薄皮を一枚ずつ剥がすように
『黄金の3日間』という言葉があります。
向山洋一先生の言葉です。
私は教職14年目を迎えました。
これまで『黄金の3日間』を大切にしてきましたし、その大切さや子どもたちの素直さを実感してきました。
『黄金の3日間』については、以下の記事に少し書いています。
ですから、
『黄金の3日間』はある!
と言えます。
しかし、今年は少し違いました。
・教室から自然とフラッと出ていく子
・離席する子
・なかなか注目できない子
がたくさんいる状態でした。
もちろん、私の技術の無さもあるかもしれません。
これまでの知識や経験がまったく通用しないのです。
そこで今年は、次のように考えました。
薄皮を一枚ずつ剥がすように
関わっていこうと。
昨年度からの流れで、初日から飛び出したり、暴れたり、離席したりするのが普通の子たちにとって『黄金の3日間』で、
指針を示してもそれほど効果はなく、システムを構築することも難しい
ことがあります。
もちろん、全体の流れを優先していくことは大前提として、個別の対応については、
薄皮を一枚ずつ剥がすように
やっていきます。
これまでの学校生活で、その子たちが何枚も何枚も重ねてきた心の皮を少しずつ剥がしていくことができればいいなぁと思います。
その為には、『黄金の3日間』でよく例として挙げられているようなことが大切です。
・褒める
・ルール
・授業を楽しく
などです。
ただ、それらを
弛まず、焦らず、怠らず
に続けていこうと思います。(古舘良純先生のお話で知りました。)
それが、薄皮を剥がしていくことにつながると信じています。
少しずつ、少しずつ、謙虚に誠実に子どもたちと接していきたいです。
まずは全体を作り上げていく時期ですので、引っ張られすぎないようにもしていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。