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アンリアル・エンジン(UE)学習日記(3日目)
ようやくUEの開発ツール「Unreal Editor」(以下、エディター)が起動したので、今日からは実際にゲーム作りに挑戦していきたい。
とはいうものの、こういった高度なツールは何も予習なく、いきなり触ってみてても使い方がさっぱりわからないものである。私はMacは使用歴は長く、汎用ソフトならば覚えるより慣れろ的な学習を常としているが、3Dソフトや動画制作ソフトなどはやはり既存のマニュアルや解説がなければ基礎も使いこなせなかった。
したがって今回も、いきなり適当に触って覚えられるとは考えてもいない。もしもチュートリアルがあるならば、そこから始めたいと考えていた。
そこで、はやる気持ちを抑えつつ、今日はランチャーの情報をじっくり見ていくことにした。実はここまで、早くツールを使えるようにしたくて、インストールに関する情報しかろくに見ていなかったのだ。
さてメニューが色々並んでいるが最初に表示されているのは、そのうちの「ニュース」。そして最初のトピックは「Unreal Engine 5.3 がリリースされました」だ。実のところ機能の名称などがまだ頭に入っていないので具体的なところが一切わからないが、読めば機能が色々向上していることがわかる。
メニューの次は「サンプル」だ。開いてみると、早速お目当てのものらしいものがあった。「Lyra Starter Game」だ。説明は下記の通り。
Lyra Starter Game は UE5 の開発に伴って、新しいゲームを作る際のスタート地点となるように制作されたゲームプレイ サンプル プロジェクトです。将来引き続き更新を行い、最新のベストプラクティスを追加していく見込みです。
最新版のスタートアップキットだろうか? 早速インストールしてみることにする。
「無料」のボタンを押すと、プロジェクトを生成することになる。プロジェクトが作品ごとのファイル、ということだろうか。
ファイルの保存場所と、使用するUEのバージョンを聞いてくるので選択して「create」ボタンを押して進めるとインストール中の表示となる。その後、元の画面にもどると、「無料」ボタンが「プロジェクトを作る」になっている。
で、それを押すのか、と思うところだが、押してみてもプロジェクト生成のプロセスにしか進まない。当然だろう、「プロジェクトを作る」なのだ。
画面を観察すると「ライブラリ」のメニューがある。そちらに移ると、先ほど作成したプロジェクト「Lyra Starter Game」が「マイプロジェクト」の項目中に追加されている。早速これをクリックしてみる。
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クリックすると、色々読み込みながらエディターが起動する。また「プロジェクトブラウザ」の画面も表示される。
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しかし、その後どうしたら良いかがさっぱりわからない。プロジェクトにチュートリアルが含まれているわけではなさそうなので、再びランチャーに戻って情報を探す。Lyra Starter Gameのインストール画面に戻り、一番下まで見ていくと「ドキュメントを見る」というリンクがあるのでそちらを見ると、それらしいWebページが開く。
ここを見ていくと、「ソースコードのダウンロード」など色々書いてあるのだが、下の方に「サンプルゲームをプレイする」という項目があった。
ここに、サンプルゲームの起動方法が書かれていた。画面上部の緑色の右向きの三角ボタンが、いわゆる再生ボタンらしい。早速それを試してみることにする。
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カーソルを合わせると説明が出るのだが、ここで「command」と「Option」を同時に押しつづけるとさらに詳しい説明が出る。
しかし、読んだところでどういう意味なのか、素人にはさっぱりわからない。「プレイします」と書いてあるのでサンプルをプレイできるのであろう、ということでこの緑の三角ボタンをクリックすると、アプリケーションが立ち上がる。当方のM1チップMacBookAirノーマルでは、立ち上がりもなかなか遅く、じっくり待つとようやくサンプルゲームが立ち上がった。
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立ち上がった時点で、カーソルも消えて、タッチパッドやキーボードの操作はすべてゲーム内操作に切り替わっている。そのため、たとえば一旦ゲームから離脱して他のパソコン操作をしようと思ったら、ESCキーでアプリケーションを抜けなければならない。この日記も、一旦ESCキーで抜けて書いている。
さて、ここでBluetoothでやにわにプレイステーションのゲームパッド(DUALSHOCK4)を繋いでみたところ、何の問題もなくゲーム操作が可能だった。接続方法はこちらを参考にした。
コントローラーで自アイコンと思われる、メタリックなピースを動かして、いくつか並んでいるパネルの前の、上向に光が出ているサークルに入ると、画面が切りわかってゲーム画面に遷移する。以下はそのゲーム画面。
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ゲームは3DのTPSと言われるタイプのゲームで、とにかく重くて描画がカクカクする。このようなゲームが作れますよ、という意味以上のものはなさそうなので、一旦ゲームを終了(ESCキー)するが、さて、ここからどうしろというのか?
全く見当がつかない。
(つづく)
※補足:こちらの投稿は、先週には描き終えていたが下書きのままになっていたため本日公開に設定した(2024年5月26日)