
MDでPSYフレームデッキを新制限用に調整してみた。
新制限でも以外にも回ることに驚愕
今回の内容は遊戯王マスターデュエルの6月8日の制限改定を適用したPSYフレームデッキに関しての話です。シーズン17の間に改良した部分や新制限で組み直したデッキの使用感について触れていきます。
制限更新前の環境ですが、この記事のデッキでのデュエル動画も一番最後に置いておこうと思います。
興味があればお付き合いください。
過去のPSYフレームデッキの記事
PSYフレームデッキ(PANKイシズ)
デッキ

デッキ構築の話と使用感に関して
まず前回の記事から構築の変更点として
①スクリームなどのティアラメンツ魔法罠の削減
②制限改定により減ったカード
③その他の枚数調整や追加されたカード
の3点があります。

まず①の【ティアラメンツ】の魔法罠の削減ですが
シーズン17の間にデッキを回した感じ【ティアラメンツ】カードが手札に来た時に上手く効果を使えることが少ないため、この段階でティアラ重視型とPANK初動札を増やす型に分けていました。
その後にPANK型でデッキ枚数の削減も含めて安定度が高まったため、改善方針が【PANK】よりに決まっていきました。
罠を「壱世界で奏でる哀唱」1枚としたため「壱世界を劈く弦声」からのサーチがほぼ決まらないと判断し、結果的に「壱世界で奏でる哀唱」1枚と「壱世界=ペルレイノ」のみとなりました。
ちなみにティアラ型は墓地落としがイマイチ安定しないため現状は改良必須のポンコツになっています。②の新制限に関しては6月8日にMDの制限改定で「古衛兵アギド」「剣神官ムドラ」「宿神像ケルドウ」の3種類のイシズカードが制限カードに指定され、加えて「テラ・フォーミング」「デビル・フランケン」などが禁止になるそうです。
これを受けてケルドウとムドラの枚数を減らすことを余儀なくされました。PSYフレームのリソース確保や妨害と大きな役を任せていたため、かなり痛い制限とはなっていますが、どちらかの仕事を果たすことはできますが、間違いなく安定度は落ちました。
テラフォに関しては制限改定発表以前からデッキから抜いていたため影響はありませんでした。

③に関してはシーズン17中に大きく変わったことが①で触れた枚数の増減に加えて、「PSYフレームギア・ε」の採用です。
◇PSYフレームギア・ε イプシロン
εは罠カードに反応するPSYフレームギアであり、昨今環境的に腐りづらいため採用が必須と感じました。特に「PSYフレーム・オーバーロード」のサーチはフリーチェーンであるため相手ターンがメイン1を終了してバトルフェイズにサーチすることが可能なため「拮抗勝負」に対する強力な回答になります。
次に「深淵に潜む者」と入れ替わりで入ったのが「ヴァレルロード・S・ドラゴン」です。
◇ヴァレルロード・S・ドラゴン
εの採用で8シンクロ先をもう1枚必要としたので、8シンクロの候補の中から採用されました。墓地のリンクモンスターを装備することで打点上昇とリンクマーカーの数だけカウンターを載せて、1ターンに1度カウンターを取りのぞくことで相手の発動した効果を無効にできる効果を持っています。
元から採用をしたかったカードなのですが、初代PSYフレームデッキでは墓地にリンクモンスターを用意することができなかったため、不採用となっていましたが、今回はほぼ必ずといっていいほどドミニオンを経由するため採用されました。
昨今の環境的に深淵を外すのは思うところはありますが、このデッキは50戦やってもランク4立てることないぐらいには出ないのでこのカードと入れ替わりとなりました。
新制限適用したデッキの使用感について
デッキコンセプトが機能しているのか?
結論からいきますと、ちゃんと従来通りの動きは出来ます。
前述したとおり安定感が落ちたものの、デッキ枚数が41枚まで削減した影響で結果的に墓地に落ちるカードの期待値が上がって今まで通りの動きをしてくれています。
改良後に新たに意識することはギアフレームの回収を十分に行えない可能性があるという部分と「ライトロード・ドミニオン・キュリオス」の落とし先に新たにケルドウやムドラを視野に入れる必要性が出た点でしょうか。
墓地のカードの把握を必ず行わないといけないので前回以上にその点を意識する必要があります。それ以外は特に変わっていないので相手ターンたくさんギアフレーム投げて遊べます。初動や手札事故などに関して
【PANK】を通さないと基本的つらいのですが、PANKカード引けていれば大概どうにかなります。逆に【ティアラメンツ】系のカードが初手に多いとシンプルに落ちに期待するしかなくなる必要が出てくるため、非常に不安定なことになります。無理やりでもいいので「混沌魔龍 カオスルーラー」等につなげるのがベストではありますが基本的に【PANK】が通らなければ事故と考えた方が良いです。
しかし【PANK】の1枚初動に当たるカードが9枚あるのでそこそこ安定して引けています。
ちなみに動画は連戦連勝できておりコイントスも調子よく7連勝できたりと思ったより事故がないのが筆者自身もちょっと驚いています。
問題点と改善方針
問題点はやはりムドラ、ケルドウの枚数減少によりリソース回復ができないことによるPSYフレームギアの枚数確保などに運要素が増えたこと。
ギアフレームを妨害の主軸とするためこの数が盤面郷土に直結するのですが、確保カードの優先順位として
サーキット(救いの架け橋)>オーバーロード(フレームギア)
となっているため、そもそもこれを手札に持ってくる以上墓地に落ちていると成立しないためムドラケルドウを墓地に落とさないといけない状況に陥る場合は脆弱な盤面になる可能性があります。(シーズン18内でこれが理由で1敗してます)
以前から起こりうる問題ではあったものの、デュエル中にその危険性を強く意識した試合運びは強いられてます。
改善方針としては2つ考えられ
1つは新しい墓地からデッキに戻す手段を採用すること。
「ダイガスタエメラル」等の別のカードに頼るかムドラケルドウを墓地に落とす手段を増やすなどが考えられます。
もう1つはPSYフレーム以外にも頼れる妨害手段を採用すること。
このデッキのコンセプトを崩さす増やす方向となると、現状デッキに入っているテーマの【PUNK】や【ティアラメンツ】に頼るか、今後の新規カードの採用検討でしょうか。
その他にもあるとは思いますがとりあえず新制限で組み直してから回して初めて数日ですので新パック登場後の環境も見つつデッキを回してみたいと思います。
おわりに
シーズン15から作り始めてアップデートを続けている私のPSYフレームデッキですが、今のところは制限改定に上手く合わせることができています。しかし近々【ティアラメンツ】というテーマ自体に大きく規制が入ると思いますので、完全にコンセプトが瓦解するまでは続けていきたいと思います。
次の新弾で登場する【深淵の獣】ですが光と闇メタを得意とする部分があり、このデッキは光と闇を主軸としているため苦手な相手になると思います。参入後の環境ではこのデッキでの対戦や、このデッキに採用できるないかと試行錯誤はしてみますので、上手くまとまった場合は記事にしようと思います。試行錯誤はニコ生でやるだけで終わるかもしれませんが。
そんな感じでPSYフレームの新規は来ませんが、楽しく遊んでいきたいと思います。
それではまた。ノシ
動画(ほぼ無編集)
6月8日以前の環境での対戦ですのでご注意ください。
使用してるデッキはこの記事で書いてある6月8日以降の制限に合わせた構築です。