リザードンex解説!デッキを正確に理解することで見えるtier1である理由
こんにちは、ふとん(X ID:@game_futon)です。
好きなデッキタイプはロストバレットでロストアビス発売後から愛用しています!
ナイトワンダラー発売後からは悪リザードン🔥を中心に使っています。
そんな私が悪リザを使って感じた強さの本質をデッキ構築の観点で記していきます。
前半部分ではスクランブルバトル静岡で使用したリストを基に解説を行い、後半の有料部分では私が現在使用しているリストと前半部分では触れなかったカードの採用理由をスクランブルバトルで学んだことも交えながら解説しています!
現在使用しているリストはドラパルトやサーナイトを少し厚く見たリストで珍しい秘蔵のカードの解説と立ち回りについても記載しています!
デッキリスト
重要なカードの採用理由や採用したかったが見送ったカードについて後続の解説パートにて記載させていただきます。
リザードンexデッキ徹底解説
リザードンexというデッキはリザードンexというとんでもなく高いカードパワーを持つカードをいかに無駄なく、強く使うかというデッキタイプです。
デッキ構築を考える際、リザードン本来の強さを通すため勝ち筋を拡げるためのカードというよりは負け筋を減らすカードを採用する傾向にあるという認識です。
その辺りのデッキ構築の観点で前回noteを書いております。こちらも併せて読んでいただけると嬉しいです!!☺️
ここからは特に重要なカードを基本的なことから深いところまで解説していきます!
ヒトカゲ
丸焼けヒトカゲより火の粉ヒトカゲを評価しています。
極端な話どちらでもいいですが火の粉の方が欲しい場面が多かったため多めの採用をしています。
ダメージ面では30ダメージか40ダメージの違いですがそれぞれの活用場面を記載します。
リザードンex
大事なことなので何度も言います。
とんでもないパワーカードです。自分でエネ加速をしながら序盤から種ex、終盤には2進化ex、カースドボムを絡めれば…etc……
このデッキタイプは如何に無駄なくリザードンを効果的に使えるかが大事であり常にリザードンの価値と向き合いながら構築していくことになります。
サマヨール
デッキの中央値を上げるカードです。
とんでもないパワーカードであるところのリザードンにカースドボムが加わることでもはや宇宙まで到達していますがそれは進化できることが前提にあります。
スクランブルバトル静岡時点ではヨマワルラインを2-1-1で採用していますが適切なタイミングでカースドボムを打つためにアメ要求をなくすサマヨールを"手札から"進化できる価値は非常に高く少しでもその確率を上げるために2枚採用にするか悩みました。
ネジキでヨマワルと入れ替えサマヨールに進化することでドラパルト対面でも強力な圧をかけることに繋がります(あまり実行できませんがカースドボム50+残りサイド3の270ダメージでちょうどドラパが気絶することも覚えておきましょう)。
総じて、相手に着実に圧をかけつつカースドボムで宇宙ムーブをするための確率を上げる⇔中央値を上げるカードとしてサマヨールを評価しています。
ヨノワール
デッキの最大値を上げるカードです。
テキストには相手のシステムポケモンが気絶すると書いてあります(!?)
活用方法を挙げるとキリがありませんが本来倒せないはずのポケモン、本来リーサルではないはずの場面から一気に展開が動きます。
先述したサマヨールは間違いなく中央値を上げてくれるカードですがそのまま勝ちなる場面は少ないです。
対してヨノワールはそのまま勝ちになる場面も多くサイド落ちした時のキツさはヨノワールの方が大きく2枚採用するならヨノワールだと感じています。
(相手がピジョットを立てて攻撃せずに準備の番にしてきた時、ピジョットに180ダメージを与えてこちらの好きなタイミングでカースドボム130で倒す動きは非常に強力です。)
ネジキ
ネジキは相手の思考の外側から急に強力な動きを決めることができるカードです。
あまり好きなカードではありません(!?!?)
