【UE5】負荷を軽減しよう!その1【LOD設定】
お久しぶりです。ようやくUnrealEngineについて情報共有出来る時がやってきました。
今回はズバリLOD設定についてです。
現在開発中のゲームでMetaHumanが重くて、かくつきの凄みがあったので色々調べてわかったことをまとめます。
☆今回の記事は以下の方におすすめです☆
MetaHuman使ったゲームが重い!なんとかしたい!
LODの設定でわからないことがある!情報求む!
なんでもいいからUnrealEngineのこと色々知りたい!
オープニング
LODってなんぞ
Level of Detailsの略です。
カメラと人やモノの距離に応じてなめらか~に表示したり、ごつごつにしたりする技術です。
つまり解像度を上げ下げするテクニック!
このLODくんのおかげでレンダリング負荷が軽減されて、メモリ使用量も削減できるということで、ありがとう…ありがとう…!
オープンワールドのゲームで岩とか分かりやすくLODの確認ができるので、一度見てみるのもありですね!
ちなみに私はLOD確認中の動きが不審者すぎることで有名です。
ズバリ設定はこうだッ!!
LOD Sync
MetaHumanのBP(ブループリント)を開き、コンポーネントにあるLOD Syncを見てみましょう。
画面右側の詳細(Detail)を見ると、なにやらLODの設定項目があります。
各項目内容を見ていきましょう!
LOD - Num LODs
LODの段階設定ですね。デフォルトは8となってます。
カメラの距離に応じてこの段階が上がっていくイメージです。自転車のギア…?
0LODはなめらかで
1LODもなめらかで
2LODもまだなめらかで
(割愛)
5LODはかくかくね
(割愛)
8LOD(設定値)はめっちゃかくかくね
個性がいろいろLODs~
みたいな感じですかね(伝われ…!)
LOD - Forced LOD
ここの設定がキモです!LODの段階をカメラの距離に応じて変動させる設定・距離関係なしに固定させる設定ができます。
デフォルト値が「-1」となっているんですが、これが前者の距離に応じて段階を変動させる設定、のようです。
これがMetaHumanで動作が重くなっていたのが原因で、メタちゃんに近づくだけで大量のポリゴンがそりゃあもうなめらかーに表示されるので、警告は出るわコマ送りになるわ…
なのでもう固定させちゃおう!って感じで、後者の距離関係なしにLODを固定させる設定をして、快適にプレイできるようになりました!
やり方は簡単。
ForcedLODにお好みの数値を入れるだけ!ただ、4以降の高い数値に設定してあらかじめカクカクポリゴンにしておかないといけません。
1とかにすると距離が遠くても滑らかに表示されちゃうのでかえって負荷がかかっちゃうからですね。
ブループリントなどでも制御できると思うので、色々とお試しあれ!
LOD - Min LOD
ここはそこまで重要じゃないので、さらーっといきます。
LODの最小段階を設定するものですね。例えば「4」に設定したら距離がめっちゃ近くでも4になるという…
ん?というかここ「4」にすればForced LOD「-1」でもいいのでは?
なにやら不穏な空気がでてきたので今日はここらで閉じましょうか!(オイ)
エンディング
というわけでLOD Syncを紹介してみました!設定の組み合わせ次第でさまざまなケースで負荷軽減できそうですね。私もまだまだなので調査続行しますよ~。
そうそう、日本語の記事は調べた限り全然なさそうだったので、何かのお役に立てれば幸いです!
ヒラメキの素、読者さまにふりかけられていれば嬉しいです!
よき制作を~。ありがとうございました^^