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ビジュアルスノウ
またの名を、視界砂嵐症候群というらしい。
私は特定の状態のときに目を閉じると、瞼の裏がそれはそれは綺麗なマゼンタ色になります。
普段から目を閉じればいろんな色の光を見ますけれども、それを私は、「脳波的なものを色のついた光の波として感じているのではないか」と思っていました。
その時もそのマゼンタ色を見ていたときにふと思いついて、「目を閉じるとマゼンタ」みたいな言葉で検索を掛けてみたら、偶然見つけたのが、ビジュアルスノウという疾患?についてまとめられたサイトでした。
画像を勝手にお借りするわけにもまいりませんので、興味のある方は検索してみてくださいね。
そこで見た、「ビジュアルスノウの人の視界」という画像を見た時に、これって疾患?だったの? と私は初めて知りました。
昼間や明るい場所では特になんとも思っていませんが、夜になると私はものすごく見えにくくなるんですよね。
ざらっとした視界になって、モザイクがかかっているような砂嵐感です。言葉にすると、なんのこっちゃって感じですけれども。
砂嵐のような無数の点が視界に見える症状そのものをビジュアルスノウと呼ぶそうですが、この症状を含む障害すべてをさして「ビジュアルスノウ」と呼ぶこともあるそうです。
障害全体でみると、様々な症状があるそうなのですが、私が自覚している視覚症状は、砂嵐症候群の他に、飛蚊症、ブルーフィールド内視現象、閉眼幻視の三つです。
すべて子供の頃から当たり前のようにあるものなので、なんとも思っていませんでした。
飛蚊症の原因の大半は「加齢」だと知った時は、まだ私はピチピチだったのでショックでしたが…。
ブルーフィールド内視現象も、飛び交う粒子に遠近感がないことから、大気中にあるものではなく、眼球内の何かが見えているんだろうとなんとなく思っていたので、「それは白血球です」と説明されて心から納得していました。
眼を閉じた時に見える光についても、私は音を光としてとらえる共感覚があるので、何かを光として捉えてるんだろう、たぶんそれは脳波! みたいに自分で推理してました。
でも、夜の変な視界が、まさか視界砂嵐症候群だから、だとはびっくりです。
ただ、おかしいとは思ってたんですよね。
ブルーフィールド内視現象って、明るい所でよく見えるはずなんですが、薄曇りの日に部屋の中でも見えたので。
明るくない場所でも、白血球とは別に、何かがチラチラしているのもわかっていたんですが、まさかそれが「雪」だとか「砂嵐」だとかに例えられているとは思いもしていませんでしたよ。
まあでも、軽度なんでしょうね!
子供の頃から同じような人、たくさんいると思いますよ。これがあたり前なので、自覚がないんだと思います。
私なんて特に、見えにくいのは暗い場所だけなので、そんなに不便じゃなかったので。
夜になると視力が落ちるんだよ~と言うと、「わかる~」って人たくさんいるので(原因は様々なんでしょうが)、ごく普通の事だと思っちゃいますよね!
というわけで、私は軽度のビジュアルスノウ、視界砂嵐症候群だったわけなんですが…
面白いなと思ったのは、私が子供の頃によく見ていた夢なんです。
幼稚園から小学校低学年にかけてくらいだと思います。
砂漠で、空は澄み渡って真っ青。
私の視界の両端にはセロハンテープがあり、アナログテレビでよく見かけた砂嵐画面が、そのセロハンテープで目の前に留められています。
それだけの夢です。
真っ青な空と、黄色い砂。
空中に視界いっぱいの大きな砂嵐画面がセロハンテープで固定されている。
わかりやすいように説明しようと思っても、たいして文章が変わらないほど単純な夢を、何度も繰り返して見ていたんですよ。
当時はその夢に何か意味があるかどうかなんて考えもしていませんでしたけど、今思うに、未来の自分へ向けてのメッセージだったのかな、なんて、ロマンを感じました。
あなたのその変な視界、砂嵐症候群だってよ!
みたいなね(笑)
そして夢つながりでもう一つ。
私、よく夢を見るんですけれども、普段見ている夢にはいつも視界にフィルターがかかっているような感じで、鮮明ではないんですよ。
で、今ようやくわかったんですけど、このフィルター、ビジュアルスノウの症状重めの視覚だったんです。
現実より、夢の中での方が、この視界砂嵐症候群の症状が重いんですよ。
なんだか奇妙な感じがしませんか?
視界が鮮明な夢も見ます。
それは明らかに明るい世界で、本当にクリアに見えます。
先ほどお話した、子供の頃に繰り返し見ていた砂漠に砂嵐画面の夢、あれはこっち、ものすごくクリアな画質で見た夢なんですよね。
なんなんでしょうね。
クリアすぎる夢には、たぶん意味があると思うんですよ。
その時にはわからなくても、いつか納得できる日が来るのかもしれない。
と、ちょっと話が逸れましたが。
実はこのビジュアルスノウ、眼の疾患、障害ではないんですね。
症状を訴えて診察してもらっても、眼球には異常が見られないそうなんです。
どうやら、脳や神経の働きの問題なんじゃないかと今も原因について研究されているそうです。
まあ納得です。
だって、夢の方が症状重いんですから、そりゃあそうですよね。
何度もお話しましたけど、私の息子はADHDですし、母もおそらくそうです。
私も、子供時代のことを思い出すと、おそらく脳や神経の働きが一般的ではないのだと思われます。
そう考えると、私のこの視界砂嵐症候群も、いずれかの時期に発症したというわけではなく、先天的なものだと思われます。
生まれつき、こうだったと。
後天的に発症する人は、この症状に追いつめられることもしばしばあるそうです。
先天的にこの障害を生まれ持った人よりよほど症状が重いのだと思われます。
これは私のただの推測ですが、
後天的に発症した人の場合、偏頭痛や鬱病なども併発していることが多い傾向があるとのことで、それを踏まえて推測するに、因子のようなものを持っている人が、脳や神経の働きにまで影響を受けるようなストレス(突発的なものでも、長期間にわたり蓄積されるようなものでも)を受けることで発症したりすることもあるんじゃないかなと。
その場合、併発している症状に対して治療を行ったり、原因となったストレスに対処したりすることで、症状が軽減されるのではないかなと思いますが、どうなんでしょうね。
ここまで踏まえて考えると、冒頭にお話した私が特定の状態で見る綺麗なマゼンタ、やっぱり脳波だと思うんですよね~
これね、ちょうどいい温度の湯船とかに入って、
「はぁ~極楽じゃ~」
って時に見える色なんですよ。
ハッピー寄りのリラックス状態の脳波は、私基準だとマゼンタです!
なんのこっちゃって話ですが笑
いつかこの、閉眼幻視ってやつの謎が解明されたとき、脳波が~って文言があったら、「ゆきの言ってたこと当たってたな!」と、得意げに小躍りする私を想像して欲しいと思います♪