黄金の3日間
黄金の3日間について書きます。
この言葉は、もともと向山洋一先生が示された言葉です。
これが今、言葉だけが一人歩きしていて、解釈の仕方が様々になっているのを私も感じます。
「黄金の3日間なんてない。年間で考えないと。」とか「3日間頑張ったらうまくいくんでしょ?」とか「最初の3日間はどんな指導も入るから厳しくしよう。」とか。
そうではないということと、自分なりの解釈を書きたいと思います。
まず「黄金の3日間」を定義するとしたら、
1年間を走り抜けるための指針を示し、システムを構築していく時期
だと思っています。
「厳しく締め付ける」とか「最初にガンガン引っ張っていく」というのは、本質ではないはずです。
どの子も新年度になり、「頑張ろう!」と思っているのではないでしょうか。
そんな時に、担任に名前を呼んで認められたり、褒められたりするといい気分になります。
また、クラス替えもある場合は、多少の緊張感がプラスされます。
そんな時に聞く担任の語りは、それ以降よりも心に響きやすいのではないでしょうか。
心に響くまではいかないにしても、「指導が入りやすい」状態ではある気がします。
1年間のシステムや指針を示す絶好の時期ではあります。
細かいことややるべきことはありますが、まずは
笑顔で
ご機嫌に
子どもたちの前に立つことが第一です。
そして、「1年間を走り抜けるための指針を示し、システムを構築していく」ことが出来ればいいですね。
構築というのは、完成する必要はありません。
担任の先生の中でブレるのはよくありませんが、少しずつ構築していければいいと思います。
指針についても、折に触れ振り返ることができるような、シンプルでわかりやすいものの方が良いでしょう。
本校は明日が始業式です。
黄金の3日間の初日を迎えます。
笑顔で上機嫌に過ごしていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。