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人喰いの大鷲トリコから考える「優しい目を思い出させる」仕組み

はい。こんにちは。ちゃんこです。
ゲーム実況チャンネル、ゲーミングちゃんこにて実況しました「人喰いの大鷲トリコ」というゲームに関しての感想をつらつらかいていきます。

まず、「人喰いの大鷲トリコ」というゲームは

少年と巨獣が紡ぐ、新たなる神話
数々のゲーム賞を受賞し、今なお世界中のユーザーから愛され続けるPS2を代表する作品『ICO』、『ワンダと巨像』を手がけたゲームデザイナー・上田文人氏による最新作。
プレイヤーは少年となり、人喰いと恐れられる大鷲のトリコと共に、忘れ去られた巨大遺跡を冒険する。本来であれば共に行動するはずのない少年と巨獣が、幾多の苦難を乗り越えて絆を深めていくアクションアドベンチャー。

PSストア
https://www.playstation.com/ja-jp/games/the-last-guardian/)より引用

まず、このゲームは架空の生き物に命を吹きこんだ作品でした。
鳥のような毛並みと嘴、犬や猫のような尻尾、猫のような動き等…。
様々な生き物の動きや特徴が組み合わさってできたのがトリコです。
こんなにも様々な生き物の特徴が組み合わさっているのにも関わらず、気持ち悪さがないです。プレイをしていて違和感が全くなく、 1つの「命」を感じることができました。
例えば動物にありがちな「ジッ…」と主人公を見つめるこのシーン

このようにどこを見ているか分からない感じとか、プレイヤーの思うように動かすことが出来ない感じはまさに動物と接している感覚になりました。
この相手の行動を待っている感じが、たまらなく愛おしい時間で、本物の命に触れている時間でした。
この時間を共にしたプレイヤーの中で、トリコの事が大好きな人はずっとトリコを好きで、ずっと動画を見たり、二次創作をしたりしているんでしょうね。私も未だにトリコの動画を見かけるとつい見てしまいます。

そしてこの作品における重要なシステムが、一人ではなく一緒に乗り越えるゲーム性です。
これは上田文人さんのゲーム全てに言えますが、プレイヤー一人では絶対にできないゲームで、同行者(NPC)の存在が無ければクリアは不可能です。
例えば、「ICO」の時はヨルダが扉を開けることで敵を一掃し、「ワンダと巨像」ではアグロが走ってくれることで巨像を倒すことができます。
そして本作、「人喰いの大鷲トリコ」ではトリコが主人公をキャッチしてくれることで次に進めるという箇所が沢山あります。

また、このほかにも敵である「ヨロイ」を倒してくれたり、主人公を咥えて高いところに飛んでくれたりなど、上田文人さんの作品の中で、助けてもらう場面が多かったです。このような場面の連続は、トリコへの愛や、信頼、家族のような存在を感じさせるものがありました。
だからこそ最後、自分自身の手でコントローラーを操作して、トリコを追い払うとき、辛くて大号泣しました。
今までトリコを近くに呼ぶために使っていたコマンド。それを追い返すために使うのはとても悲しかったですが、命の重さや儚さに触れるという意味ではとても良いシーンでした。

最後に印象的だったのはトリコの目です。
人喰いの大鷲トリコがなぜここまで全世界で人気なのか。
助け合う関係だから
命として存在しているから
沢山の理由があると思います。
その中でも私はトリコの目。これだと思います。

最終回より

日本人には表情を目にもっていく文化がありますが、これはまさにその目に注目した作品だったと思います。
トリコが怖いときは赤く光り、ご飯など興味深そうなものを見つめるときは黄色く光ります。
こうした目に表情を付けることでプレイヤーはトリコに自然と目に視線が行くようになる仕掛けがあり、そこに命を感じられたと思います。
この目による表情の付け方は日本独自の文化で、独自の視点だからこそ世界にも受けが良かったのだと考えます。
世界規模で「人喰いの大鷲トリコ」はこれほどまでに印象深く、愛される作品になったのだと思うと、もっとトリコに会って冒険したくなります。
このゲームに、トリコに出会えて本当に良かったな、と思いました。

とにかくこの作品は私の人生の中でも一番の作品になりました。
これほどまでに心を奪われ、愛したキャラクターは他にいません。
今まで「一二を争う」と表現してきましたが、これだけは「一番」の作品です。あんまり順位は付けたくない性格でしたが、今回だけは別格でした。
それくらい私にとって大事なゲームになりました。
もし、動物が好きな方で「人喰いの大鷲トリコ」を知らなかったら、是非プレイしていただくか、実況をご覧いただけたら、と思います。
動物を飼ったことがあったり、好きな方にとっては絶対に忘れられない作品になります。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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是非遊びに来てください!

※こちらの記事ははてなブログ「ちゃんこの部屋」にて書かれた記事のリライトです。
元記事はこちら↓


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