【読むだけでポーカーが上手になる!シリーズ基礎編①】初心者脱却のために心得ておくべき4つのこと
はじめまして!ひっきーと申します。プロポーカープレイヤーとして海外キャッシュゲームで最高月400万を稼いだことがあります。
今回から"読むだけでポーカーが上手になる!シリーズ"ということで最近ポーカーをはじめた人、しばらくやってみたけど思うように結果が出ないという人向けに役立つ情報をコラムという形で連載させていただくことになりました。
それぞれのコラムは5分程度で読めようにしてあるので移動時間などにさくっと周りと差をつけることができます。それでは早速始めましょう!
今回紹介するのは基本的なことですが、初心者と中級者以上を明確に分けるポイントです。ひとつひとつ丁寧にチェックしていきましょう。
アクションに理由を持とう
すべてのアクションについてなぜそうしたのかという質問に答えられるようになりましょう。なんとなくベットしていませんか?ここでベットする理由について考えてみましょう。
自分のハンドが強く、相手にコールまたはレイズしてほしい(バリューベット)
自分のハンドが弱く、相手を降ろしたい(ブラフ)
自分にドローがあり、相手を降ろしてすぐにポットを獲りたい、もしくはドローが完成した時のためにポットを大きくしておきたい(セミブラフ)
自分のハンドは強くも弱くもないが、チェックすると今後相手にポットを獲られる可能性がそこそこあるのでそれを避けたい(ブロックベット)
どうでしょうか?理由を意識してベットしてましたか?
その他のアクションにも同様に必ず理由があり、上級者は極めて合理的に考えて最も利益的なアクションを導き出しているのです。
また、理由を常に考え続けることは上達の最短距離です。迷ったシチュエーションに出くわしたら結論がでるまで徹底的に考え抜く癖をつけましょう。
身近に自分よりも格上の人がいれば意見を求めてみるのもいいでしょう。同じレベルの人と議論する、いろんな人に聞いて意見を比較して吟味する、このようなことすべてが非常に効果的です。
確率をついてしっかり理解しよう
ポーカーは不完全情報ゲームという確率に大きく支配されるゲームです。一回一回の勝負は運かもしれませんが、長期的にみると確率を軽視する人はじりじりと負けていきます。まずは確率について理解を深めましょう。例えば、
さいころを振って5回連続で1の目が出たときに6回目に1の目が出る確率は?
という問題。答えは1/6です。何回連続で1の目が出ても次に1の目が出る確率は変わらず1/6です。(イカサマサイコロでなければ!)
これは簡単かもしれませんが、なかなか上達しない人はこういった確率の知識が不足していることが往々にしてあります。つまりは感覚で打っているのです。感覚ではなく数字を信じるようにしましょう。
ドローが完成する確率も数学的に決まっています。今日はついてるから引ける気がする!みたいなことはあり得ないのです。このようにして割の悪い勝負を続ける人は最終的に必ず負けます。
上級者は例外なく確率的に考えて最適なプレーをしています。前提知識として知っておくべき確率というのもあるのでそういったものはいち早く覚えてしまいましょう。(次回コラムで解説します)
また、自分がプレイを進めていく中で勝率がわからないことがあればその都度調べるようにしましょう。そのようにして”確率の感覚”の精度を上げていくのです。
また、頭では確率について理解していても実際にプレーしてみるとプレッシャーを感じたり熱くなったりなどでまったく確率を無視した打ち方になっている人も少なくありません。確率遵守、肝に銘じましょう。
ポジションはとっても大事!
ポジションの重要性は強調してもしすぎることはありません。アクションを後に行うプレイヤー(In-Position)の方が先に行うプレイヤー(Out-Of-Position)より有利になります。これはIPのプレイヤーはOOPのプレイヤーのアクションを見てから判断ができるからです。
例えばリバーでOOPのプレイヤーがチェックしたとします。IPのプレイヤーが何もいい手を持っていない時には相手のチェックを弱みのサインと考えてブラフを試みることができます。一方OOPのプレイヤーがブラフをしようとする時にはリバーでの相手のチェックを確認せずに行わなければならないのでその分リスキーなアクションになると言えます。
これはあくまで一例ですが、これだけでもポジションの優位性がわかるのではないでしょうか?
ポジションの優位性を理解するとなぜリンプイン(プリフロップでコールで参加すること)がよくないとされているかもわかります。それは以下のような理由です。
リンプすると後ろにもリンプが続きOOPでプレイすることが多くなるから
レイズインで参加すればブラインドに対してリンプインよりも大きなポットでフロップを迎えることが多くなり、今後のストリートでポジションの優位性をより大きく発揮できるから
強いプレイヤーはこのことを深く理解し、なるべくIPでポストフロップを戦うようにレイズインをします。逆に自分がブラインドの時はOOPで戦うことを避けるため高頻度で降りる、もしくはリレイズします。
ポーカーは情報戦です。相手より多くの情報を持っているIPが有利になるということを常に意識しておきましょう。
積極的にブラフをしよう
ブラフをしない、極端に少ないというのもよくあるリーク(弱点)です。ブラフをするのが嘘をついているみたいで罪悪感がある、失敗することへの恐怖心などブラフをしない理由は人ぞれぞれだと思いますが、期待値という観点でみれば確実に損をしています。
なぜブラフしないことがそんなに損なのでしょうか?これは逆の立場になってみるとわかりやすいです。つまり相手にブラフがなければ受ける側はコールするメリットがなくなってしまうのです。
絶対に強い手をもっているとわかっている相手に対してそこそこの手でコールするでしょうか?少なくとも中級者以上は絶対にしません。相手はブラフかもしれないと思うからこそコールするのです。
積極的にブラフをしていくことはその単にポットが獲れるというメリットだけではなく、強い手を持っている時にコールしてもらいやすくなるというメリットも同時に生み出しているのです。
もちろんブラフのしすぎには注意しないといけません。オオカミ少年の話と一緒でブラフばっかりしているとまたブラフかと思われて簡単にブラフキャッチされてしまいます。
したがって程よい割合でブラフと本手をミックスするのが最も利益的なプレーになります。どのくらいブラフするのが適切かはシチュエーション、相手次第で大きく変わるので実戦経験を積んで感覚を磨いていきましょう。
以上、初心者脱却のために心得ておくべき4つのこと
アクションに理由を持つ
確率をついて理解を深める
なるべくIPでプレイする
ブラフを適度に行う
ぜひ心がけてみてください。これだけのことですが結果はきっと驚くほど変わるはずです。
この記事を読んでポーカーを直接コーチングして欲しいと思った方はこちらのゲムトレPersonalからご依頼ください。
https://personal.gametrainer.jp/
筆者について
大学時代に友人の勧めでポーカーに出会い、プロポーカープレイヤーの道へ進む。海外キャッシュゲームの最高月利は400万。
よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはゲーム文化の発展のため有効活用させていただきます。