カスタムロボV2における対戦環境分析
【はじめに】
初めまして、カスタムロボV2交流サーバー内における勝ち抜き戦コンテンツであるバトルタワーを運営しているちゃいです。
カスタムロボの配信がSwitchで始まって(2022年7月)もう半年以上が経過したということで現在のカスタムロボにおける対戦環境の整理をするため今回執筆にいたりました。
【用語、略称等】
本投稿においては、以下の専門用語を使用しますので、ご了承ください。
SF:シャイニングファイター
AB:エアリアルビューティ
MG:メタルグラップラー
WS:ワイルドソルジャー
SS:セクシースタンナー
FO:ファニーオールドマン
FV:ファッティバイス
LR:リトルレイダー
LS:リトルスプリンター
TF:トリックフライヤー
SV:ストライクバニッシャー
BB:バーニングビースト
対戦環境:ポケレッド様が鯖主を務めるカスタムロボV2交流鯖(250名以上在籍)における日々の対戦、大会を指す
競技レギュ:上記鯖内における対戦レギュレーション
F:フレーム。時間の単位。カスタムロボにおいては1Fは1/60秒を指す
【目次】
1:大会におけるロボやパーツ使用率
1-1:使用率算出方法
1-2:各大会ごとのロボ種使用率変化
1-3:ロボごとの平均使用率(1-6回累計)
1-4:ガンごとの平均使用率(1-6回累計)
1-5:ボムごとの平均使用率(1-6回累計)
1-6:ポッドごとの平均使用率(1-6回累計)
2:主に使用されるカスタマイズ
2-1:メタルグラップラー型
2-2:ストライクバニッシャー型
2-3:セクシースタンナー型
3:あとがき
【1:大会におけるロボの使用率】
カスタムロボというゲームは各ロボやパーツを組み合わせることで一つのカスタマイズが出来上がる都合上、パーツ同士やステージに相性が存在します。そのため、一概にどのパーツ、ロボが強いと断言することは難しく、あくまで大会においてよく使われる組み合わせを紹介するという趣旨であることをご承知おきください。
【1-1:使用率算出方法】
ポケレッド交流鯖では、約1ヶ月に一回程度の大型大会、加えてビギナーズ向けの大会や各種イベントが行われています。今回は競技レギュに基づいて行われる大型大会ポケレッドカップの配信された試合におけるロボや各パーツの使用率を算出しました。
なお、ライトアークガンとレフトアークガンは同種のガンとしてカウントしています(その他シュートボム等も同様)。
競技レギュ概要は以下。
禁止パーツ:違法パーツ全て、スプラッシュガン、スタンガン、フェニックスガン、アクロバットボム
禁止ステージ:隠し、ダークスター、機械塔
禁止の組み合わせ:SV+マグナムガン、FO+ハイジャンプレッグ、SS+ワイドジャンプレッグ
【1-2:各大会ごとのロボ種使用率変化】
第一回から第六回までのポケレッドカップにおける、ロボ種別の使用率は以下の通りです。
大会ごとにやや偏りはあるものの、基本的にSV、SS、MGの三種類が安定して使われています。次点でLS、WS、BBが使用される傾向。
【1-3:ロボごとの平均使用率(1-6回累計)】
第一回から第六回までのポケレッドカップにおける、ロボ別の使用率は以下の通りです。
ロボ種使用率上位のSV、SSはロボスタイルごとに使用者が分かれている一方で、MGはクレイジーバブーン、WSはカーライルに集中する傾向。
【1-4:ガンごとの平均使用率(1-6回累計)】
第一回から第六回までのポケレッドカップにおける、ガン別の使用率は以下の通りです。
全レンジで活躍できるガンではスナイパー(1位)やVレーザー(3位)、中距離ではフレイム(2位)やグラビティ(7位)、近距離ではマグナム(4位)やショット(8位)、遠距離ではアーク(5位)やグライダー(6位)、イーグル(8位)が使われる傾向。
