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グランディアから考える冒険が与える心の成長

はい。こんにちは。ちゃんこです。
ゲーム実況チャンネル、ゲーミングちゃんこにて実況しました「グランディア」というゲームに関しての感想をつらつらかいていきます。

まず、「グランディア」というゲームは

忘れられない冒険になる
あの名作『グランディア』が待望のHDリマスター化!
1997年にセガサターン、1999年にプレイステーションにて発売された
ゲームアーツが贈る人気RPGシリーズの原点となる作品。
冒険者を夢見る少年ジャスティンが古代文明“エンジュール”の神話を追い求め幼なじみのスーと共に旅立つ。一流の冒険者フィーナとの出会いをきっかけに壮大なストーリーが幕を開ける。個性豊かな仲間達と旅を進めるにつれていつしかジャスティンは真の冒険者として成長していく。

Steamより引用(https://store.steampowered.com/app/1034860/_HD/

今回はこのゲームの主人公であるジャスティンという少年の成長がプレイヤーにどう影響受けたのかという視点でお話したいと思います。

最初に、ジャスティンはパームという街のいわゆるわんぱくな男の子で、スーやガンツと共に遊んでいました。
まず、冒頭のガンツとの決闘(隠された宝を探してくる)シーンで、ジャスティンは等身大の少年像で描かれていて、大人のプレイヤーはほのぼのとし、同い年くらいのプレイヤーは親近感が湧くと思います。
そして、この決闘では、スーを助けたい、という気持ちで一生懸命にガンツが隠した宝を探します。ここからジャスティンは、わんぱくで、優しくて、熱い心を持っている少年というのが分かります。
この、飾らない「等身大の少年像」は多くのプレイヤーの心を掴み、これからどんな物語が始まるのだろうか、と言う気持ちになります。
そんなジャスティンですが、父、祖父と、代々冒険家であり彼もまた冒険家になりたい、という気持ちがあります。そして父親の形見である精霊石を本物であると証明するために、サルト遺跡に向かいリエーテという少女に出会います。そこからジャスティンの忘れられない冒険が始まりました。
最初は、本当に好奇心と、熱い心だけで冒険に出ていたんだなぁ、と改めて思います。
この、先の見えない冒険、いつになったら終わりを迎えるんだろう、という広大なシナリオ。
プレイヤーは、ジャスティンと共に出た冒険に胸が高まったと思います。私自身、最初の旅立ちの時、自分自身で夢に向かって動いたあの日の事を思い出しました。
ジャスティンにとって冒険は、私たちにとっての将来の夢へ向かってるときのあのワクワク感と同じだと思います。
出発の時、私はジャスティンと同じ気持ちで、自分の力で大きな一歩を踏み出したんだな、と思いました。

さて、そんなジャスティンですが、アレントへの手がかりを見つけるため、ニューパームに向かう途中に、フィーナ、という少女の冒険家に出会います。彼女は一人暮らしが長く、頼りになるお姉さんという印象の彼女でしたが、ジャスティンとは1歳違いらしいです。(ジャスティンは14歳、フィーナは15歳でした。)
私はフィーナという存在がきっかけで、ジャスティンは少年から青年へと大きく成長したと思います。
年上で、先輩冒険家である彼女ですが、喜怒哀楽がハッキリとした性格であり、弱い所をしっかり見せてくれる普通の少女です。
そんな彼女との冒険を通じて、ジャスティンは頼り頼られる存在を知り、同等にいられる異性という存在によって、「冒険」をする意味を良い方向へ変えていきました。
最初は「冒険そのもの」を楽しんでいたジャスティンですが、フィーナの真っ直ぐな愛情や、仲間意識に視野がどんどん広くなっていき、最後にジャスティンは仲間と共に世界を救いたい、そんな気持ちに成長していったのだと思います。
この、ジャスティンがフィーナとともに成長していく姿は、大人からすると目まぐるしく、嬉しくあるものだと思います。
また、終盤ではそんなフィーナがピンチになる場面が多く、ジャスティンが何度も心が折れかけてしまいますが、これまで繋がってきた仲間のおかげで立ち上がる姿をみて、心を打たれたプレイヤーは沢山いらっしゃると思います。私自身もその一人でした。
挫折した経験がある人は特に、自分自身を見ることしか出来なくなった事があると思いますが、一人じゃなくて、仲間や家族がいるから頑張れるんだということを思い出させてくれました。ここの持っていき方は本当に感動しました。

そして、ラップというジャスティンに似ている存在、そしてミューレンという対になる存在がグランディアのストーリーにおける最大の魅力につながってるんだと思います。
この二人がいたからこそ、ジャスティンという少年は大きく成長できたのではないでしょうか。
ラップというのはシナリオ中盤で出てくるカフーの村の少年です。
ラップもジャスティンのようにわんぱく少年でしたが、とある事がきっかけで共に冒険をするようになりました。
ジャスティンと同じような性格の少年が一人加入する事で、ジャスティン自身の真っ直ぐさや熱血さが非常に伝わりやすくなったと思います。
そしてジャスティンが弱っている時にラップの真っ直ぐな気持ちが強調され、ジャスティンの本来持っている性格をプレイヤーは思い出したのではないでしょうか。
ラップという存在はジャスティンの鏡であり、他の仲間と違って鼓舞してくれることで、物語に熱さを出してくれるのだと思います。
また、ミューレンというのは、ジャスティンと同じようにエレンシア大陸を探っていたガーライル軍の大佐ですが、物語終盤、独りよがりな行動を取ってしまいます。
それは何も悪いことではなく、世界を救うために必死になった結果そのような行動を取ってしまったのですが、それは「自分が」世界を救うんだ、という気持ちが暴走してしまったのだと考えました。
この考えはとある視聴者様から教えてもらいましたが、まさにそうだな、と思いました。
その意見を聞いて、ジャスティン自身も同じ気持ちで世界を救おうとしているという事をプレイヤーは再認識し、ジャスティンがそのことに気が付くこまでのドキドキや成長を間近で見ることでよりストーリーに深みが生まれ、ラストの感動が出てくると思いました。
グランディアにおけるストーリー構成の厚み、そして仕掛けが多くのプレイヤーを惹きつけるんだな、と考えます。

最後に、このゲームを通して私はまっすぐな心、そして周りを見渡し、頼ることの大切さを再確認しました。
ジャスティンたちと一緒にこの大きな冒険に出ることが出来て、私も一緒に成長することが出来た気がします。
このシリーズをご覧くださった視聴者様、そしてこの素敵なゲームに出会わせてくれたクマゲラ、グランディアという最高のゲームを作ってくださった制作者様に感謝を申し上げます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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是非遊びに来てください!

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