うまぴょいショックまとめ(人気アプリがサービス終了してしまう件)
こんにちは。Game-iです。
2021年6月30日に多数のゲームアプリからサービス終了が告知されtwitterで話題になっていました。
いずれもゲーム系上場企業のタイトルばかりでプレイしているユーザーも多かったのではないでしょうか。僕が過去に好きだったタイトルもありますので、終了までの経緯を少し振り返ってみようと思います。
ところで最近のアプリのサービス不振において無視できない要因が一つあります。人気ゲーム「ウマ娘」の配信よってアプリの重課金アクティブユーザーがこぞって大移動しているとかしていないとか・・・
「うまぴょいショック」
ウマ娘の配信開始は2021年2月24日
iOS総合トップセールスランキングで常に上位をキープし2021年7月1日時点で月間の平均順位はいまだに2位を割り込んでいません。
サイバーエージェントの決算説明会でも藤田社長より「想定外の結果で過去最高売上を達成」そして「通期予測も大幅な上方修正」と報告されたのが非常に印象的でした。
アプリのマーケットを判断する上で重要なのがゲームアプリ市場規模です。世界的に右肩上がりで成長を続けてはいますが、日本国内を見ると成長率はやや鈍化傾向にあります。
出典:Yahoo!ニュース 世界のモバイル向けゲームアプリの市場規模実情をさぐる(2020年公開版)
2021年予測が日本国内で135億ドル(1兆5000億円)
モンストなどのトップクラスのゲームは年間1000億規模の売上があります。上位タイトルのシェアが非常に高いのが日本のゲームアプリ市場です。
国内トップクラスのアプリが1つ増えたという事は、ウマ娘が市場内で他のアプリからシェアを奪ったとも考えられます。
新たなユーザーが増えて市場が拡大している可能性もありますが、ウマ娘は従来のスマホソシャゲーユーザーをターゲットに据えたタイトルです。2月から6月までの期間に影響を受けたアプリは少なくないように感じます。
今回サービス終了に至ったアプリには全く関係ない可能性もありますが。
以下、配信から終了までのセルラン推移を簡単に触れていきます。
グリムエコーズ
2021年6月30日サービス終了告知(9684 スクウェア・エニックスHD)
スクエニのオリジナルタイトル「グリムノーツ」関連シリーズ作品。
2019年3月に配信され翌月は2.88億ぐらいの売上予測を記録。しかし2020年、2021年は上位からは姿を消しセルラン平均500位近辺を推移。2月―6月目立った大きな変化は無し。
特に可もなく不可もなくという状況であったようにも見えますが、4月の新年度へ替わるタイミングで終了判断があったのかもしれません。
同時期にグリムシリーズの新プロジェクトが発表されていました。主力チームが移っている可能性があります。
グリザイア クロノスリベリオン
2021年6月30日サービス終了告知(7803 ブシロード)
2020年11月に配信され翌月に8,436万ぐらいの売上予測を記録。2021年に入りセルラン平均は600位台を推移し徐々に下降。
2019年9月8日の事前登録開始から配信まで1年以上経過。プロデューサーからは「初の自社開発」「予定通りにはいかない」などのコメント。
開発費用が大きく掛かっている&運営で回収見込みが立たなくなったという状況だと思います。アプリ開発における経験と実績の重要さを感じます。
ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ
2021年6月30日サービス終了告知(7832 バンダイナムコHD, 3632 GREE)
2017年1月に配信され2020年の夏頃までは億越えの売上予測を記録。2020年後半からセルラン平均は400位台を推移。2021年5月以降に700位台まで下降。
人気IPの長期運営タイトルでありましたが4月頃の計画見直しなどで撤退の判断がなされたように見受けられます。
ウマ娘をはじめとした最近のゲームと戦い続けるのは難しいという環境的要因も大きかったかもしれません。終了は残念ですが、アプリ運営としては企業側の目標も達成しユーザーにも支持され役目を全うしたように感じます。
サクラ革命 ~華咲く乙女たち~
2021年6月30日サービス終了延期告知(6460 セガサミーHD)
2020年12月15日に配信され初月7,370万ぐらいの売上予測を記録。2021年に入りセルラン平均は400位台から下降を続け4月にはサービス終了(6月30日予定)を告知。
2021年2月にセルラン平均700位台を記録しており、大手パブリッシャーで期待される売上に対しては厳しい状況になっていました。3月には若干の回復が見られますが、既に取れる手は限られていたのでしょう。
そしてサービス終了の当日「サービス終了日の延期」が告知されました。
初めて見た気がします。話題には事欠かないアプリですね。
その他、2021年6月30日にサービス終了したアプリ
アークザラッド R
ForwardWorks(6758 ソニー関連)、3672 オルトプラス
おねがい、俺を現実に戻さないで! シンフォニアステージ
4199 ワンダープラネット
けものフレンズぱびりおん
7803 ブシロード
以上
オルトプラスのアークザラッドRは、良くも悪くも思い出深いゲーセク投資家さんも居るのではないでしょうか。皆さん、終了しました。
2021年6月10日に上場したワンダープラネットの「俺ステ」は2020年12月10日のサービス開始から半年で終了。ネガティブな材料を残したくなかったのか決断が早く4月30日に告知されています。
ブシロードのけもふれアプリは続けられている事が不思議でしたね・・・
まとめ
各アプリのセルラン推移を眺めてみましたが「うまぴょいショック」はあまり感じられませんでした。いずれも運営が厳しい状況にあったと見受けられます。
影響が出るのは運営が継続出来ているセルラン100位以内を推移しているような売上規模の大きなタイトルかもしれません。
2020年の年間上位だったモンスト、荒野行動、プロスピなども今年の年末にどうなっているのか大変興味深いですね。年間予測はいずれ冬頃にまとめようと思います。
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