勝ち筋を生み出せる柔軟性のあるカードというよりは勝ち筋そのものといった性質が強いからです。
しかしリザードンデッキにおいては正当化される明確な理由があります。それはリザードンex自身の圧倒的なカードパワーの高さです。
悪リザはそのカードパワーの高さからまともに打ち合えば勝つことは難しくそれがtier1と呼ばれる理由です。そんなデッキに更にカースドボムという非常に高いパワーのカードが追加されています。
初動で出した2体のヒトカゲが強引に倒された場合、ネジキからリザードンに進化するだけで相手の強引な初動は裏目に変わり形勢を一気に逆転するだけのカードパワーがあります。
終盤に相手の意識外からカースドボムを打つことで一気にリーサルまで持っていくこともあります。
どちらもその根底にはリザードン、ヨマワルラインのカードパワーの高さが前提にあり、先ほど相手の思考の外側から急に強力な動きを決めることができるカードと表現しましたがリザードンデッキにおけるネジキは言い換えると
自分の動きをまっすぐ貫くためのカード
と言い換えることができます。
言ってしまえばリザードンやヨノワールが立つこと自体が強い動きになってしまえるのです。
そんな強い動きを崩スタ等と合わせて盤面を整理しながら行えたりと+αの役割まで持っています。(そりゃ強えよ…😇)
私はこれまでロスバレをメインで使ってきた都合上ネジキの評価はそこまで高くありませんでした。
ロスバレというデッキはポケモン1枚1枚のカードパワーがそこまで高いわけではなくゲーム全体の総量で勝つデッキタイプです。
条件付き110ダメージ(ウッウ)、高条件ダメカン12個ばら撒き(ヤミラミ)、ミラゲ要求のロスト7溜まるまで使いづらいアタッカー達
流石にヤミラミはカードパワーが高く感じますがそれぞれカード単体で見た時に1-1(2-2)交換が関の山でありネジキを使用したとしても出来ることはその番にできる最適な"攻撃"でありそれが最適な"動き"と言えるかは別です。
カード1枚1枚のパワーを正当に評価し相性を考えた結果リザードンデッキにおけるネジキは強いと評価しています。
ツツジ
ブライアが環境に存在することにより価値の上がったカードです。
ブライアを意識した時、相手はサイドの進行を順当に残り2にせずサイドを残り4,3と進めながらブライアをケアしたサイドレースを展開してきます。
このようにブライアを意識したサイドレースを行う際、カースドボムまで含めるとツツジまでケアすることは理論上不可能なため価値が上がっています。
負けん気ハチマキを絡めることで相手残りサイド3で300ダメージを出せるためカウンターキャッチャーやプライムキャッチャーでピジョットを呼びながらツツジを打つ場面も多く非常に強力な動きといえます。
崩れたスタジアム
ネジキを採用するまで崩れたスタジアムの評価は比較的低かったです。
元々崩スタ+フトゥーの盤面操作は強い動きの一つではありますがフトゥーは手札に戻すだけ+サポ権使用済みのためそれをする余裕が無いためです。
キチキギスの登場により種V,exが場に2体以上存在することも多く崩スタだけでは完全な盤面操作にならなくなったと言う側面もあります。
そんな時にネジキと出会いました。
ネジキはフトゥーと同じく盤面操作を行うカードでありながらカースドボム等の強い動きに繋ぐことができます。
ネジキと合わせて使うことで消極的な動きではなく前のめりな使用方法を見出すことができ評価が上がった一枚です。
採用を見送ったカード
中央値を上げるカード群
先述したサマヨールを除くとパッと思いつくのはこの3枚だと思います。
いずれも枠の都合上不採用となりましたがなんども言う通りリザードンexのカードパワーが高いため中央値を上げることはリザードン本来の動きを通す確率を上げることに繋がります。
デッキ構築は基本的には最大値を上げることで、その分動きの分岐に繋がるため優先順位が高いと評価していますがメインアタッカーのカードパワーが高いため中央値を上げるカードの評価が他のデッキタイプとは異なり優先して採用する優位性が生まれると考えます。
アンフェアスタンプ
確率の押し付けを行う最後に笑うためのカードです。
キチキギスの登場により乗り越えられる確率が上がっており少し逆風とも取れますがサポ権を残した状態でこちらが5枚引けることも重要です。
シンプルに手札干渉の試行回数が増えているためシステムポケモンを倒しながらHP330のリザードンを越えれますか?という顔ができます。
手札干渉→乗り越えられ→手札干渉→乗り越えられの連続になるかもしれませんが全てを乗り越えられる確率を下げる立ち回り、乗り換えさせない負荷の掛け方をすることで最後に笑うカードです。