【1-5:ボムごとの平均使用率(1-6回累計)】
第一回から第六回までのポケレッドカップにおける、ボム別の使用率は以下の通りです。
トマホーク、クレセント、スタンダード、アイドリング系のボムに集中する傾向。
壁裏から撃ちたい、対空を意識する場合はトマホークを、高空型のロボを使用する場合はクレセントを、地上の動きを制限したい場合はアイドリングを、接近拒否や汎用性を求める場合にスタンダード系を使用することが多いです。
【1-6:ポッドごとの平均使用率(1-6回累計)】
第一回から第六回までのポケレッドカップにおける、ポッド別の使用率は以下の通りです。
ロボやガン、ボムと比較すると上位の3パーツに集中しやすい傾向。
使用率1位のウェーブポッドは威力、爆風の大きさが特に優秀でウェーブヒットからのガンを狙うカスタマイズを使用する人が多いです。
2位のコックローチポッドは中距離戦に特に強く、逃げながら撒いたり、グラビティガンと合わせたコンボに使用する方が多いです。
3位のドルフィンポッドは高空系のロボと相性がよく、飛んで相手の上から落とす戦法がよく見られます。
【2:主に使用されるカスタマイズ】
第一回から第六回までのポケレッドカップにおける、ロボ種別の各パーツ使用率は以下の通りです。
高速ダッシュによる移動性能に優れるロボ(SV、WS、TF)では近接ガン(マグナム、ショット等)が使用される傾向。
高空型のロボ(SS、FO、FV)では、相手の上からドルフィンポッドやウェーブポッドを落とし、被弾した隙にスナイパーガンを当てるという戦法が多い傾向。
以下に主に使用される三種類のロボ種(MG、SV、SS)について使用されるカスタマイズや戦法、苦手な武器を記載しました。
※記述には筆者個人による定性評価が混ざっていることをご承知おきください。
【2-1:MG(メタルグラップラー型)】
MGは武器の攻撃力が上昇し、耐久力も高く、被弾硬直も短いロボです。
その反面、ダッシュが一回しかなく、地上性能、空中性能ともに高くはありません。大会では主にスナイパーガンとウェーブポッド、グランダーレッグが採用されています。多少の被弾があってもウェーブポッドやスナイパーを差し込み、相手を先にダウンさせることでダメージレースで勝ちやすい点、相手を無理に追いかけなくてもボムやガンでけん制できる点が強みです。
苦手なもの:アークガン、Vレーザーガン、デルタボム
【2-2:SV(ストライクバニッシャー型)】
SVは1Fでガンを透かせるダッシュを3回使え、ダッシュの前隙も2Fしかないカスタムロボにおける最速のロボです。その速さ故に自分に有利な距離を維持しやすく、フレイムやショットとウェーブポッドを使った近接カスタマイズ、グラビティとコックローチポッドGを使用した中距離カスタマイズ、アークガンとスタンダード系のボム、アイドリングボムPを使用した遠距離カスタマイズ等が使われています。
苦手なもの:グライダーガン、アイドリングボム
【2-3:SS(セクシースタンナー型)】
SSは全ロボで最も高いジャンプを持ち、ほとんどのボムやポッドをジャンプでかわせる点が強みです。
その反面、着地隙の大きさとダッシュ性能の低さから相手との有利距離を維持しづらい点が弱みです。
高空からドルフィンポッドGを落とし、ヒットしたタイミングでスナイパーを当てるドルGスナコンボを使うカスタマイズが主流です。
苦手なもの:グラビティガン、トマホークボムB
【3:あとがき】
本調査では、ポケレッドカップ(1回~6回)における使用率の集計を実施しました。反響があれば次回以降、情報のアップデートを続ける予定です。
もしこちらの記事を読まれた方でカスタムロボV2の対戦をしたい方がいらっしゃれば、ご連絡ください。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。