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「どこを見て働いているのか」で考える

仕事で関わる人は社内だと同僚や上司・部下、社外だと顧客やベンダーなどさまざまな相手がいるかと思います。
ある程度、関係性の型が決まっていると、特にその関係性について考えなくてもうまく回っておりあまり意識する事はないと思いますが、関係性をはじめるタイミングではいろんなことを意識して、または無意識でチェックしていると思います。
今日はそういうこと書いていこうと思います。

ベンチャー企業歴の方が長くなってしまったので、部署変更や新規プロジェクト、JVなど、社内外ではじめて一緒に仕事をするという機会が比較的多い方でした。
結果としてうまく関係性を作れなかった経験は残念なぐらい多く、コミュニケーション能力が高くて、すぐに関係性で打ち解けられる特殊能力を持っている人をとても羨ましく、尊敬してしまいます。
が、残念ながらそういった能力はありませんし、ないものはない、他所は他所と、ただ淡々と進めていくのが私の特徴です。

何か一緒に仕事を行う場合に、スキルや人間性はとても影響が大きくどれだけ可能性の高くて面白い儲かりそうなプロジェクトだったとしても合わない人、足りない人とは一緒に何かをするのは難しいと思いますし、それで結果を出すのはさらに難しいと思います。
これは自分も相手も同様だと思います。
ただそれ以上につい気にしてしまう事があります。
それは「どこを見ているか」です。

人の行動には基本的に何らかの目的、目標がありますが。
それがどこを向いているのか、例えば相手・対象として「顧客」「会社・評価」「上司」「自分」「事業・サービス」などがあります。
これは優先順位となって現れる場合もありますが。
その人のキャラクターがハッキリ出るポイントだと思っています。
ちなみに対象がどれだから正解ということではなく、その感覚が合うかどうか、その感覚がそのプロジェクトと立場において効果的なのかということはあると思っています。
そして次に時間軸、「今日」「明日」「1週間後」「1ヶ月後」「半年後」「1年後」「3年後」「10年後」または「昨日」
どこに自分の意識を持って行っているのか、これも結構違いとして出てくると思っています。

例えば、「自分」という対象に対して「3年後」など長めの時間軸に意識が強い人は目の前の業務に対して求めるものは、自分の経験やそれが影響する給与やタイトル、ポジションなど、自分に対してどんな影響があるかを考えて動く事になると思います。

「上司」が対象で「今日」の時間軸だと極力怒られないように褒められるように過ごすことを目的にしているかもしれません。

私の場合は新しい事に取り組む事が多いのでこの見ているところが大幅にズレる相手がいるととてもやりにくさを感じてしまいます。
特にその人にある程度の影響力がある場合、、、、かなり考え込む状況になってしまいます。
自分に意思決定権がある場合にこういった事がわかるとすぐに手を引くようにしています。
自分に意思決定件がない時、、、これが困ったものです。

この観点で人を見るようになって、いろいろスッキリするようになりました。話している内容が噛み合う理由、噛み合わない理由がこういった事に起因する事がよくあるからです。
また営業の際にはお客様の「見ているところ」がその商談のキーポイントになったりするのでハマるとっても効果的でした。

それぞれの目的・目標は尊重されるべきなので、相手を変えたい、何が正解ではないですが、どういう人と相性が良くて、楽しく働けるのかそして結果に繋がるのかそれを判断する上でこういった視点はこれからもうまく使っていきたいと思っています。

筆者紹介
現在、都内ベンチャー企業で勤務
40代半ばの現段階で勤めた会社は8社目
ありがたい事に転職をする毎に待遇は上がって来ています。
最終学歴は高卒で、大学を中退したタイミングで小規模な広告制作会社の営業としてキャリアをスタートしました。
基本的には営業属性の仕事が多かったですが様々な業種に関わり、初めて転職した30代前半では苦戦の連続でした。
たまたま4社目の会社の仕事がハマって、そこから仕事の仕方が見えてきました。
これまでいろんな仕事をして来たなぁと思い、その中で記憶に残るものをまとめてみても面白いかなと思い、コレを書いています。

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