なんとかなるよ大丈夫#9 ココロとコトバ
大切にするのは、
○匿名性
○だれも傷つかないこと
○考えを押し付けないこと
○自分たちのなかにある、『患者さん』や『患者さんを支える人』のイメージに囚われないこと
……………
今回お話をしてくださったのは、骨肉腫を経験された「わたし」さん。
骨肉腫という病名は聞いたことあるけど、なんだろう?と思った方もいるのではないでしょうか。
骨肉腫は「骨にできるがん」の一種のことです。
当時、24歳だった「わたし」の『ココロとコトバ』をご紹介します。
Q.あなたが言われて救われた(嬉しかった)、または自分にかけてあげたい言葉はありますか?
言った人
自分にかけてあげたいコトバです。
実際の言葉
「なんとかなるよ、大丈夫。」
行き詰まったときや、落胆してるときにかけてほしかったです。
『シンドイ』の渦中にいるときは、何事も必要以上に悪く考えすぎてしまいがち。
考えてもどうにもならないときには、一度考えるのをやめて一息つくことも必要ですよね。
当時のわたしに、そして母にも届けたい言葉です。
わたしと同じような立場で、闘病している人や周りの人にとっても救われるコトバではないかな?と思います。
Q.あなたが言われて傷ついた、
言われたらショックだったと思う言葉はありますか?
誰が言った?
高校の同級生
実際に言われた言葉
「いつまでも後ろ向きなあなたが悪い。」
LINEで世間話をしている時に言われました。
今思えば、当時のわたしは言い訳ばかりだったのかもしれません。
ネガティブな思考に囚われていました。
ですが実際、闘病に加えて障がいが残ったことで “困っていること” “うまくいかないこと”
がたくさんあったのも事実
相手は、親しいと思っていた友人です。
親しい友人でも理解してもらえないのだな…。という切ない気持ちが漠然と湧き上がりました。
Q.あなたが言ってしまって後悔した言葉はありますか?
誰に言った?
しっかりと覚えてませんが…
色々な場面でたびたび言っていたと思います。
実際に何と言ってしまった?
「私は欠陥品だから…」
闘病後、障害が残りました。
自分の変化をまだ受け入れきれてなかったときこのコトバを使っていました。
これまで考えるまでもなく、当たり前にできていた日常生活。
それなのに、できない。難しい。と感じるものごとが増えました。
上手くいかない。
そんなとき自身を揶揄するようにこのコトバを発します。
そのときは、自虐することで自分の感情を落ち着かせていたのだと思います…。
しかし、元気になった今振り返ると良くない言い回しだったと心から悔やんでいます。
それを発した自分自身も、聞いた人も、悲しくなりますね…
……
今回の「わたし」さんは24歳でがんが見つかりました。
この企画を運営している「わたし」ことrinataも同じく24歳で告知を受けたため、非常に思うことが多かったです。
…
今回のわたしさん、ココロを支えた芸術についてもお話してくださっています。ぜひご覧ください。
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