知らせの仕組み
知らせについて、もう少し掘り下げていきましょう。
前回、私の夫は数年前のテレビ番組で、ピロリ菌についての知らせを受け取っていたというくだりがありましたね。
私の夫は、「ピロリ菌の検査を受けるように」というガイドからの知らせを、その番組を通じて受け取っていました。
そのテレビ番組は、当然ですが夫のためにその内容を選んで放送したわけではありません。
ピロリ菌がメインの番組ではなく、健康番組での胃ガン特集だったのかもしれません。
それを、夫を含めた数万人以上の人が見ていたと思いますが、ここに一つの大きなポイントがあります。
同じものを見ていたとしても、受け取るメッセージは人それぞれ違うのです。
私の夫が、ピロリ菌にだけ反応したように、「胃ガン」に釘付けになる人もいれば、番組で紹介された健康食品にだけ興味を示す人もいます。
内容そっちのけで、出演者の衣装に共鳴する人もいます。
ほんの一瞬だけ映った番組観覧者の中に知人を見つけて、思わず電話をかけてしまい、肝心の番組を見そびれた、という人もいるかもしれません。
なぜそうなるのでしょうか?
潜在意識とガイドは、迷いません。
何が必要なのかきちんとわかっているので、表層意識がそれに気付けるよう、それとなく誘導するのです。
そうすると、私たちには、それにスポットライトが当たっているかのように目立って見えます。
そこに引き付けられるのです。
そして、必要なものは人それぞれ違います。
だから、同じ番組を見ていたとしても、人によって、スポットライトの場所が違うために、それぞれ別のメッセージを受け取る事になるのです。
いかがでしょうか。
だんだん「知らせ」の仕組みがわかってくるような気がしませんか?
次は、知らせの面白い伝わり方、について記述してみたいと思います。