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MDでPSYフレームデッキ組んでみた最終回()

はじめに

2ヵ月ぶりのPSYフレームデッキの更新です。【PSYフレーム】の記事としては5個目になります。今回のレギュレーションの更新でそれなりの打撃を食らいましたのでデッキ更新を行いました。興味があれば読んでいってください。

↓一番最初のPSYフレームデッキ

↓1つ前のPSYフレーム



デッキ

制限改定に関して

マスターデュエルにおいて2023年9月から適用のリミットレギュレーションではロンゴミアントやブロックドラゴンなどの規制などがありますが、本デッキに関係あるのは「ティアラメンツ・メイルゥ」の1種類のみとなります。

まず今回の制限改定による本デッキの影響を簡単にまとめると
①墓地肥やし3枚分が消失。
②スプライトエルフを召喚することが厳しくなった。
③下級の【ティアラメンツ】が1種類消えたことにより融合モンスターが召喚しづらくなった。
の主にこの3点です。
特に①と②は痛い損失で、
「ティアラメンツ・キトカロス」が生存している関係上、【ティアラメンツ】カードのサーチと5枚の墓地肥やし、場に【ティアラメンツ】モンスターを召喚するときに、メイルゥをサーチして召喚することで、3枚墓地落としに加えてレベル2で闇であるため、墓地状況に応じてこの先の展開に柔軟性を持たせてくれる最強のカードでした。
②に関しても「PSYフレームロード・Λ」に泡影ケアができる「スプライト・エルフ」の召喚がメイルゥというカードに全て頼っていため、この1枚でデッキパワーが落ちているのは否めません。
以前のデッキからメインに2枚分空き枠、Exもエルフの召喚方法が現実的ではないこと、融合召喚しづらくなったことからExデッキも2枠の空きができました。
この新たな枠を埋めながら、上記3点の影響を軽減する更新をしていく必要があります。

デッキ更新及び構築の話

まず①から
単純に落ちた墓地肥やし能力を他のカードで補うのが手っ取り早いので候補としては、「古尖兵ケルベク」「壱世界に劈く弦声 ティアラメンツ・スクリーム」の
どちらか、または両方。ケルベクは今回の規制でついに制限カードになりましたが、どのみち1枚のみしか採用する気しかないので影響は特にありません。お互い落ちたら5枚落としは、対面の【ティアラメンツ】モンスターの減少もありますから、ある意味採用は追い風なのかもしれません。スクリームはキトカロスのサーチ先に1枚用意することで3枚墓地落としの効果を用意できるため、墓地に送る能力は遜色なく発揮できると思います。ただ、このサーチは手札または墓地にキトカロスの効果で召喚する【ティアラメンツ】モンスターがいなければ使えないため、完全な代用カードにはなりません。

次は②のエルフの召喚は厳しいということですが、正確には「ライトロード・ドミニオン キュリオス」と「PSYフレームロード・Λ」と「スプライト・エルフ」のL召喚が非常に厳しいという話です。
エルフは1枚で多くの仕事をしてくれますが、現状の構築のままだと出せないため、まず考えなければいけないことは「スプライト・エルフ」を使うかどうか、または採用しない場合はどうΛを守るのかということです。

  • スプライト・エルフの着地を目指す場合
    前述した3体のリンクモンスターを全部出しながらエルフΛの形を取ろうと思うと、一番有力なのはおそらく「ゾンビキャリア」になるかなと思います。ただ条件をクリアするとなると「ゾンビキャリア」を「真血公ヴァンパイア」の効果で召喚+手札コスト1枚、または墓地にゾンキャリがある状態でレベル2モンスターをヴァンパイアで召喚+手札コスト1枚という、以前より運に左右される形になっています

