【学級通信】1台の自転車から学んだ記名の大切さ
以前の学級通信からです。
最近、自転車で学校に通勤しています。
その自転車を〇〇の駐輪場にとめます。
いつもとめる所の近くに1週間ほど前から、1台の自転車がとまっていました。
名前をみると、以前担任した子で現在高校生の子の名前が書かれています。
高校は〇〇なので、「こんなところに置いてあるのはおかしいなぁ。」と思っていましたが、そのままにしていました。
3日ほどたっても同じ場所にとめられています。
鍵もかかっていません。
これは、自転車を盗まれてここに放置されているのかもしれないと思いました。
先日、学校の帰りにその子のお宅に伺いました。
お母さんが出てこられて、自転車が〇〇のところにあることを伝えたら、「駅でとられたんです。見つかってよかった!」と喜んでおられました。
そのままお母さんと少し話をしました。
高校で勉強をすごく頑張っていること、部活も続けていること、アルバイトを始めたこと、よく遊んでいること(笑)、とにかく元気に頑張っているのが分かって嬉しくなりました。
小学校の時の国語の授業のことを今でもたまに話しているようで、それを聞いてさらに嬉しくなりました。
卒業生が頑張っていることを聞くことができた喜びと同時に、名前を書くことの大切さを改めて感じた出来事でした。
名前を書いていたら、なくなっても自分のところに戻ってくることがあります。
最近教室では、少しずつ持ち主不明の落し物があることがあります。
4月にはすべてに名前が書かれていたのに、新しい鉛筆や新しい消しゴムになったときに記名をしないまま持ってきているのが理由だと思います。
名前を書くことは、物を大切にすることにもつながります。
持ち物に名前を書いて、物を大切に使っていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。