「六年生ありがとう」のメッセージ
6送会のシーズンです。
勤務校でも先日行われました。
各学年、各クラスが映像を作成して、それを各教室で視聴するという形で実施しました。
それぞれ感謝の気持ちを表した発表でした。
それと並行して、
「六年生ありがとう!」
という廊下掲示がありました。
あれって必要なのかな?と思って、学級で子どもたちに尋ねてみました。(5年生です)
「みんな来年六年生になるけど、あのメッセージ欲しい?」
ほぼ全員が、「嬉しいのは嬉しいけど、別になくていい」という考えでした。
もう少し掘り下げてみると、これまでの経験で、
『書かないといけないから仕方なく書いてきた。』
ということがあったようです。
形だけで、想いを込めて書いたわけではない子たちにとっては、もらったとしても喜びは少ないのかもしれません。
とはいうものの、作らなければいけないという状況もあります。
まさに、今回はその状態でした。
そこで、今回実施したのは、
15分で完了する掲示
です。
具体的に書いていきます。
まず、Canvaでメッセージカードのテンプレートを作ります。
今回は児童にお願いして作ってもらいました。
この時点で、かけた時間はゼロです。
それにメッセージを入力してもらいます。
朝の時間や授業の隙間時間などを利用して書いてもらいました。
教員のかける時間としてはゼロです。
その後、相互評価をしてもらいます。
誤字脱字はないか。
書いていない友達はいないか。
イラストは適切か。
配色は見やすいか。
など。
このチェックはなかなか有効です。
教員のかける時間としてはゼロです。
全員が入力できたら、チェックします。
ここで初めて必要な時間が生まれます。
3分ほどあればチェックはできます。(相互評価が効いていたらここもカットできますが、一応チェックします)
チェックが終わると印刷です。
現在のCanvaの仕様上、まずはPDF等に書き出す必要がありますので、それで2分ほど使います。
そして、それを印刷します。
今回の廊下掲示は、4人分をA41枚にして印刷しました。
3分ほどはかかりますね。(現在の業務にかけた時間8分)
印刷が出来たらいよいよ掲示です。
画鋲を用意して、掲示板に向かいます。
そして、貼っていきます。
7分ほどあれば、学級全員分を貼り終えることは十分可能です。(今回は4人で1枚だったので、10枚以下)
このような掲示の仕方で、6年生へのメッセージを行いました。
他の学年がどの程度時間をかけているかは分かりませんが、15分では難しいと思います。
そもそもメッセージカードを選び、印刷し、カットし、配布し、回収するだけで15分はかかりそうです。
そこに花束に見立てた飾りや「6年生ありがとう」といった題名のようなものもあります。
正直自分にはできないクオリティなので、すごいなぁと感心するばかりです。
あれを自分が作ろうと思うと、少なくとも1時間はかかります。
温かみや心のこもった掲示も素晴らしいですが、私は(私の学年は)今回Canvaでの掲示を実践してみました。
「別になくていい」と思っている子たちもいるけれど、揃えてやらなければいけない場合には、効率よく掲示する方法を考えるのがいいかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。