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【5000文字超全文無料】エネ要求を乗り越えろ!ピカチュウex考察

こんにちは、ふとん(X ID:@game_futon)です。

好きなデッキタイプはロストバレットでロストアビス発売後から愛用しています!

ナイトワンダラー発売後からは悪リザードン🔥を中心に使用し、2025年シリーズ シティリーグS1では優勝🥇という実績を得るに至りました。

そんな私がここ最近ピカチュウを研究してきた中で感じたことを記していきます!

早速ですが初めに使っていた構築と現在の構築を公開します!

最初の構築
現在の構築

全く違いますね😇
詳しくは後述のデッキ解説の章にて解説していくのでご覧いただけますと幸いです!!

ピカチュウデッキとは

やはり1番に目を引くのは気合いのタスキのような特性のがんばりハートと300ダメージという高火力ですね🔥🔥

ピカチュウの強み

○高火力300ダメージ

○1撃では気絶しない特性

○テラスタルのポケモン
 →ゼロの大空洞 テラスタルオーブ
    ヨルノズク ガラスのラッパ 煌めく結晶

シンプルながらも強力なテキストを持っていますね!

特にテラスタルのポケモンという部分はデッキ構築の幅を広げてくれそうです🤔

ピカチュウの弱み

○攻撃に必要なエネルギーが3色🌱⚡️⚙️

○相手の攻撃を耐えてしまう

○技の効果と特性の相性が悪い

やはりエネルギー加速手段が1番の難点です🫠

如何にエネルギー加速しつつ攻撃を続けられるかが構築の鍵になり、最も多くのデッキ枠を割くことになりそうです。

また、相手の攻撃を耐えてしまうことはカウンターキャッチャーの権利やサイドレースの進行を相手に委ねることに繋がり強みであるとともに弱みとも言えます。

テラスタル枠(システムポケモン)での採用であれば壁役としての役割を全うしてくれそうですがメインアタッカーとして運用する場合は技の効果でエネルギーを3枚トラッシュしてしまう都合上、相手の攻撃を耐えるデメリットの方が大きくなる可能性すら考えられます。


エネルギー加速手段

先述の通り、ピカチュウexデッキを組む際の最大の障壁ともいえるエネルギー問題について考えていきます💭

構築を考える際に思考した時系列順にまだ試せていないものもありますが記載していきます!

エネ加速手段を挙げていけばキリがないので実用性がありそうなもののみ記載していきます💭

レアコイル

やはり初めはレアコイルです。

デザイナーズコンボとも言えるテキストで⚡️タイプのポケモンにトラッシュから好きな色の基本エネルギーを3枚も付けることができます。

実際にレアコイルを使用したリストも作成しましたので使用感は後続のデッキ解説の章にて詳しく記していきます!

きらめく結晶

非常に重い3色要求に対してそもそも2色にしてしまうことで実質的なエネ加速を行っています。

アカマツ

きらめく結晶+アカマツのコンボで攻撃色を賄うことができます。

理論上は毎ターンアカマツを打てば毎ターン攻撃することも可能です🤪

似たデッキタイプであるタケルライコオーガポンで使用されるオーリム博士の気迫ではエネ加速しながらドローまでできる反面、アカマツにドロー効果はついていないためサポート権以外でリソースを補充する必要が出てきます。

力の砂時計

バトル場限定で全自動エネ加速を行えるポケモンのどうぐです。

あまりにも非常にきらめく結晶のサイド落ちが重すぎるためリソースを削らずにエネ加速ができるのが力の砂時計の価値と言えます。

最初の3色🌱⚡️⚙️エネルギーは頑張ってつけなければならないものの1回目の攻撃さえ乗り越えてしまえば自分の番終了時にエネルギーが付くため次の自分の番で逃げエネにしてスピンロトムのとつげきランディング(70ダメージ)で攻撃することもできるためきらめく結晶よりも優位な点も存在します。

