見出し画像

雨水タンクの選定_DIYトイレのロータンク給水

 四国化成製雨水タンク(500L)からトイレのロータンク(TOTO製 S517B)への給水です。

 購入の決め手は、奥行きがスリム(400mm)で外見がよいためです。
当時、横並びで調べましたが、個人的に本製品の外見が突出して良いと思いました。

 四国化成製雨水タンク(500L)(型番レインキーパーP1A500SC)(アンカー式)は、2020年当時で約19万円でした。


 
 125Lタンクが4個積み上げられています。
 付属品は、樋から雨水タンクへ通水するための部品一式や設置のための部品一式です。 

 完成時のサイズは、幅1250×奥行400×高さ2000mmです。

 足元の固定は、埋め込み式とアンカー式があります。各々、別の型番ですので購入時に注文を間違えないように気を付けてください。

 ロータンクはTOTO製S517Bです。
すでに生産中止品ですが、ロータンクがボールタップ設置用の穴を2つ持つタイプであれば、今回工事の内容が適用できます。


 正直なところ、一般家庭トイレ用途として、500Lは小さいです。
出来るならば、最低1000L、可能ならば2000L欲しいところだと思います。
 もちろん、2000Lを満タンに出来る屋根面積も必要です。


 雨水タンクを選定するときの考え方としては、次の3項目があると思います。

(1)必要な容量

   雨水タンク容量は、シミュレーションで得られる雨水を確認してから
  決定したほうがよいです。

   必要な条件として、屋根面積、トイレ給水量です。
   既存のトイレに設置するならば、屋根面積とトイレ給水量は決定条件
  となるでしょう。
   新築のトイレに設置するならば、条件の幅はさらに広がるでしょう。

(2)価格と償却

   今回の雨水タンク500L設置で、水道代の節約は、約220円/月目算と少
  ないです。
   残念ながら、償却はできないでしょう。

   非常用途あるいは雨水活用の一環として割り切りましょう。

(3)使用方法

    3つの項目があると思います。

    ①外観_見た目
      この項目は意外でしょうか?
     真っ先に気にする方のほうが多いのではないかと思われます。

    ②給水方式
      今回は、水道水も使用して、ロータンクへ給水しました。
     水道水も使用することで、雨水が不足したときに困らないシステ
     ムです。

      完全に雨水のみにするシステムは、もっと大きな雨水タンクと
     屋根面積が必要になります。

     ③動力の有無
      無動力にしましたので、ロータンクの高さ以下になる雨水タ
     ンクの蓄雨は利用できません。
      このため、今回のシステムは、雨水タンク容量の半分250Lだけ
     がロータンクへ給水できます。
      残りの半分250Lは無動力でロータンクへ給水できないのが欠点
     と言えるでしょう。

      利点は、停電時も使用できることです。
      また、一般のロータンク用のボールタップを使用できましたの
     で、給水システム部分は、ほぼ無保守が可能となります。
      ボールタップが故障せず信頼性が高いのは、皆さんご存じでは
     ないでしょうか。
      これも利点です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?