【学級通信】赤ちゃんがハイハイできる
これはなんでしょう?
①アメリカ生まれ
②ねずみ
③シンデレラ
もう分かりましたか?
東京ディズニーランドです。
ディズニーランドの創始者は、「ウォルト・ディズニー」です。
ウォルト・ディズニーが、ディズニーランドを作るときに一番大事にした考えがこれです。
お客様に夢と感動をプレゼントする。
その結果、東京ディズニーリゾートは昨年1年間で3000万人を超える来場者が訪れる大人気テーマパークになりました。
そのため、たくさんの従業員(キャスト)の人が働いています。
日によって差はありますが、約1万人ものキャストが働いているそうです。
さて、そんなディズニーリゾートがお客様に夢と感動を与えるために大切にしていることがあります。
それは、
そうじ
です。
「カストーディアル」と呼ばれるそうじ係の人たちが夢と感動をプレゼントするためにゴミひとつない、きれいな場所を目指してそうじをしているのです。
ゴミが投げ捨てられたとしてもすぐにきれいにそうじをする人がいるのです。
「カストーディアル」には、「ナイト・カストーディアル」と呼ばれる人たちがいます。
その名の通り、夜にそうじをする人たちです。
夜中12時から朝7時まで、広い園内を隅々までそうじするのです。
そんな「ナイト・カストーディアル」には具体的なそうじの目標があります。
赤ちゃんがハイハイしても大丈夫なくらいキレイにする
それだけ徹底して床を水洗いするのです。
でも、真夜中に掃除をするのは寂しくて嫌になるときもあるそうです。
「嫌だなぁ」「やめたいなぁ」と思った、あるナイト・カストーディアルの人がアメリカのディズニーランドにそうじの勉強に行きました。
その人がびっくりしたことがあります。
なんとトイレの一つ一つに名前をつけて、愛情をこめてそうじをしていたのです。
名前を呼んで話しかけながら便器を磨く姿に感動して、その人は日本に帰ってきてから同じように話しかけながら楽しく仕事を続けたそうです。
ディズニーリゾートの夢と感動の裏にはそうじがあったのです。
そうじは物を大切にする活動です。
物を大切にできる子は友達も大切にすることができると聞いたことがあります。
だから、そうじのできる子は信頼できるなと思うし、人からも好かれるようになっていくのではないかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。