教員養成課程の大学生が系統看護学講座を読んでみた話。~きっかけ編~

本屋の医学系の本が並んでいるコーナーを通ると時々、この系統看護学講座の圧倒的な存在感に目が向いてしまうときがある。

その題材には「看護学概論」や「成人看護学総論」などのまさしく看護学的なものだけでなく、「呼吸器」や「皮膚」などの医学的なものから「物理学」「統計学」「心理学」はたまた「教育学」などの教養的にも思える分野などが含まれていて、書店に並んでいる背表紙を見ているだけでも面白いと感じる。

しかし、私はタイトルにもあるように教員養成課程、つまりなりたい職業は教師なわけである。さらにいえば養護教諭を目指しているわけでもなく、数学教育分野である。そのため看護については知らなくても特段困ることのない雑学にしかなりえないものではある。にもかかわらず私がわざわざ2400円もする系統看護学講座を購入し読んだのには少し理由がある。

皆さんは人間科学という言葉を聞いたことがあるだろうか。大まかにいえば人間そのものを対象とする科学なのだが、その関連学問には心理学や社会福祉学の他、教育学や看護学も含まれている。

「もしかしたら教育と看護は近接する学問なのかもしれない。」

この考えにたどり着いたときに少し不平等を感じた。そう、系統看護学講座には「教育学」を取り扱うものもあるということだ。

つまり看護学生は教育学を学ぶ機会があるにもかかわらず、教育学生は養護専攻でもない限り看護を学ぶ機会はないに等しい、これはちょっと不公平な気がしてしまう。

というわけでじゃあ看護について少し知ってみるとともに、看護学生はいったいどのような教科書でどのようなことを学んでいるのかということも知るために私は書店で整然と並ぶ系統看護学講座の中から「看護学概論」を手に取り、レジへと持って行った。

ちなみに私が購入したものは第16版第4刷のものなので情報は若干古いものとなる可能性がある。

という流れで私はこの『系統看護学講座 看護学概論』を読んだわけなのだが、折角なのでnoteに学んだことを書き残そうと思った。

「自らが学んでいることは外野の人間にどのように映るのかが気になる看護学生」や「看護学の一部を眺めてみた大学生がどんなことを考えたのかが気になる人」などの一部の人間にしか需要はないであろうが、私の復習を兼ねて少しずつ書いていくので、良ければたまに見てみて欲しい。

次からは「学んだこと」や「思ったこと」を書いていくつもりであるが、今回はここまでにしようと思う。もしここまで読んでくれた方がいるのであれば、本当にありがたく思う。


あと多分次からは文体変わると思います。この書き方慣れないので。

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