それって差別?
日本で黒人差別反対デモに参加をしている黒人とのハーフの日本人女性が小学校低学年の時クラスで似顔絵を書く際に、肌色のクレヨンを使おうとしたら、同級生から君の肌はこの色ではない、と言われたエピソードを自身の差別体験として語っていた。その女性が白人とのハーフだったら、彼女は差別と捉えたのだろうか。あるいは我々がアフリカに暮らし、黒の強い「肌色」のクレヨンを手にとって自身を描こうとして誰かから指摘された話は差別運動参加のきっかけとして共感を得られるだろうか。
差別との戦いは自身が持つ不合理な劣等感に対する克服への取り組みでもある。