国境を超える

ganasサポーターズクラブ
(サポーター:高柳喜代子さん)

ミャンマーにルーツを持つ歌手 Yuzuna Singerさんのライブを聴いてきた。

彼女は日本人の母とミャンマー人の父を持ち、ミャンマーと日本の架け橋を目指すアーティストだ。

昨年、Kiroroの「未来へ」ミャンマー語Ver.で歌手デビューし、Kiroroの金城さんの書き下ろしによる2ndシングル「この地球(ほし)の片隅で」をリリースしたばかり。

ライブハウスでの生の歌声には、かなり心揺さぶられるものがあった。

昨日の投稿で「人生はからくりに満ちている」と書いたが、この言葉は、私の大好きな星野道夫の『旅をする木』の一節だ。

「人生はからくりに満ちている。日々の暮らしの中で、無数の人々とすれ違いながら、私たちは出会うことがない。その根源的な悲しみは、言いかえれば、人と人とが出会う限りない不思議さに通じている」

広大な宇宙の片隅に、ひっそりと存在している地球。

その小さな星に住む、ボーダーを超えた友人との出会い、

志を同じくする仲間との出会い、

家族、友人、大切な人たちとの出会い。

この星の上に限りない「出会い」という奇跡がある。

音楽に国境はない。人種や宗教の違いも、そして言語の壁も超えて、私たちをボーダーレスな世界へ導いてくれる。

ミャンマー支援のためのチャリティーライブにも真剣に取り組むyuzunaさん。その力強いヴォーカルは、きっと、希望を失いがちなミャンマーの人々の心を明るく照らし、絆を思い出させてくれるはずだ。

ライブ配信が終了した後、彼女は会場に来た人たちのためにビルマ語の歌を丁寧に歌った。歌詞の意味はもちろん分からない。けれど、私はその曲を聴きながら、写真でしか見たことがないミャンマーの美しい農村風景や、人々の素朴な笑顔を心に思い浮かべた。

4年前にミャンマー英語のプロジェクトを立ち上げてから、物事を別の視点、別の角度から見られるようになった。英語を話す機会を得るためにこのプログラムに参加した人も、恐らくそうだと思う。

それまで私にとってのミャンマーは、アジアのたくさんある国の一つに過ぎなかった。少数民族同士の争いも、ロヒンギャの問題も、どこか知らない遠い国で起こったことでしかなかった。

それが今や、新聞やテレビでミャンマー関連の報道があるたび、情報を共有したり、共に憂いたり、喜んだりするようになり、世界とのつながりを身近に感じる。

この国境を越えた関わりは、間違いなく私の人生を、とてもいい意味で深めてくれている。英語を学ぶだけでなく、ボーダーレスの複眼的な視点を持てる、そんな活動を続けられていることに心から感謝。

yuzunaさんの素敵な歌声はこちらから。ぜひフルコーラス聴いてください。

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※目標17日連続投稿、今日は4日目
※続けられるのか、相当自信ない・・・
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