![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47407582/rectangle_large_type_2_75d371d4b26281f380f0967324a3ce4e.jpeg?width=1200)
「Game-iというサイトの売上情報が不正確で信頼できない理由と、信頼できる売上情報を知る方法の紹介」という記事の紹介と補足
こんにちは。Game-iです。
最近まとめサイトやYoutubeなどで引用頂く事が増えているようで、見出しの記事がゲーム紹介サイトのゲームキャストさんで掲載されていたのでご紹介します。
記事:Game-iというサイトの売上情報が不正確で信頼できない理由と、信頼できる売上情報を知る方法の紹介
最近、Game-i というサイトのデータを使ってスマホゲームの売上を語る SNS 上の会話や、ニュースを見ることがある。
そのサイトの売上データは業界的に信頼度が低いことで有名だと思っていたが、一般ではかなり信じている人もいて、ゲームの行く末を考える指標にしている人もいるようだ。
いやいやいや、あれは指標にするのも良くないデータで、とんでもないことだ。
なるほど。ゲームの行く末については各企業の規模や運営状況にもよりますので参考にならないと思いますが「指標」としては利用価値がある事をこの記事ではご説明しておこうと思います。
・タガタメの売上予測について
前述の記事中で信頼できない根拠とされているgumiの「誰ガ為のアルケミスト」のYoutube動画「タガタメ3周年記念ファンミーティング公開生放送」を視聴しました。
該当の個所はこちら(2:25:17あたり)
ユーザーからの「売上低いけど大丈夫?」という質問に対し、タガタメの売上をグラフ化して掲載されています。
![売上推移yt0227s](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47405282/picture_pc_ab17fd6e16c64e30e8912d3d5be4fe44.png?width=1200)
売上は安定しているとの事。
当サイトでも期間中の月商は平均2.7億で予測しています。アニメや他社に頼らない自社作品ですのでめちゃくちゃ儲かってるはずです。
![タガタメ予測](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47405396/picture_pc_492fa2226ffc60a4e4a0e653421f567a.png)
アプリ/誰ガ為のアルケミスト - #セルラン分析 /ゲーム株『Game-i』
「売上低いけど大丈夫?」
ってどこ情報!?
うわ、びっくりした!!うちじゃないよね??
![売上推移Game-i](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47405654/picture_pc_4e6bb391c0a1b3664a647c04b49349da.png?width=1200)
当サイトの売上予測をグラフにして重ねるとこんな感じです。だいたい近い水準で推移しているのではないでしょうか。
1月のズレが大きいのは業界的に売上が高くなる時期ですが計算時に考慮できていないためです(来年改善したい)。
という事で、実際の売上は一致することはありませんが、売上推移の「指標」として使える精度になっているのではないでしょうか。
・株式会社gumi(3903)決算売上との比較
当サイトは主にゲーム関連株に興味がある投資家に向けたものです。四半期や通年の売上変動を見極める上で参考になればと考えています。
2019年第3四半期(2018-11 ~ 2019-01)比較
・Game-i 予測売上
25.13億
・決算発表 実績売上
37.12億
・差異
11.99億(32.3%)
10億も違う!!!! 誤差としては3割弱ですが、これは運営企業やユーザーにとって非常にインパクトが大きな数字ですね。
gumiは下記の要因で予測値から上振れしている可能性が高いと考えます。
・FFBEなど他社協業タイトルの契約内容(収益分配)
・DMM GAMESやAmazon store、auゲームなどApple/Google以外のプラットフォームがある
人気アプリだけに2割程度の収益をApple/Google以外から得ていても不思議はないですね。
こういったケースでは推移としては参考になるが売上金額としてはズレます(予測の対象外)。比較情報はGame-iサイト内で閲覧できるようにしています。
続いて他のアプリに関する比較情報も掲載しておきます。
・株式会社ミクシィ(2121)の決算売上との比較
国内アプリトップクラスのモンストを中心としたデジタルエンターテインメント事業との比較です。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47406665/picture_pc_dbf0d82ed2d46c8cd02ef0ffea1a1070.png?width=1200)
2021年第3四半期(2020-10 ~ 2020-12)
・Game-i予測売上
218.16億
・決算発表 実績売上
225.88億
・差異
7.72億(3.42%)
8億近く違いますがモンストは売上規模が大きく誤差としては3.42%です。
また実績売上には海外の売上も含まれていますので、予測値が下回るのは正しい傾向です。
・株式会社coly(4175)「魔法使いの約束」IR売上との比較
2021年02月26日にマザーズへ上場したcolyの主力アプリ「まほやく」との比較。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47406774/picture_pc_5fd9ebd0a4cd75ded6cc5f4914d9add0.png)
2020年第3四半期累計(2020-02 ~ 2020-10)
・Game-i 予測売上
17.18億
・決算発表 実績売上
17.59億
・差異
4,121万(2.34%)
9ヶ月間の売上との比較ですが誤差は2.34%です。
予測売上が思いのほか近くて僕自身がびっくりしました。
・まとめ
3社ほど例に挙げさせて頂きましたが、Game-iの売上予測はゲーム関連株に興味があり情報が欲しい人に向けての「指標」です。
外部環境など様々な要因に影響を受ける企業の実際の売上と一致することはまずありませんが、推移や期間毎の比率については参考になるのではないかと思います。
他企業の決算発表と売上予測値の比較に興味がある方は下記のページをご覧ください。参照元のIRにもリンクしていますのでどなたでも比較頂けるはずです。
余談ですがコロプラの売上予測はかなりズレています。
gumi同様にSQEX協業「ドラゴンクエストウォーク」の影響もありますが、大きな理由としては「白猫プロジェクト」のような長期運営しているアプリでは、ヘビーユーザーが割引のあるAmazon store等を利用して課金している可能性が高いのではないかと考えています。Youtube配信でもAmazon版でのプレイを見かけます。
「グラブル」なども同様にモバゲーなど他ストアの課金比率が高い可能性がありますので、あらかじめ考慮に入れて売上予測を見て頂けると良いと思います。
最後までお読み頂き有難うございました。よければスキ(ハートマーク)タップやtwitterフォローお願いします。
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※2021/03/11 追記:gumiの決算比較の数値がサイトと異なっていたため修正しました。
Android向けモバイル版アプリ「Game-iApp - セルラン分析」公開しました。
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![Game-i](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/15311699/profile_97ca5b98fc3c61ab8770bf4ad422cdc6.png?width=600&crop=1:1,smart)