メタルギアソリッド3から考える忠を尽くすということ
はい。こんにちは。ちゃんこです。
ゲーム実況チャンネル、ゲーミングちゃんこにて実況しました「メタルギアソリッド3」というゲームに関しての感想をつらつらかいていきます。
まず、「メタルギアソリッド3」というゲームは
-忠をつくす
この言葉はこの作品の登場人物であるザ・ボスの言葉です。
今作品の場合、冷戦の時代というのが舞台ですので、忠を尽くというのは特定の人に対してではなく国や政府からの任務の事を指します。
時代背景もありますし、戦争を肌で感じてこなかった私個人の意見は浅くなるかと思いますが、実態のないものに忠を尽くすというのはとても寂しいことだと思いました。
今作のキャッチコピーである「任務は最愛の人を殺すこと」
これ程切なく苦しいテーマはないです。
それでも我々プレイヤーは作中で何度も助けてくれたザ・ボスに打ち勝たなきゃいけないという苦しみをスネークと共に味合わなければいけません。
この追体験を通してプレイヤーは前作を通して考えさせられた「信じたいものを信じる」ということについて再び考えることになるのだと思います。
自分が信じていたものを「忠を尽くす」という形で壊さなければいけないというのは「自分自身に忠を尽くす」事と「それ以外の大きな存在に忠を尽さなければならない」事に対する矛盾が生まれてしまいます。
その中で自分が本当に大事にしたいものは何なのか、自分にとっての正解を見つけなければいけないのがこの作品の大きなテーマだと考えました。
その「忠を尽くす」対象という事に関して、過去作や本作において
「任務は時代によって移り変わるものである」
というセリフが何度か出てきます。
だからこそ「忠を尽くす」対象も変わります。
スネークやザ・ボスにとって、「忠を尽くす」対象が自分自身の気持ちやポリシーにそぐわなくても従わなければならないです。
これまでにいくつか戦争や政治が題材になった作品に触れてきましたが、自分の意思と時代の流れの矛盾と戦う作品ばかりでした。
特にこの作品は「任務」ということに重きを置いた作品で、操作キャラクターであるスネークの苦しさや辛さを体感することが出来た作品で、これまで彼らが尽くしてきた「忠」が少しでも報われる未来が訪れる事を祈って、次回作に触れていきたいと思いました。
最後に、「自分自身に忠を尽くす」のか、「それ以外の大きな存在に忠を尽くす」のか。
私自身、ワガママな性格なので忠を尽くす相手は自分自身がいいと考えてます。
しかし、その考え方が正しいかは今の私には分かりません。卑怯な言い方ですが、それは時代によって変わるものだと思います。
ここは2の感想の時にと話しました「信じたいものを信じる」ということを思い出して、今一度「忠を尽くす」というのとについて、彼らが尽くしてきた忠を自分自身に置き換えて見つめ直したいです。
そして、これまで紡いで行った彼らの物語がどうなるのか、最後まで見守っていきたいです。
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