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毎日投稿でなく「毎日草稿」!ブログの毎日投稿をすべきではない理由とは?(WordPressでは書けないブログ運営論#24)

前回、読者が読みたいブログを書くためのポイントを大きく7つに分けて記しました。

前回の記事が長くなったので、記事の後半部分をこちらに加筆修正して掲載します。
前回の記事を見られた方は、合わせてこちらも見られることを奨めます。

Darkmoon_ArtによるPixabayからの画像)

毎日投稿がダメな理由

ブログを始めたばかりの人に、毎日投稿を奨める情報や記事が多いですが、自分個人の意見では「毎日投稿は辞めた方がいい」です。

文章をただ書くことだけでも書く習慣のない人には難しく、その上、ブログでは裏取りなどの「情報収集に要する時間」も必要です。

一定量の情報が含まれた一定量の文章を毎日投稿するのは、普通の人にはかなり難しいはずです。

必然的に、毎日投稿すると、文章のクオリティ低下や情報量の低下を招くことになります。

①毎日投稿する
  ↓↓↓↓↓
②文章の低クオリティ化、文章内の情報量の低下
  ↓↓↓↓↓
③ブログに価値の低い記事が濫造される
  ↓↓↓↓↓
④読者評価「記事の内容が薄い、知りたい事が書かれていない」⇒固定読者がつかない
  ↓↓↓↓↓
⑤Google評価「サイト価値が低い」⇒インデックスされなくなる、検索順位が下がる
  ↓↓↓↓↓
⑥ページビューが下がる、書くモチベーションが下がる

ブログに価値の低い記事が増えると、Googleからサイト自体の価値が低いと見なされ、クローラーが来る頻度が下がり、記事が検索インデックスされなくなる事もあります。

詳しくは以下の記事を参照して下さい。

結果的に、低品質な記事の修正や削除をする必要に迫られて、苦しくなるのは自分です。

毎日(一定水準を満たした記事の)投稿が可能なのは、職業上文章を書くことに慣れている、且つ、確度の高い情報収集の手段がある人です。
所謂プロのライターや編集者の方です。

が、情報収集と文章を書くことに慣れていない我々一般人、特にブログを始めたばかりの人は、毎日投稿をしても、低水準の記事を濫造する事になり兼ねません。

また、WEBメディア等では毎日記事が投稿されているので、素人の自分にも出来ると錯覚するかもしれませんが、メディアは何十人も社内のライターや契約した専属のライターを抱えているので、毎日大量の記事の投稿が可能なのです。
書いた内容も編集部で2重3重のチェックをして、情報の間違いがないようチェック体制を敷いています。
自分一人しか書き手がいないブログとは、全く人数も体制も違うので、混同しないほうがいいでしょう。

ブログの一年間毎日投稿は真似してはいけない

「一年間通してブログの毎日投稿」を掲げているブログもありますが、初心者は真似をすべきではありません。

一年通して投稿し続けるという苦行ともいえるペースでブログを更新したとして、一定水準を満たした一定文量の記事を毎日投稿出来るものでしょうか。低水準の記事を高頻度で更新する事は上に書いたようにマイナスの効果しかありません。
また、書く事がイヤになってモチベーションを失う恐れもあります。

ブログは自分に合ったペースで続けるのが重要です。
不定期でも全く構いません。不定期更新の人の方が多いのではないでしょうか。
現在の自分で言うと、noteは3日から週に一度更新、Wordpressは月一回程度更新という頻度ですが、特に「何日に更新しよう」といった事は決めていません。

ただ、これは投稿頻度であり、文章を書く事自体は毎日行っています。
それが以下に書いている「毎日草稿」です。

毎日投稿でなく「毎日草稿」

毎日投稿ではなく、「毎日草稿」を奨めます。
毎日草稿とは、下書きの状態の文章で記事を書く訓練をすることです。

下書きとは、ブログの投稿画面に記事を書くが、下書き状態に留めておき、公開はしない状態の記事の事です。

下書きであればインターネットに公開される事はありません。
下書きの状態のまま、文章を毎日書いたり削ったりする訓練をします。

一度公開した記事は、Google、読者双方に影響がありますが、下書きに留めておく事で、記事が低クオリティになろうが、全く関係ないのでどんどん書くことが出来ます。

もし、公開するに十分な内容の記事が書けたのなら、その時点で公開すればいいのです。

毎日草稿をする事で、「構想を練る」「情報を集める」「構成を考える」「下書きする」「推敲する」「校正する」各工程のスピードが速くなり、一定量の一定クオリティを満たした、一つの記事を書くスピードが上がります。

これは文章の上手い・下手に関わらず、必ずスキルとして身に付きます。

自分も文章が上達したいとは思っているものの、特に上手い文章が書けるわけではありません。
ただ、数千文字の文量を書いて推敲し、校正して投稿するという一連の工程は、ブログを始めた頃よりも格段に速くなっています。

そもそも、ブログを始めた頃は、人に見られる事を前提とした「何か意味のある内容」を、数千文字も書くことなど出来ませんでした。
今では日課のように出来ています。それはほぼ毎日草稿をしているからだと思います。

現在も、記事を書いていきなりネットに公開することはなく、まずデジタルノート(OneNote)に下書きを書いています。
または、このnoteに下書き状態で一旦保存しています。

下書きの状態でブラッシュアップして、クオリティと内容のある情報量がある文章が書けたと判断したら、その時点でWordPressやnoteに公開しています。

毎日草稿で気をつけるべき点

毎日草稿するに当たり気をつけるべき点は、書き掛けの記事を長期間寝かせすぎない事です。

最初に記事を思いついて下書きしたものの、数ヶ月や数年公開せず寝かせてしまった記事は、自分の中のモチベーションや熱量が下がり、その記事に対して書く意欲が薄まっています。
時間が空くと、元々何を書きたかったのかも自分で分からなくなります。

ブログの記事でアクセスを得るには、「旬の話題」も重要になります。
余りにも旬の時期を過ぎた記事を投稿しても、アクセスが思ったより得られない、といった状況になり易いです。

毎日草稿に当たっては、以下の3点を意識してください。

■毎日下書きの状態で文章を書いてみる。(下書きの記事は寝かせすぎないこと。)
■記事を公開してからでも修正やリライトする事は問題ない。(気になるなら修正履歴を付けてどのような修正を施したか記録する。)
■ブログの記事は旬の話題も重要。(時期を過ぎた話題の記事はアクセスが得られない。が、流行に乗っかるだけがブログではない。)

こちらでも関連した話題を書いています。

注意事項

個人が自分の考えで書いたものです。必ずしも内容が正しいとは限りません。
読まれる際はご理解をお願いします。

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