  • エルフ以外の方法でΛのケアをする
    この手法は基本的に二通の考え方があり、1つはエルフのように何かしらの方法でΛを泡影のような無効効果を持つカードから守る方法、もう1つは無効化されたΛを盤面からどかすことで手札のPSYフレームギアの起動条件を満たすのどちらかです。
    ・守るカードの採用
    簡単な例を挙げると「トラップスタン」や「神の宣告」で妨害することになります。とは言え、このデッキにおいて汎用的なカードはなるべく採用したくないため、現在採用しているテーマとのシナジーやサーチが効くカードを採用することが望ましいです。
    となると最有力候補が「壱世界に澄み渡る残響 ティアラメンツ・クライム」になります。【ティアラメンツ】名称を持つカウンター罠であり、発動条件が多少厳しいですが、このデッキにおいては問題なく起動できるでしょう。トップ泡影を受けなかった場合は、優秀な妨害になるので条件さえ整っていれば腐ることのないカードでしょう。
    このカードを引き込む方法、
    Ⅰ:ティアラメンツ・キトカロスからのサーチ
    Ⅱ:スクリームの墓地へ落ちたときのサーチ効果
    Ⅲ:素引き
    のどれかになります。
    Ⅰのサーチ条件は墓地に「ティアラメンツ・レイノハート」が墓地または手札にある。この条件が満たせていればサーチ先にクライムを指定しても展開ができます。
    Ⅱはもうシンプルに運ゲーでの勝率を増やす方法です。①の問題点で触れたようにスクリームの採用やその枚数を増やしていく方針もあるので、ここで上手くまとまると思います。
    Ⅲの素引きのためにクライム自体の枚数を増やすのは、墓地に送られた時の除外されている【ティアラメンツ】モンスターの回収という効果がデッキとのかみ合いがないので、避けたいところです。

    ・盤面を空ける
    PSYフレームギアの発動条件は自分フィールドにモンスターがいないことであり、Λが盤面に存在する場合はこの制約を無視できます。
    つまり盤面がΛ単騎で泡影1枚で詰む場合、Λを除去する手段さえあればとりあえず解決できます。一応【PSYフレーム】テーマ内でその役割を果たす「PSYフレーム・オーバーロード」があるためこのカードの素引きで最悪はケアできますが、このデッキは【ティアラメンツ】との複合デッキであるため盤面に「ティアラメンツ・ルルカロス」がいる場合があるので、オーバーロード1枚で解決できないことも起こります。
    これをケアするのであれば「禁じられた一滴」が最適かもしれません。先手後手どちらでもあまり腐ることは少なく、盤面のカードをどかしやすいためケアもしやすいのが評価できます。ただ、このデッキにおいては墓地に落とすことで展開や妨害確保などに繋げることを主軸としているため、こういったカードを多く採用すること自体がちょっと重たいのです。

③に関してはExの枠が空いたというだけですね。
融合召喚回数が少なくなったので「捕食植物ドラゴスタペリア」などを不採用にしても問題なさそうです。枠が余れば入りますが。それ以上にメイルゥのサーチ先がレイノハートになることが多くなったので、闇属性に変換するために闇属性汎用リンク2を採用することになると思います。

以上を踏まえて
ケルベクとゾンキャリを採用しつつ、スクリームもクライムも採用することにしました。
そもそもトップ泡影ケアは上振れ展開で確定ではなかったのこともあるので、上振れとしてゾンキャリまたはクライムのルート両方を採用することで、状況に応じて使い分けることにしました。

実際に回した感想(とおまけ動画)

結論を先に言うと前回より安定しなくなりました。
特にティアラ融合効果に【深淵の獣】の妨害1回で最終盤面到達しづらくなりました。あとやっぱり増Gが辛いです。うららや墓穴を採用する余裕がないため、γを引き込めてないと誘発への弱さが出ました。
今回の構築の改善点である、墓地肥やし能力は、以前は採用していなかった、「古尖兵ケルベク」を入れた関係でデッキ残り3枚まで減らすこともあり、特に問題は感じませんでした。
トップ泡影ケアなど展開部分は、ゾンキャリがいるおかげでキュリオスのルートを無理に作ることができるなど、本来の想定用途と違うところで役立っています。
ここからの改良点としては、まずレベル2が墓地にいると強いため、「PSYフレームギア・β」(攻撃反応)の出番は少ないので、別のレベル2ギアか、「アサルトシンクロン」や「シノビネクロ」、【PANK】の初動数が増えるカードを採用するなどがよさそうです。他にもイマイチ出番のない「壱世界=ペルレイノ」あたりと差し替えてもいいと思います。
安定性が落ちたとはいえそれなりデッキは回るので、ダイヤ帯の2前後では普通に勝てるので、デッキのパワーが低いってことは感じませんでした。
※一応展開の動画がランクマで1本とれたので展開例として置いときます。

おわりに

まずここまで読んでくださった方々に感謝です。今回の記事で【PSYフレーム】デッキの【ティアラメンツ】採用型は一旦更新を終わろうと思います。このデッキの初期型の【イシズ】採用型のデッキの紹介記事は1500回以上閲覧と、記事のシェアなどをしていただいていたみたいです。稚拙な内容ではありましたが、以前の記事や今回の記事を読んでいただきありがとうございました。
また環境の変化やレギュレーションの変更、何か思いついたら何か投稿すると思います。
それではまた。ノシ

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