【全文無料】WGP横浜で2位の《ミチュ》解説【初心者向け】
閲覧いただきありがとうございます。
先日行われたWGPデラックス横浜にて使用し上位入賞した【ミチュ】デッキの紹介・解説記事となっております。
デッキ選択理由や他デッキとの相性なども記述しており、WGPやちほうカップのチームでのデッキ選択に悩まれている方や、ヴァンガードを始めたばかりの初心者の方に向けた内容となっております。
また、本記事と同様の内容の対戦動画も後日投稿いたしますので、そちらも是非ご視聴ください。
同様にユースベルクについての記事もこちらに
1.デッキ概要
●概要
出力の使い分けで効率よく相手のダメージと札をコントロールし、最終的な「《花の祝砲》+ペルソナライド」を守れなくして倒すデッキです。
毎ターンV入れ替え効果のCB1さえあれば最大出力なのでハメられ辛く、焼き耐性もあるので、強引に力比べのダメージレースを強いることができる性質を持っています。
・出力
・再現性
・焼き耐性
を総合的に考えると、デッキパワーはかなり高いと言えます。
◯ 出力
「《花の祝砲》+ペルソナライド」を全て守るとなると、ガード値換算で150,000くらい必要なので、出力に関してはトップクラスです。
〈出力の使い分け〉
・要求の不要なターン:
《花の祝砲》orペルソナライド
・必ず守らないといけないターン:
《花の祝砲》+ペルソナライド(最大値)
◯再現性
「勝つ上での最低限の動き」と「確率」は下記2点です。
①3Tに《花の祝砲》が打てる
3Tに軽く受けられると4T目以降の出力が有効になり辛いので。
【バスティオン】が序盤から点数突っ込むと強い理由と同じです。
先行であればV、R、R裏に振ってヒット時効果狙いながら2点確実にいれる動きが強力です。
②先4T(後3T)に《はにかみの歌声 ノクノ》が手札/R/ドロップにある
V入れ替え効果無しで勝てる訳ないので。
上記の①②の確定を足すと考えると、十分トーナメントシーンに持ち込んで問題ないレベルの再現率だと考えています。
また、①②の動きが成立すると、
後はペルソナライドを持っていれば「《花の祝砲》+ペルソナライド」が作れるので、
「勝つ上での最低限の動き」≒「最大値」
となるため、
「最大値の再現性が高い」という認識でも概ね問題ないと考えています。
◯焼き耐性
【ネルトリンガー】環境の現在において、焼き耐性の有無は重要な指標となります。
【ネルトリンガー】の毎ターン全焼きがキツくないといえばまぁ嘘になりますが、どちらかといえば効かない寄りのデッキではあります。
《はにかみの歌声 ノクノ》の自身蘇生効果により、何でもいいので殴れるRを2枚用意すれば毎ターン同じ動きができます。
2.デッキ選択理由
●前提
WGP名古屋の結果から、ライドライン選抜で抜ける想定であれば「1被り」まで
【ネルトリンガー】or【セラスホワイト】/【マハーニルヴァーナ】/【3枠目】が基準
固定枠は【ネルトリンガー】とする
→【ネルトリンガー】/【3枠目】/【4枠目】の構成とする。
●【ミチュ】の選択理由
①デッキパワーの高さ
〈1.デッキ概要〉に記載の通りです。
WGPの性質上、様々なデッキとマッチアップするので、対環境トップ以外への「デッキ相性」のようなものはキリがなく、純粋な力比べになった際に有利に働く「デッキパワー」に重きを置くことは重要です。
一応記載しておきますが、デッキパワーが高いといってもあくまで3枠目以降のデッキの中で、、、です。
②各デッキへの有利/不利が環境に合っている
〈3.環境デッキとの有利不利〉にも記載していますが、【ミチュ】の性質上、明確に不利なデッキが【セラスホワイト】しか存在せず、それ以外のデッキに対しては純粋な力比べに持ち込むことができます。
3枠目以降のデッキのヒエラルキーは、デッキパワーの優劣で決まりがちなので、純粋な力比べに持っていける性質はその点でも意味を成します。
焼き耐性という観点で、トップメタの【ネルトリンガー】に対しても例外でない点が特に評価できます。
③最大値の再現性の高さ
〈1.デッキ概要〉に記載の通りです。
WGPの性質上、最大で7回の対戦を行うため、「再現性が高い」というだけで評価を得ます。
さらにそれが「最大値の再現性の高さ」であればより一層使う価値があります。
④被らない
被らない(被った)
3.各カードの採用理由
基本的に
・メインギミックの再現性を上げるカード
・横に置いて強いアタッカーカード
で構成されている、非常にわかりやすい構築になっています。