スクランブルバトルではエーススペックの枠にプライムキャッチャーを選択しました。
シンプルに昨今のゲームスピードでペパーからアンフェアスタンプを持ってくる余裕がない⇔打つ余裕がないというのが大きな要素です。
また、先述のツツジの項目で解説しましたがブライア、ツツジの両対応することは理論上非常に難しくより負荷のかかる動きを1ターンで行うために手札干渉はサポートであるツツジに任せて呼び出し札としてプライムキャッチャーを採用しました。
偉大な大樹
最大値を大きく引き上げるパワーカードです。
特にカースドボムと相性がよく序盤に貼ると相手のカースドボムでこちらが苦しむ可能性がありますが適切なタイミングで貼ることで盤面を崩壊させることができネジキまで絡めると相手の顔は真顔になります。
間違いなく最大値を上げながらピジョットにもつながる中央値の引き上げにも貢献しますがやはり構築段階で負け筋が一つ増えることに懐疑的になり採用を見送りました。
ジャミングタワー
崩れたスタジアムと選択になります。
ジャミングタワーを採用したいと思ったきっかけは以下の2点です。
ロストスイーパーはペパーで持ってこれるため必要な時に容易に持ってくることができます。
対してジャミングタワーは必要な時はマッハサーチを使用する可能性が高い代わりに剥がされるまで全ての道具を無効にできます。
実際に役割遂行度としてはロストスイーパー<ジャミングタワーでしたが結果的にはどちらも採用せずに終わっています。原因は
とにかく相手のジャミングタワーがキツい
これに限ります。
現在、ジャミングタワーが入っている可能性が比較的高いデッキタイプはレジドラゴvstarとドラパルトexの2つだと思いますがどちらもリザードン側が不利とされているデッキタイプです。
この2つのデッキタイプ相手には早い段階で森の封印石を使う傾向が高く、相手に貼られたジャミングタワーを貼り返す手段がなくスターアルケミーが使えず負け、といった試合が続き採用を見送りました。
ジャミングタワーは確かに強力ですがこちらも封印石や負けん気ハチマキが使用できなくなるためロストスイーパーとセットで1-1採用することで真価を発揮すると感じています(枠がありませんね……😢)
ミストエネルギー
不利とされているサーナイト、ドラパルトを厚くみると同時に現在増えているトドロクツキにも刺さるメタカードです。
デヴォリューションをメインメタとしてファントムダイブや狂いえぐるからも守ってくれる上にピジョットの吹きすさぶの技エネにもなる優秀なカードですが有料部分に記載の秘蔵カードを採用するため不採用としました。
ニンフィアexがどれだけ環境に影響を与えるかで価値がさらに上がるポテンシャルを秘めています🤔
リザードンexがtier1である理由
リザードンがとんでもないパワーカードだから((ry…
リザードンexはポケカを上手くなりたいなら握っておいて損はないデッキタイプと言われることがあります。
それはピジョットの確定サーチによる各ターンごとに行える上限と下限の見極め、動きの方向性を決めるスピード等の側面もあります。
そこにさらにもう1要素加わりカードパワーの高いメインアタッカーをいかに無駄なく効率よく使えるかという立ち回り面は勿論のこと構築面でも思考力を養うことができます。
リザードンは他のデッキではおよそ味わうことのできない別ベクトルのパワーを持っており先述の『デッキを作る』とは。のnoteでも記載しましたが構築の考え方が大きく異なります。
ポケモンカードの上手さがでる要素は構築面、立ち回り面の大きく2つの予想があり立ち回り面をさらに深掘りするとカードの使用順,勝ち筋/負け筋の見える量とその確率の見極め,見えている盤面から相手の手札を予想する力(相手に予想させない力⇔カードの使用順)等が挙げられると思います。
リザードンはこれら全てを養うことができちゃんと、しっかり動くことでリザードンはちゃんと、しっかり勝たせてくれるデッキタイプです。
その中央値,最大値の高さと自分の動きにしっかり答えてくれる構築上の特性がtier1と呼ばれる理由だと考えます。
中締め
ここまで読んでいただきありがとうございます!
ここまでで詳しい記載のなかったカード、採用していないカードで気になることがあれば是非DMやリプライにて質問していただけると嬉しいです☺️
ここからの有料部分は私が現在使用している構築と不利とされているサーナイトとドラパルトを厚く見るための特徴的なカードの解説を行っています!
スクランブルバトルで学んだこともあったので最後にスクランブルバトルの対戦レポートも載せています!
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