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公認会計士・税理士としていろんな会社をみてきて経費や仕入が妥当と判断すべき3つの視点

こんにちわ、皆様と一緒に成長していく公認会計士・税理士のガッツです。

以前、「安易な経費削減は禁物です」というお話をさせていただきました。

意味のない経費は削るべきとは思います、だけど、必要な経費や仕入は行うべきというのが僕に限らず、まっとうな経営者ならご納得いただけると思います(そこが崩れている経営者はどこか厳しいのかなあと)。

いろいろ考えてみて、結局、経費が妥当であるって、この3つの視点のバランスなのだと思いました。

その1:必要性

その2:収益獲得貢献性

その3:納得感

例として、

■交際費
・人と会って話をしないと営業できない⇒必要性
・人と会って関係性を築き仕事をいただける⇒収益獲得貢献性
・会食費が明らかに世間の相場とずれてない、会食費に見合う満足感がある⇒納得感

■研修費
・ノウハウもブラッシュアップしないと陳腐化する⇒必要性
・得たノウハウで新たな商材にいかす⇒収益獲得貢献性
・ノウハウに支払う対価がきっと収益獲得に貢献できている⇒納得感

■作業の外部委託
・苦手な作業に時間を取られて、肝心な活動ができない、手が足りない⇒必要性
・外部委託したことでねん出された時間で新たな仕事を獲得⇒収益獲得貢献性
・外部委託がよりサービス向上につながってたり、別の活動時間ねん出に貢献している⇒納得感

3つほど経費を出して、3つの視点に当てはめてみましたが、この経費を減らすべき(出すべきか)かを考えるとき、この3つの視点に当てはめて考えたらどうなのかなあと思います。

大企業では相応の支出をする際は稟議書を起案しますが、上記3つの視点をどれだけ端的に書けるか、説明できるかがポイントなのだと思います。

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