《夢に向かって一番乗り! ミチュ》×4
「《花の祝砲》+ペルソナライド」を守れなくして倒すデッキなので最大枚数です。
《花の祝砲》×4
3Tに打てば実質《天輪聖竜 ニルヴァーナ》です。
「3Tに《花の祝砲》が打てる」確率を下げる理由がなく、「《花の祝砲》+ペルソナライド」を守れなくして倒すデッキなので4枚。
1T目は基本的に打ちません。
打てる時に打つのではなく、《はにかみの歌声 ノクノ》の蘇生効果との兼ね合いを考えます。
対【ネルトリンガー】で序盤適当に貼ったせいで蘇生できないターン作って負けましたとならないように気をつけます。
《はにかみの歌声 ノクノ》×4
「先4T(後3T)に《はにかみの歌声 ノクノ》が手札/R/ドロップにある」確率を下げる理由がないので4枚。
下記の状況も考慮すると複数枚ゲームに絡めたいカードです。
・《はにかみの歌声 ノクノ》自身の蘇生条件を満たせない
・【ネルトリンガー】相手は1.2T目から積極的に前列にコールしていきたい
・【エバ】のバインド
・【セラスホワイト】の《極光戦姫 ペリオ・ターコイズ》下で、収容されている《はにかみの歌声 ノクノ》を脱獄させたくない
等
《準備は万端! 》×2
2枚目は対【セラスホワイト】専用です。
《極光烈姫 セラス・ピュアライト》のターンにはソウルを0にするので、それ以降〈砲撃〉を打つためには【ミチュ】側は毎ターンペルソナライドを要求されますが、2枚目の《準備は万端! 》があればペルソナライドが無くても〈砲撃〉を打てます。
1枚増やすだけで「当たったら負け」が「良くて五分」くらいまで跳ねるので採用。
《透き通るキラメキ アウラ》でサーチ可能。
不要であれば途中で捨てて《太陽より輝いて ヴィーネ》のコストになります。
《太陽より輝いて ヴィーネ》×4
大前提として、【ネルトリンガー】環境でR裏を置く前提の構築は正しいとは言えません。
(不利対面は捨てて他の対面の勝率を上げるという考え方もありますが、ミチュの性質上、焼きを割り切るのは矛盾しているので)
すなわち前例だけで要求を出す必要があるため、単騎で23,000、「《花の祝砲》+ペルソナライド」下で43,000まで出せるアタッカーとして採用。
山切れケアの役割もあります。
焼かれても引き直して来ないといけないため4枚。
《スケジュール調整中 レモリィ》×4
4T目以降の「《花の祝砲》+(or)ペルソナライド」の確率を上げるカードなので4枚。
《花の祝砲》が1枚しかないのにライドコストで《花の祝砲》切り、《スケジュール調整中 レモリィ》ヒット時効果を狙う最大値プレイはリスキーなのでやりません。
「3Tに《花の祝砲》が打てる」が成立しないリスクと見合っていません。
2枚あるなら4T目の《花の祝砲》が確定してるので素直に貼りましょう。
《透き通るキラメキ アウラ》×4
5枚目以降の《花の祝砲》。
それだけでも採用価値は十分なのですが、下記のポイントも考慮して4枚確定。
ヒットさえすれば必ずRから消えれる
対【ネルトリンガー】【セラスホワイト】等
(《切り取る一瞬 イルセ》は消えれないので×)《四精織り成す清浄の盾》をサーチできる
2枚目の《準備は万端!》をサーチできる
対【セラスホワイト】
《アタシonStage! ロノウェア》×1
自由枠。
【ミチュ】の性質上、デッキは全部掘り切るのでピン刺しのこの枠も大体のゲームに絡む。
2T目に引いても、3T以降に引いても、デッキの下の方で引いても最低限の役割を持っているのでこいつ。
《勝ち気な明朗 シャルカ》(守護者)×3
《四精織り成す清浄の盾》(守護者)×1
《透き通るキラメキ アウラ》のサーチ先
《トリガー配分》
星8引3治4超1
効果星はソウルに入るタイミングが噛み合ってないので、ラストターンに《太陽より輝いて ヴィーネ》とライン形成できる通常星を優先。
引or前は「ノクノ引けなくて負けました!」って言い訳できる引。
《ライドライン》
G2ラインは変える余地がありますが、
3Tに《花の祝砲》が打てる
先4T(後3T)に《はにかみの歌声 ノクノ》が手札/R/ドロップにある
の確率を下げるデメリットを超えるメリットがあるカードはないので《キラキラなサマー! ミチュ》のままです。
4.環境デッキとの有利不利
【ネルトリンガー】
先行:五分
後攻:不利
【マハーニルヴァーナ】
先行:有利
後攻:不利
【セラスホワイト】
先行:よくて五分
後攻:よくて五分
5.最後に
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