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ConoHa WING契約終了 1年10ヶ月使ったConoHa WINGの感想(WordPressでは書けないブログ運営論#27)

先日ConoHa VPSにワードプレスのサーバーを移行して数日様子を見ていましたが、ワードプレスとしての動作自体は全く問題ないため、レンサバのConoHa WINGはサーバー削除して契約終了しました。
(ConoHa VPSを使っているためConoHaアカウント自体は継続しています。)

構築したConoHa VPSを捨ててWINGに戻る事も考えましたが、レンサバのままだと結局速度が遅い問題が改善する見通しが立たないので、VPSに完全移行することにしました。
VPSなら様々な速度改善の可能性があり、例えば「WEXAL® Page Speed Technology」を利用する手も残っています。

今回、VPSを作ってみて、面倒ではあるものの、技術的に難しくてどうしようもない、という事がなく何とか作れたので、今後もワードプレス環境ではレンサバを利用せずVPSを使い続ける予定です。

ConoHa WINGの感想 機能は豊富だが速度は必ずしも速くはない

ConoHa WINGは2019年11月にレンサバ間移行(エックスサーバー⇒WING)をし、約1年10ヶ月利用しました。
WINGの感想は、レンサバとしてはいいサービスでした。

キャンペーンが多い、支払い方法が多い、WAFが無料で使える、IPブラックリストに登録出来る、cronに定時処理を登録出来る、ファイルマネージャーが使える、バックアップが自動で取ってもらえる、無料ドメインでテスト用ワードプレス環境を作れるなど機能も豊富でした。

ただ、サイトの表示速度は、移行直後は出ていたものの、同居ドメインが増えて自分もサイトの改修をするたび速度が遅くなっていき、国内最速という割には全く速い印象はなかったです。エックスサーバー(X10)よりは多少速いという感じでしょうか。

WINGはアフィリエイトなどで国内最速を過剰に宣伝していますが、そこまで劇的な差はないです。
リザーブドプランを選んでもほとんど速度は変わりません。
WINGに移ったらサイト速度がめちゃくちゃ上がった!という人は、(アフィリエイトで書いているのでなければ)「サーバー運が良かった」という事だと思います。

また、同居ドメインが増えて混雑してくればサーバーマイグレーションでいつでもサーバーを切り替えられるイメージですが、実際には混雑の度合いをシステム側で判定して許可されないと移れないので、自分の意思では切り替え出来ません。
自分は一度も使いませんでした。

速度はVPS+KUSANAGI+Nginx+fcache+画像圧縮等複数の施策をしてようやく数値が少し上向くくらいです。
レンサバの会社を乗り換えた程度では、ほとんど改善しません。
今回はそれがよく分かりました。

一番速度改善になるのはアドセンス(広告)を外す、画像を使わない、CSSに何も書かない、JavaScriptを使わない、標準テーマを使う、プラグインは最小限にする、等です。
noteのRSSを表示させていましたが非常に重いので外すと軽くなりました。

ただ広告収入や外観、機能面等も考えると何でもかんでも除外するのは難しいのが実情です。

WINGは、2020年末に長時間のサーバーダウンがあり、それ以外にも短時間で何度か停止した事があります。信頼性についていい印象はなかったです。SLAの保証適用が効くので、その点は良心的でしたが。

ConoHaは海外からのアクセスを通しているので、DoS攻撃を受け易いのだと思います。自分でスパム対策をするのが必須です。

ConoHaサポートについては、最低限の回答はしてくれます。ただ、回答の返答はかなり遅いです。三営業日以内で回答があれば早い方だと思います。

経験上、一番サポートが良かったのはエックスサーバーです。エックスサーバーのサポートの方は技術的な質問にも真摯に相談に乗ってくれ、解決策を示してくれます。
ConoHaサポートの回答はどちらかというと定型的な内容です。

ConoHa VPSをさくらVPSに移行するかどうかの検討

ConoHa VPSはログを見ていると物凄いスパムアクセスが来ているので、自前の対応だけではかなり不安になります。

構築した記事にも書きましたが、グローバルIPを持った仮想環境を渡されて丸腰でインターネットに放り出されるので、放置すると攻撃され放題になります。
仮想環境の設定として早急にセキュリティを高める必要があります。

簡単に使える防御手段として、管理画面にある接続許可ポートと有料のWAFもありますが、ConoHaはもう少しユーザー側をフォローすべきだと思います。
現状だと契約だけしてセキュリティを放棄した丸腰の仮想マシンが、攻撃者側のボットになってしまう可能性が高いです。

ConoHaではWAF(ファイアウォール)も使えますが、月額2,310円(これが最低料金)と決して安くありません。
レンサバのConoHa WINGでは無料で使用可能でした。

別のVPSではどうなのか調べてみましたが、さくらのVPSでは「SiteGuard Server Edition」というWAFが無料で使える事が分かりました。
ConoHa VPSを作ったばかりですが、さくらのVPSに移行を検討しています。

が、結局ConoHa VPS継続する事にしました。やはりイメージ保存(スナップショット)が簡単に取れるのが便利すぎます。多少の事があっても何とかなりそうというのが大きいです。
最悪、ワードプレスを乗っ取られても、ConoHa VPSにさえ入れれば、数日前のイメージに復元して対処出来ます。

ConoHa VPSはイメージ保存が最強
ConoHa VPS|イメージ保存機能を使う

さくらのVPSでもイメージ保存が利用可能になったら改めて検討します。

さくらのVPS特徴
・スペックや料金はConoHaとほぼ同等 さくらの方が若干だが安い
・ブランドの歴史がConoHaより長い分情報が多い
・プランアップ(スケールアップ)は出来るがプランダウン(スケールダウン)は出来ない ConoHaはスケールダウンも可能
・支払い方法がConoHaと違う
・WAF(SiteGuard Server Edition)が無料で使える ConoHaは有料
・最低利用期間がある。(3ヶ月)ConoHaはなし
・無料試用期間が2週間ある。ConoHaはなし
・バックアップ機能はない。ConoHaはイメージ保存機能がある
・ストレージ変更オプションで初回手続き時に1,100円追加支払いでディスク容量が50GB永続的に追加出来る(1GBプランの場合)
・WEXALはさくらConoHa両方使える

注意事項

個人が自分の考えで書いたものです。必ずしも内容が正しいとは限りません。
読まれる際はご理解をお願いします。

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