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日常の物理学Part12!雷の光と音の速度から距離がわかる!
晴れたり、曇りだったり、雨だったり。
天気が変わりやすい日が多くなってきましたね。
春特有の天気ですし、もうすぐ梅雨が来るのかなと感じます。
梅雨で雨が降るのは良いのですが、少し怖いのが雷です。
雷が落ちる確率が低いとはいえ、稲妻の光とゴロゴロとする音は怖いですよね。カミナリ様にヘソを取られるわけではないにも関わらず、ヘソを隠してしまったり!?
そんな雷ですが、光と音の速度を知っていれば、自分から雷の距離がわかります。少しは怖い思いを取り除けるかもしれません。
雷の稲妻が見えてから、少し遅れてゴロゴロと音が鳴るという経験をしたことはありますよね?
いっこく堂さんの「・・・あれ・・・声が・・・遅れて・・・聞こえて・・・くるよ」みたいな感じで、音が遅れて聞こえます。
不思議だと思いませんでしたか?
これは、光と音の速度が違うためです。
光の速度は秒速約30万km。
めちゃめちゃ速いです。地球の外周が約4万kmなので、光は1秒で地球を7周半できます。速すぎますね。
一方、音の速度は秒速約340m。
これもかなり速いのですが、光に比べたら遅いです。
そのため、雷の稲妻の光は雷が落ちたと同時に見えます。
ただ、音が伝わってくる速度が遅いために、遅れて聞こえるわけです。
この光と音の速度を知っていると、自分から雷がどれくらい離れているかがわかります。
光は一瞬と考えて、稲妻の光が見えてから、音が聞こえるまでの時間を測ります。
音の速度が秒速約340mのため、音が聞こえるまでの秒数分をかけると距離が出てきます。
たとえば、光が見えてから音が聞こえるまでに、
1秒かかった場合は、340m。
2秒かかった場合は、680m。
5秒かかった場合は、1700m。
ということがわかります。
稲妻が見えたからといって自分の近くでなければ問題ないので、音が聞こえるまでの時間も意識して聞くと、怖がらずにすみます。
ちなみに、雷の音の原因は、普通は電気を通さない空気に電気が無理やり通って空気が震えているためです。
空気が電気を通していたら、普段から電気をよく利用しているみなさんはすでに感電していますね。空気は電気を通さないんです。
ただ、雷の電気はものすごく強いため、無理やり空気を通っているわけです。それくらい強い電気なので、雷から近い場合は雨宿りするなどしましょう。