草オーガポン+エネルギー付け替え

一度売ったのにハイクラスパックまで
我慢できずに書い直しました…
草エネを転送している
イラストはもう一つあります

レジドラゴvstarデッキでよくみられるエネ加速手段です。

きらめく結晶や力の砂時計効果後の場合は手張りと付け替えで良いためエネルギー要件は満たせています。

草オーガポン自体がサブアタッカーにもなるため悪リザやサザンドラ等にも強く出ることができ、サポート権に自由が利きやすいのもgoodです。

ハピナス+ガラスのラッパ

申し訳ございませんがここからはまだ試せていないコンセプトになります…。

コンセプトとしては草オーガポン+エネルギー付け替えと似ています。

ガラスのラッパでハピナスに加速後、ピカチュウにハッピースイッチでエネルギーを付け替えることでエネルギー要件を満たしています。

エネルギーのトラッシュやハピナスの展開等、初めに乗り越えなければならない壁は高いですが一度整った際は非常に高いパワーを誇りそうです。

ハピナス自身がサブアタッカーとして攻撃しながら手札補充できる点も優秀です。

ワザマシン エナジーターボ

後攻で強い動きが明確に増えます。

展開にスピンロトムを使用せず、自身の特性でエネルギーを付け替えれるハピナス構築とは特に相性が良いと言えます。

エネルギーシール

運が絡みますが最もデッキスロットを開けることができます。

エネ加速をエネルギーシールのみに頼るのは心もとないですがエナジーターボやエレキジェネレーターと組み合わせることでなんとか継戦できそうです…(?)

デッキ解説

⭐︎サンプルリスト①(レアコイル軸)

ver.0(最初の構築)

何も考察せずにとりあえずピカチュウ組むならこんな感じかな〜と手癖で作った構築です。

結論から言うと攻撃できるだけのデッキでした。

作成、1人回し後にチームメンバーに共有したら哀愁漂うマジレスをくらいました。

がんばりハートでHP10耐えるためレアコイルの磁場炸裂で気絶してもカウンターキャッチャーの権利やブライア調整もできる!と思い組み始めましたが実際にはこのような流れでサイドレースが進みます。

①が自分のターン、❶が相手のターンです。

①レアコイル爆発
  →相手サイド1枚獲得(6-5)

②ピカチュウのトパーズボルト
  →サイド2枚獲得(4-5)

❶カウンターキャッチャー
  →コイル呼び出して攻撃(4-4)

③ピカチュウ攻撃できない…

確かに、1人回しではノンストップで攻撃し続けることができました。
しかし、実戦でそううまくいくわけもなくレアコイルでせっかくつけたエネルギーをピカチュウexの技でトラッシュしてしまうのが致命的に相性が悪かったです。

また、サイドレースの進み方を見ても分かる通りレアコイルを使用して気絶している場合サイドレース上でも勝てていないことがわかります。

また、テツノカイナに付ける場合も同様でごっつぁんプリファイでサイド2取ることができたとしても次の相手の番でカイナがワンパンされてしまえばレアコイルでサイド1、カイナでサイド2取られているので3枚、自分が取れたのはごっつぁんの2枚だけなのでサイドレースで負けています。

レアコイルは強力なアタッカーへのエネ加速ではなく場持ちの良いアタッカーへのエネ加速に向いていると理解することができたため採用を断念しました。

⭐︎サンプルリスト②(ヨルノズク+草オーガポン軸)

ver.1

レアコイルと合わせるのは難しいと分かったところでエネ加速手段を考察する段階に入りました。

考察していく中で草ポン+エネルギー付け替えのコンセプトに辿り着き構築を開始します。

まずは参考にできそうなレジドラゴvstarとタケルライコオーガポンのデッキリストを確認し、ピカチュウに合わせてチューニングしたのがこのリストになります。

先述の通り草ポン+エネルギー付け替えの要求を満たすことができれば攻撃し続けることが可能であり使用感も非常に良かったです。

ヨルノズク解説

テラスタルのポケモンと組み合わせると言えばやはりこのポケモン!

エネルギー加速手段を持ってくることができ、宝石探し→アカマツ/きらめく結晶や草ポンと組み合わせた構築の場合は宝石探し→ペパー/大地の器→ペパー→エネルギー付け替え/きらめく結晶で宝石探し一回で攻撃の要求を満たすことができますが……………(to be continued)

ver. 1.1

ヨルノズク構築は手札がずっと少ない!!!!!!!!!

宝石探しで攻撃要求を満たすので手一杯で博士等のサポートを使用する暇がありません。

手札干渉に弱すぎる!!!!!!!!

確定サーチ系デッキの宿命です。
ヨルノズクで欲しいカードをピンポイントで持ってくる都合上山札を圧縮するのが難しく、終盤の手札干渉でそのまま負けるゲームがあまりにも非常に多かったためビーダルを採用するに至りました。

ビーダルを入れずともver.1にはキチキギスがいたじゃないか!
最初のイキリンコで山を削って中盤以降に欲しいカードが引きやすくなるんじゃないのか!?

