Jesper Myrforsから見るOld School mtg
こんにちは。はじめまして。
manaです。
Old School(以下OS)の魅力の1つでもあるカードのアートとアーティストについてわたしなりに綴りたいと思います。
Jesper Myrfors
Magic: the Gathering(以下mtg)の初代アートディレクターです。
Jesperはアート絵画以外にもアーティストスカウト、そしてオブジェクトとしてのカードデザインもChristopher RushやRichard Garfieldらと共に行っていました。
Jesperはカード全体で〝Fantasy〟を表現しようとしました。
おどろおどろしくもユニークでアイコニックで、わたしはJesperのディレクションしたmtgが大好きです。
1990年はBoris Vellejo巨匠の影響を受け〝リアルな程良い〟とリアリズム思考に支配されていました。
1990年のBoris Vellejo画カレンダー
リアリズムアートでの競争は難儀且つ激しかった為、Jesperは逆のアプローチをしました。
・大胆な色
・記号化したデフォルメ
・モチーフにフォーカスしたアートデザイン
この手法は見事に大成功し、mtgのカードはすぐに認識されるようになりました。
個人的に大好きなカード、Fork
アイコニック代表とも言えるStasis
余談
ヘッダーのWord of Commandはわたしが大好きなので設定しました。
ですが、Jesper自身はあまり好きではなかったようです。
背景用に描いていたテクスチャにJesperが冗談で目を描いたらRichard Garfieldがその〝テクスチャ〟を気に入り、不本意にカード化されてしまったそうです。
mtgの生みの親Richard Garfield
OSは背景ストーリーも含め、ユニークでとても愛らしいです。
mana
参考
Jesper Myrfors Interview - Part II
翻訳や情報など誤った記述がありましたらお手数ですがご指摘ください。
サポートいただけたら嬉しいです。創作活動に使います。