その気づきと声かけに救われた
5月に夫と東京へ観光に行った。
東京に行くのは初めてで人の多さに驚いた。
駅はもちろん、電車の中も人がいっぱいだった。
この時私は妊娠5ヶ月で、お腹は目立たなかったが、やはり体の変化はあって、とても疲れやすかった。
バッグにマタニティマークを付けていたが、電車に乗っている人たちはスマホに夢中。
このマークに気づくはずがない。
自分で声をかけて譲ってもらおうと思ったが、電車にも乗り慣れてないし、怖くてそれが出来なかった。
まあ、仕方ない。あと少しだし我慢しようと思ってたら、近くに座っていた女性が声をかけてくれた。
「ごめんなさい。気づかなくて、こっちの席どうぞ。」と言ってくれた。
その気づきと声かけが嬉しくて涙が出そうになった。
しかし、その女性は年配の方だった。
本当にありがたかったが、年配の方に席を譲ってもらうのは心が痛くて、
「ありがとうございます。あと一駅なので大丈夫ですよ。」と言って断った。
こういう時、言葉に甘えるべきなのか‥‥
自分のこの行動が、女性の優しさを踏みにじってしまったのではないか、と考えてしまう。
見た目だけで判断してはいけないないけど、周りにはもっと若い子がたくさん座っていた。
もしその子たちが声をかけてくれていたら、きっと言葉に甘えていただろう。
スマホに夢中になってしまう気持ちは分かる。
今はスマホでなんでもできるから。
SNSはもちろん、読書やゲームだってチョチョイのちょい。
でも、少しだけでいい。
周りに目を向けてやって欲しい。
特に、若い子!元気な子!
あなたの気づきと勇気がきっと誰かを救うから。
いい行いは、いつか必ず自分に返ってくる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?