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フェブラリーステークス回顧
皆さん、こんにちは!
先週の日曜日のフェブラリーSはもう少し直線が長ければ・・・と思える結果で◎12サンライズジパングは惜しくも2着と馬券的中には至りませんでした。
そもそも2番人気09コスタノヴァを斬ってしまっていたので、頭に来たとて単勝しか取れなかったのですが、、、
これについては後で解説しますが、勝ち馬のコスタノヴァはレースを見ていると無茶苦茶恵まれたように思えました。
運を引き寄せて見事に勝ったというべきか、ノーザンファームの意地で勝ったというべきか、どちらにせよ見事な勝利には変わりありません。
レース前に考えていた前提条件
僕自身最初に前提として予測していたこと。
月曜時点でコスタノヴァは鞍上未定
これについてネガティブな感情で捉えていました。
月曜時点で鞍上未定で、前走タッグを組んだ横山武史騎手はエンペラーワケアに乗ることが決まっており、空いている騎手は中堅なら石川裕紀人騎手か、若手か、はたまたスーパーGで地方騎手(吉原騎手などが可能性として・・・)と思っていましたが、初めから恐らくキング騎手だということは決まっていたのではないかと水曜にキング騎手になった時には思いました。
わざわざ金曜日にサウジで騎乗するキング騎手が乗りに戻ってくるということは期待の表れでもあるし、もう少しこの時点でコスタノヴァの目は考えるべきだったと反省はしています。
またもう一つ自分が前提で予測していたこととして、ノーザンファームの吉田勝己オーナーの意向でここへ向かってくることに対して、少なからずマイナスイメージを持っていたことがあげられます。
フェブラリーSに出るノーザンファーム生産馬は実はコスタノヴァがいなければ、ドゥラエレーデとミッキーファイトだけという案外珍しい状況だったのはわかる人はわかると思います。
ノーザンファーム2頭で信頼のおけないドゥラエレーデと、距離適性が少し気がかりなミッキーファイトだと取りこぼしもあると見たノーザンファーム側が急遽用意した馬がコスタノヴァだという位置づけで考えていたので、マイナスなイメージが先行していましたが、、、
よく考えれば、ノーザンファームがG1を確実にとるためにあえてぶつけて来たと考えれば、ミッキーファイトは勿論ですが、こちらのコスタノヴァにも印を回さなければいけなかったと反省しています。
音無厩舎 VS ノーザンファーム
音無厩舎は今回引退前のラストG1に3頭出しという時点で注目をまずしなければいけなかったですし、その中の序列に関しては音無調教師のコメントからも
サンライズジパング<サンデーファンデー<デルマソトガケ
だということは理解できたので、サンライズジパングを勝たせるためには1番のライバルだと考えていたミッキーファイトに対してプレッシャーを前半からかけないといけません。
それが恐らくはあのサンデーファンデーの進路取りに影響したのではないかと思います。
サンデーファンデーのおかしな走り
スタート直後、実は勝ち馬であるコスタノヴァは立ち遅れして、後ろからの競馬になるのではほとんどの方が思っていたと思いますが、実際に好位置を道中は追走して、ほぼ邪魔が入ることなく絶好のポジションで脚を溜めて抜け出すといった競馬で快勝しています。
↓
実はこうなったのもサンデーファンデー鮫島克騎手のスタートしてからの進路取りが大きく関係していました。
良かったら今この場でJRAのホームページから、全周パトロールビデオを見て頂きたいのですが、スタートして押して前に行くサンデーファンデーですが、普通なら距離ロスをしたくないから内に切れ込んでいくと思います。(特に逃げ先行馬なので)
ですが、しばらく真っすぐ走っており、サンデーファンデーの内側のポジションはがら空きになっていました。
外で好ダッシュを見せたペプチドナイルやミッキーファイトが内にしばらくもぐりこめず外を回さざるを得なくなり、ポジションが取りたい場所を取れなかったのはこのためでもあります。
サンデーファンデーより外枠の馬が四苦八苦している間に出遅れたコスタノヴァはするするとその空いた内をダッシュを効かせ上がっていき、いつの間にか好位置におり、スタートを決めたミッキーファイトやペプチドナイルの方が後ろにつけるという展開。
ではなんでサンデーファンデーがこのような乗り方をしたか?については賛否両論があると思いますが、僕の中では音無厩舎の作戦だったのではないかと考えています。
なんだかんだで音無調教師は策士とも言われており、多頭出し時の成績がかなり良い厩舎で、作戦を練って参戦した可能性が高いです。
誰もがこのフェブラリーSで1番勝ちに近いと思っていた馬って
「ミッキーファイト」だと思うんですよ。
そりゃあのフォーエバーヤング相手に差のない競馬をジャパンダートグランプリでしたのですから当然ですよね。
そして中間も抜かりない調教と調整過程を踏んできて、絶好調のここは落とせない位の雰囲気があったと思います。また田中博厩舎の馬なので引退したレモンポップの後はこの馬っていうそんな期待もあったのでしょう。
そんな雰囲気が他の陣営にも伝わっていたら勿論マークはきつくなると思います。
音無調教師はサンデーファンデーとデルマソトガケを上手く壁にして、ミッキーファイトを外を回らせる作戦だったのではないかと、パトロールビデオ見ても感じたわけです。
それでいてスッと静かに出したサンライズジパングが内側を突くという作戦。これがハマれば音無厩舎の有終の美が正直あったのではないかと思いますし、実際その通りにレースは運んでいたと思います。(コスタノヴァが出遅れてサンデーファンデーの内側に潜り込む以外は・・・)
だからこそ、コスタノヴァのあの出遅れは想定外であったし、本来ならサンライズジパングが勝利していたように思えます。
ですがそうはさせないというのがノーザンファームの意地ですよね。
ミッキーファイトにマークが集まることは勿論手の内に入れてあった上のコスタノヴァの直前出走の流れだと考えると、同じく3本の矢を用意したノーザンファームが1枚上手だったというべきか、運も正直あったと思います。
ただ僕はノーザンファームが来る流れでなく、音無調教師が勝つ流れにベットしていたので、今回の予想は外れましたが、清々しさはあります。
自分の今回の予想が
◎サンライズジパング
○ミッキーファイト
▲ガイアフォース
△ペプチドナイル・メイショウハリオ
だったのですが
◎→2着
〇→3着
▲→7着
△→4着・6着
とコスタノヴァ・エンペラーワケアは斬りましたが、その他は全て上位に来ているので、印自体は間違っていなかったなぁとも自信になりました。
次回、高松宮記念は必ず、危険馬をバッサリ着外に斬り、的中できるように頑張ります!!