Capcom Pro Tour 2022(カプコンプロツアー2022)日本大会優勝はももちコーディー
CPT2022簡単に振り返り。昨年のCPT2021では日本大会は計4回ありましたが、今年のCPT2022日本大会は1回のみ行われます。
前年度の4枠から1枠となり、300名を超える人数から頂点はたった一人となる非常に厳しい大会でしたが、2022年6月11-12日の二日間にかけて大会が行われた結果、優勝はももち選手でした。
(出展:Capcom Fighters)
※昨年のCPT2021の各大会優勝者は以下。
日本大会①マゴ
日本大会②ひぐち
日本大会③ウメハラ
日本大会④カワノ
自分の優勝予想はウメハラ、ときど、ももちの何れかだと思っていましたが、今回はももち選手を一番応援していたので優勝で良かったです。
キャラがフィットしない中コーディーが大ブレイク
ももち選手はCapcom Cup 2014、EVO2015等、名立たる大会で優勝実績があり、自他共に認める格ゲーの天才ですが、ストVでのここ最近の成績は悪いとはいかないまでも、実力を出し切れていたとは言えない状況でした。
キャラクターはケン、コーリン、セス、リュウ、あきらと中々定まらず、多キャラを使える器用さが故の難しさのようなものがありました。
特に、セスでは期待されたものの直ぐにキャラがナーフされてしまい、これというキャラがフィットしないままストⅥが発表され、次代のゲームへ変わっていくのかと思いましたが、この最終段階に来てコーディーがアップデートで大ブレイク。
4月の段階で手応えを感じていたコーディー
コーディーは元々ストⅣでも使っていた「魂のキャラ」というだけあり、ももち選手独自の守りの高さが融合して非常に強いキャラになっています。
CPT2022でも、キャラの守備の弱さをプレイヤー性能でカバーし、小足からVトリガーのナイフ(サイドアーム)連携で何度もピンチを凌いでいました。
ウィナーズで負けたもののGFでは圧巻の6連勝
ぷげら選手のバイソン、ガチくん選手のラシードも非常に強く、ももち選手はウィナーズで勝ち進んでウィナーズファイナルでぷげら選手と当たるものの、2-3で負けルーザーズに落とされます。
(大会はダブルエリミネーション方式。ウィナーズプールで負けた選手はルーザーズプールに落とされ、1回負けると大会敗退。)
しかしここでデータを収集したのが後のグランドファイナルで効いてきます。
ルーザーズファイナルでガチくんを3-1で退けたももち選手は、再度ぷげら選手との対戦となり、前回の負けで得たデータをきっちり活かして3-0勝利。
これで両者一敗ずつとなりリセット。
次の試合で勝った側が優勝となります。
リセットになり、ぷげら選手はたまらずキャラをポイズンに変えて流れを変えようとしますが、ももち選手は意に介さずまたしても3-0で勝利。
圧倒的なプレイヤー性能とキャラクターの火力を如何なく発揮しての優勝となりました。
大会二日目 トップ8⇒ファイナル
グランドファイナル ぷげらvsももち
ももち選手は日本大会優勝者としてCAPCOM CUP IXに出場が決定しました。
CPTだけではなく、第4期 TOPANGA CHAMPIONSHIPでも本戦ファイナルへ進出してその後はレッドブル5G。(Red Bull 5G 2022)
本人は配信で「忙しいがいい事でもある。嬉しい悲鳴」と言っていましたが、そちらでも優勝が期待されます。
ウメハラvsひぐちガイルミラーマッチも見所だった
ウメハラvsひぐち(トップ8ルーザーズ)
ももち選手以外の部分では、ガイルミラーマッチとなったウメハラ選手vsひぐち選手のガイル同キャラ戦が非常に面白かったです。
ガイルといえば「待ち」のイメージがあり、守っても非常に強いガイルですが、ストVのガイルは攻めても強く、特にひぐち選手のガイルはアグレッシブに相手を攻める特徴があります。
ウメハラvsひぐちでもソニックブームが乱舞し、同じ格ゲーとは思えない様相を呈していました。