量子化学 基本の考え方16章_本紹介_量子力学初学にお薦め
最近、量子力学の本が、書店でたくさん見られるようになりました。
量子コンピューターが話題になり、「量子」に興味を持たれる方が増えると見込まれたのでしょう。
この本は、太陽から放射される電磁波の強度について、古典論の式で表せなかった周波数領域が、プランクの仮説、
電磁波エネルギー(最小単位)E=hν
でうまく説明できることから、お話しが始まります。
化学ですので、そこから原子・分子のお話しに入ります。
太陽の電磁波も、原子・分子も、どちらも、量子力学で説明がされます。
量子力学を学ぶ時に、最初に、量子化学を学ぶのは、手順としてよいのではないかと思います。
「量子化学」と銘打った本は、「量子力学」のそれよりも、初学には、とっつき易いのではないかということです。
見渡しますと、量子化学の本はこんなにも沢山あるのですね、という印象を持ちました。
ご自身に合った本をまず手に取られることを、お薦めいたします。