はじめに
子どもの貧困対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案について
NHKから国民を守る党浜田聡参議院議員の依頼により調査いたしましたのでその内容を公開します。
なお、以下のように呼ぶことにします。
・子どもの貧困対策の推進に関する法律→子どもの貧困対策法
・子どもの貧困対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案
→(この)法案
この法案の概要
少々複雑なので、衆議院の地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会ニュースから引用します。
まとめます。この法案は
などのため子どもの貧困対策法を改正するものです。
結論(筆者の賛否)
結論から申し上げると、私はこの法案に反対です。
この法案には、後から詳しく説明する通り多くの問題点があり、特に浜田聡参議院議員などが指摘する懸念点(後述) は確かに問題であるとわかったためです。
【参考】子どもの貧困対策法とは
多くの方は改正される子どもの貧困対策法について詳しくないかと思われますので、子どもの貧困対策法がどういう法律であるのかをまとめました。なお、十分ご存じの方は本法案の基本データまで読み飛ばしていただいても構いません。
子どもの貧困対策法の概要
子どもの貧困対策法の概要はその第1条から明らかになります。
【大目標】子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう
【中目標】
全ての子どもが心身ともに健やかに育成され
教育の機会均等が保障され
子ども一人一人が夢や希望を持つことができるようにするため、
【前提】児童の権利に関する条約の精神にのっとり
【手段】 子どもの貧困対策に関し
基本理念を定め、
国等の責務を明らかにし、
子どもの貧困対策の基本となる事項を定めることにより
【小目標】子どもの貧困対策を総合的に推進すること
という構造と言えます。
子どもの貧困対策法成立の経緯
他の資料と合わせると
・議員立法であること、
・政党同士の国会の議事録に残らない形での協議で成立した妥協の産物であることがわかります。
法案の基本データ
提出されてから2日とかなり速く、衆議院を通過したことがわかります。
本法案の内容・問題点
法律案要綱から内容を詳しく見ていきます。
「なんで名前を変えなきゃいけないんだろう」と思い、検索してみるとこんな記事が出てきました。
という記述に怪しさをビンビンに感じてしまいました。調べてみましょう。
公益財団法人あすのば
あーやっぱり という感じ。
大和証券も応援しているようです。
ちなみに小河光治氏は2017年から内閣府「休眠預金等活用審議会」専門委員主査を務めています。
休眠預金制度は
など多くの問題点が指摘されています。
こどもの貧困問題に取り組む5団体
あすのばのHPによると
公益財団法人あすのば
認定特定非営利活動法人キッズドア、
特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ、
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、
認定特定非営利活動法人Learning for All
お馴染みの公金チューチュー団体が現れました。
ここではこれら団体のヤバさは割愛します。
こどもが多様な体験の機会を得られないこと
これってフローレンスみたいな団体向けではと思いました。
また、調べてみると
などとまた同じような団体が並んでいます。
このこどもの定義はなかなかやばいのです。
などを参考にしていただければ問題だとわかると思います。
というのは先程RTで出てきてましたが暇空氏の
という懸念に直結するのではないでしょうか?
また、
で、理解を深めるといえばLGBT理解増進法では
と自民の中でも意見が割れ日本保守党結党のきっかけになったのでした。
さらに社会的な取組として推進というのは結局のところ WBPCや怪しげNPO 法人などの「公金とかいろいろチューチュー団体」がは蔓延るばかりなのではないでしょうか?
ひとり親世帯の養育費受領率と聞くと、そもそも全体的に養育費の支払い、受領の割合は低いと言わざるをえないのですが、他に
という女性側の問題も想起します。しかし、どうやら対策する相手は異なるかもしれません。例えば、女性版骨太の方針2023などにも盛り込まれてます。男女共同参画会議が男性差別的な政策を進めてきたことを考えれば懸念です。
下ファイル参考
法律を作る時に、 学識経験者に意見を聞くようにな項目を入れることはよくあることです。有識者会議ってやつです。公平公正で 専門的な知識を活用したな行政が期待でき「良い」のだそうです。(責任逃れ、イタコ芸では?)
しかしこの並びだと
貧困の状況にあるこども及びその家族→怪しい活動家本人、怪しい活動家の子ども
学識経験者→怪しい活動家な学者 (「人文学者」、「社会学者」、「ジェンダー『学』者」、謎の白衣を着た人etc)
こどもの貧困の解消に向けた対策に係る活動を行う民間の団体→公金チューチュー団体(勿論、怪しい活動家の団体)
その他の関係者→やっぱり怪しい活動家
ってことになりかねません。相当警戒しなければならないと思います。
一つの法律で何でもかんでもやり過ぎじゃないですか(笑)
できるだけ、こども家庭庁の職権を増やそうという熱い心()
が伝わります。
今回の法案で最も問題のある部分です。
「財政上の措置」というのは言うまでもなく公金チューチュー
の新スキームを作ることに繋がります。また、
これらの懸念はまさに当たっていると思います。
この「その他の必要な施策」は仮に始めは少なかったとしても どんどん増えていくものと考える方がよいでしょう。 政府の仕事というのは どんどん増えていくものなのです。
言うまでもなくこれらの政策でもガンガン公金チューチュー団体が「活躍」
するでしょう。
法案
国会での審議
国会での審議は以下の通りです。何も実質的な議論はありませんでした。
なお、会議録は、現在作成中とのこと。
附帯決議は以下の通り
になりましたが、正直今までの問題点に答えたものとは言えないでしょう。
まとめ
以上から私はこの法案に反対です。