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ゲームアカウント売買(RMT)は違法なのか?

ゲームアカウントや通貨・アイテムを売買する行為、リアルマネートレード(RMT)が合法なのか違法なのかという議論は現在まで数々繰り広げられてきました。

結論から言ってしまうと、2020年7月現在、日本国内においてこれを違法とする法令は見当たらず、 違法ではないと考えるのが妥当です。

※ただし、ゲームのデータ・プログラムの改ざんやチート行為に関しては犯罪行為となりますので絶対にやめましょう。

そもそもRMTとは何か

ざっくり言うと、ゲームアカウントやゲーム内通貨やアイテムを現金(リアルマネー)で売買する行為を指します。

ちなみに最近、荒野行動の開発の方が本当はRMTを許容したいという旨のツイートをしていたのを筆者は見かけました。ただゲーム運営元自体がRMTを許容することは難しいという内容でした。※現在はツイ消しされてるかもしれません。

もしかしたら、本当はRMTを許容しても良いと考えているゲーム運営元は他にもいるかもしれませんね。

正し大抵のゲームの利用規約でRMTは禁止されているので、あくまで自己責任で行っていただくようお願いします。※筆者は責任は取れませんのでご了承ください。

データ改ざんやチートは何故犯罪なのか?

そもそもデータ改ざんやチートが何故犯罪なのかはご存知でしょうか?

昔はゲームのバグなどを利用した裏技がよくありましたよね。

そんな軽いノリでデータ改ざんやチートをしてしまうと大変なことになってしまうかもしれません。

■著作権の侵害

チート行為は著作権の侵害です。

ゲームソフトは著作権法第2条1項1号に該当する「著作物」に該当するといわれています。 つまり、ゲームのプログラムやデータを改ざんし、ゲーム上のアイテムやお金を、本来ならありえないくらい増やしたり、自分が操るキャラクターをチート行為で一瞬で最強にさせたりすることは、著作物を著作者の意図に反して変更、改変することになるため、同一性保持権の侵害に該当し、不法行為に基づく損害賠償責任を負うことになります。

■電子計算機損壊等業務妨害罪

また、チート行為は電子計算機損壊等業務妨害罪にもあたります。

長ーい罪名ですが、コンピューターや電磁的記録を破壊して、コンピューター上で行われる業務を妨害することを指します。ゲーム運営会社の業務として、「ユーザーにゲームをプレイさせること」がありますが、チート行為は、まさにこのゲーム会社の業務を妨害する行為にあたり、処罰の対象となるのです。

チート行為はゲームバランスや、コミュニティの崩壊を招き、他のプレイヤーに不快感を与え、業務支障や経済的な損害を引き起こして、ゲームの運営元や、その場でプレイしていないプレイヤーにまで迷惑になってしますのです。

安易な気持ちでチート行為をすると法的責任に及ぶ可能性があることを理解しておいてください。

RMTを安全にする方法はあるのか?

ここまで長々と記載してきましたが、結論としてはゲームアカウント売買(RMT)自体には法律が制定されていませんので、問題ありません。

ただし、RMTをする際は、データ改ざんやチートが使われていないか、アカウント停止となっても自分で責任が持てるかなどを判断して行うことが大切です。

現状数あるRMTサイトの中で安全に取引できるのは、ゲームクラブなどの不正ツールを排除しているサイトが良いのではないでしょうか。

RMTは上手に使えば、とても便利な手段になるかと思います。自己責任の範囲内で活用してみてはいかがでしょうか?

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