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ポジティブ?


 私は飽き性です。

 そのせいで、長期間同じことで悩んだり、何年も消えない怒りを抱え続ける、という事がもともとできません。

 ですから、周囲からは、ものすごくポジティブで前向きな人間に見えるようです。

 こんな私が言うのも説得力がないのですが、世間では何事もポジティブに考えるのがいい、みたいな風潮がありますが、そんなの真に受けない方がいいです。

 そもそも、世間で言うポジティブと、本当の意味でのポジティブっていうのは、大きな乖離があると私は思っています。

 いい方に考える=ポジティブではありません。

 ありのままの自分を肯定すること、それがポジティブです。

 物事には色んな側面があって、同じ出来事でも、人によって見方も感じ方も違いますね。

 世間で深刻に語られている社会問題も、見る人によってはただの笑い話、ということもざらだと思います。

 人には、それぞれ生まれ持った「属性」のようなものがあって、その属性に沿った物の考え方、感じ方をします。
 好きなもの、苦手なものも、属性によって左右されます。
 複数の属性を持っているのが一般的で、その組み合わせが個性にもなります。

 大事なのは、自分の感じ方を認めて肯定すること。

 たとえそれが、世間で言うところのポジティブとはかけ離れていたとしても、ありのまま感じたことを肯定的に捉えて尊重することが、「自分に正直な生き方」に繋がるのです。

 自分に正直に生きていると、どんどん生きやすくなっていくのが分かるようになると思います。

 さらに進むと、自分以外の人のことも、自然と尊重できるようになっていきます。

 そうすると、ますます生きやすくなっていくと思いますよ。

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