とver.1を作った時の私も考えていました。
ドラゴとライコポンを参考にした弊害です😇


ピカチュウが気絶しない!!


トラッシュしたくないカードが多すぎる!!


致命的すぎます。キチキギス(さかてにとる)が使えない…。
そもそもなんで使うまで気付かなかったんや…。
イキリンコも使いづらい……。

ビーダル…労働の時間だよ…。

また、ver.1の構築を使用している際にきらめく結晶がサイド落ちし、悲惨なゲームになったので力の砂時計も採用しています。

⭐︎サンプルリスト③(ノココッチ+草オーガポン軸)

ver.2(現在使用している構築)



ビーダルを採用してもなお手札が心許ない……手札干渉にももう少し強くしたい……
カースドボムにも怯えたくない……

この全てを満たすのがノココッチでした。

ピカチュウデッキはもともとtier1であるライコポンには有利なコンセプトなので次に重く見たいのはリザードンexデッキになります。

リザードン対面でも机上論のコンセプト上は有利ですがエネ加速が必要な点、手札干渉が効きすぎる点でヨルノズク構築では非常に苦しいゲーム展開が多く勝率も望んだものではありませんでした。

そこで同じくリザードンexがtier1と言われていた2024年 CL福岡(ワイルドフォース/サイバージャッジ環境)でノココッチ+トドロクツキのデッキを握ったことを思い出しました。
クリムゾンヘイズ環境で海外選手が結果を残し話題となったデッキタイプですが、このデッキの最も大きな特徴は圧倒的な手札干渉耐性と縦引き力です。

ボムを耐えるHP偉すぎるぜ……

各ターンのゴールに達成した後にノココッチを引けてしまった場合は進化して残しておけばよし、ゴールが達成できてない場合は常にノコッチを展開し続けておくことを意識すれば自然とノココッチのみが山札に残り続けナンジャモ対策になります。

スピンロトム(ファンコール)ではノココッチを持ってくることができない都合上、ノココッチを4枚採用としています。

また、スタジアムをゼロの大空洞からノココッチとの相性がとてつもなく高いボウルダウンにすることで先攻1ターン目にスピンロトムに繋がる確率を非常に高く保つことができ、トップドロー込みで89%を超えています。ハイパーボールを除いた場合でも79%超えです。

さらに、ノココッチorハイパーボールが初期手札にある確率も70%超えです。

高確率でスピンロトムからノコッチを3枚展開することができ、ボウルダウンやネストボールで逃げ足ドローコンボを続けることで従来のver.1の構築より中央値、最大値を底上げすることに成功しています。

また、ノココッチが2体いればループすることができるため期せずしてカビゴンLO等にも比較的強いリストになっています⚡️😎

他にもピカチュウとの相性が元々良いきらめく結晶を使い回すためのボタンやトラッシュしたくないカードが多すぎる問題を軽減するためのハイダイなどのカードも試しながら研究中です!💭💭

カウンターキャッチャー等々、採用したいカードはまだまだ非常に多いです🫠🫠

対面の有利不利

今回はver.3の構築をもとに現在私が感じている有利不利を記載しています!

プレイングや構築がまだまだ荒い部分もあると思うのでなんとなくで認識いただけると嬉しいです!!

有利
○タケルライコ+オーガポン
○ミライドン
○テラパゴス
○サーフゴー
○ソウブレイズ

微有利
○悪リザードンex
○ドラパルト(ピジョット)
○ドラパルト(ネイティオ)

五分
○ドラパルト(ボム採用 かがやく枠リザードン)
○レジドラゴ(ヌメルゴンvstar不採用)
○ルギア
○カビゴンLO

微不利
○テツノイバラ
○ドラパルト(ボム採用 かがやく枠フーディン)
○パルキア
○パオジアン

不利
○古代バレット
○トドロクツキ
○サーナイト
○ロストバレット
○レジドラゴ(ヌメルゴンvstar採用)

おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました!

まだまだ研究途中のこのデッキですが非常に面白く学びが多かったです!

研究の段階で相談に乗ってくれたチームメンバーのumi(@Route__10)とはなお(@iL_iLLLd)、友人のボンゴレ(@team_Hatch8)とまのくん(@Ew3Rv)には特に感謝🙏🙏

パワーがありつつも構築面の難しさも目立つピカチュウexデッキですがまだまだ研究していければと思います⚡️⚡️

それではよいポケカライブを!

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ふとん
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