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Lisfranc損傷の内固定術後は抜釘したほうがよい (Sroka O, J Orthop Trauma. 2025.)
Lisfrac損傷の内固定は抜釘するかどうか悩ましいです。インプラントが破綻することも稀ならずありますし。
本研究はインプラントを抜去するほうがよいよ。という論文になります。
概要
Lisfranc関節損傷に対する観血的整復内固定術(ORIF)後のインプラント抜去の効果を検討した後ろ向きコホート研究です。
2002年から2023年にかけて、レベル1外傷センターで単独のLisfranc損傷に対してORIFを施行され、術後6ヶ月までPROMIS PFおよびPIスコアで追跡可能であった107足を対象としました。ORIF以外の初期治療を受けた症例やインプラント抜去前に二次的手術介入を受けた症例は除外されました。
対象となった107足のうち、77足がインプラント抜去を受け、30足が非抜去群でした。
インプラント抜去は初回手術から平均4.43ヶ月後に施行されました。抜去群では術後6週の時点でPFスコアが39.7から45.9へと有意に改善し(p<0.001)、PIスコアは56.5から53.9へと改善傾向を示しましたが、統計学的有意差は認められませんでした(p=0.24)。非抜去群と比較すると、抜去群はPF、PIスコアともに有意な改善を示しました。
本研究により、Lisfranc関節損傷に対するORIF後のインプラント抜去は、術後早期の段階で身体機能の有意な改善をもたらすことが示されました。
論文の詳細と管理人のコメント
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