時間の解釈|エピソート2
お久しぶりです、ガムダンです。
皆さま、カップ麺よく食べます?
私は仕事柄、時間が無いときのお昼なんかにチャチャッと食べることが良くあります。我が家はお昼代を含めたお小遣い制ですので贅沢は出来ません。500円前後で抑えないと1ヶ月持たないんですよね・・・
私の好きなキングオブカップ麺はペヤングソース焼きそばかな。これはちょっと他のカップ麺より割高なので、何かのご褒美の時くらいしか買えない代物です。
カップ麺に表示してある調理時間って守っていますか?よくあるのが3分、生麺タイプは5分くらいですかね。あれって、デジタル時計で厳密に図るの難しいですよね。お湯を入れて時計見た何分は正確に言うとその数字を超えてるので、例えば3分のカップ麺にお湯を入れた時間が12:15だったとしたら12:18だと2分59秒かもしれないし、もしかしたら2分1秒の可能性もあるわけで、私はいつも12:19にして少し通り過ぎたくらいに食べ始めます。
緊張の一瞬
長男が生まれてからしばらくの間、あれもこれもダメダメと言われていたおかげで、徐々に我が子に触れることすら億劫になってしまっていました。何をダメ出しされていたかというと、例えばあまり抱っこしすぎたらダメ、寝かしつけるときに揺らし過ぎたらダメ、音に敏感だから近くで音を立ててはダメ、ダメダメダメ。。。とまぁ何から何までダメダメダメの連発だったので、何もできずに遠巻きに覗くくらいで、段々自分自身冷めていっていたように記憶してます。そんな既に生まれて1ヶ月以上たったある日、今まで軽く抱っこやオムツ替えくらいしかしたことが無かった私に「お風呂で沐浴させてやって」と言われたので、正直ヤバいなと心の中で緊張しながら引き受けることになりました。どんな些細なことも気になって仕方ない様子の妻でしたので、抱え方やお湯へのつけ方、洗い方などを細かく矢継ぎ早に説明され、半分以上チンプンカンプンでしたが、質問する隙を与えない妻でしたので、とりあえず沐浴初チャレンジしてみました。
何分たった!?
兎に角、耳にお湯が入らないように、顔がお湯につからないように、慎重に慎重を重ねながら、何とか着水成功。ホッと一息ついたところで、片腕で子どもを支えながらもう片方の手でガーゼを湿らせ、顔を丁寧に拭いていきます。生まれたてのときから比べて随分首も体もしっかりしていたので比較的安心してお風呂に入れることが出来たと思います。子どもの表情もうっすら笑顔で気持ちよさそうにしていました。数分後、やっと慣れてきて余裕も出てきたころ、妻が突然お風呂のドアを勢いよくガラッと開けるなり「何分たった?」と少々不機嫌な言い回しで投げかけてきましたので「そろそろ8分くらいかな?」と答えると「もう9分経ってるじゃん!」と声を荒げながら私の腕の中から子どもをすくい上げてそのままお風呂場から出て行きました。
ロスタイム
確かにお風呂に入る前には時間を見て8分経ったら呼んでと言われていました。私がお風呂に入って見た時間がデジタル時計で確か19:08くらい、8分経過という事は19:16くらいでOKかな?程度の心構えで、どちらかというと耳や顔にお湯がかからないようにする事の方に意識が集中していたので、時間のことは少し後回しになっていたかもしれません。それでも、妻が風呂場に押し掛けてきたときのデジタル時計は正に19:16と表示されていました。それなのに怒鳴られるってどういう事???とハテナが頭の中で増殖していく一方で。えっ、秒単位で測れっていう事なの?それは無理じゃん。無理ゲーじゃん。そんなにキッチリ計りたいならストップウォッチで計らせてくれよ。そもそも妻がスタートと思った時間と私が子どもをお湯につけた時間はイコールじゃないですよね?若干のズレがあってもおかしくないでしょ。ロスタイム無しかよ。と訳も分からず頭の中で色々思い浮かべながら、風呂から上がることにしました。
1時間以上
風呂から上がるなり、「子どもがのぼせたらどうするの?」と強い口調で怒鳴られたのですが、流石に私の中の何かがプツッと切れて言い返してしまい、ここから1時間以上口論に。妻は「子どもの顔が真っ赤じゃん!」と捲し立てるように言いますが、そこまで声を荒げるほどの赤さじゃないんですよ。脱水症状になったら死ぬかもしれない等、あれやこれや言われまくりましたが、1分オーバーかどうかも分からない状況でここまで一方的に言われるのは絶対納得いかなかったんですよね。口論が落ち着くことは無くずっと平行線だったのを見かねて、同居していた妻のお母様が話に割って入ってきまして、「子育ては女性にしか分からないからパパが間違っている」というようなことを仰られまして、もう、こうなってしまっては私としての意見は終了となるわけです。ご近所様も妻の親戚だらけ、妻の両親は離婚して母親のみ。ですので男に対しての考え方が偏っている状況です。この辛さ、到底誰にも理解してもらえないですよね。リアルマスオさん状態です。いやマスオさんは波平さんが居るからまだ居場所があるけども、私の場合は家の中も近所も、何処にもパパの立場に立ってくれる見方が居ないんですよ。これがどれだけ地獄か。。。この口論も結局私が悪い・折れることで試合終了です。これ以上荒立てればお義母様や妻の親戚中を敵に回すことになり兼ねません。あえなく撃沈した私は無言のままその日をやり過ごしました。
貝になる
これを境に、私が正しいとか妻が間違っているとか、そういう感情を持つことが無駄だということを悟り、自分の感情をなるべく抑えて、兎に角何の感情も持たないよう、淡々と過ごすことがここでの正義だと思い知らされたわけです。生まれたての我が子とまともに触れあう事も出来ず、周りには見方も居ない状況です。この頃の私は「人生終わった」とすら思っていました。こうやって言われたい放題言われ、自分の意見を発することなく、只々働いて生活費を稼ぐだけの存在であり続けるんだと、もう色々なことを諦めて生きていかなければならないのだと、そんな風に思い込んでいました。もう一歩進んでいたら、もしかしたら心の病に陥っていたかもしれません。
逃げて
今回は沐浴から口論になりボロカスになるお話でした。こんな邪険に扱われるパパも少ないかと思いますが、もし同じような境遇の方がいらっしゃったら、是非男性の相談相手を見つけてください。男の方が間違っているとか、パパの勉強不足とか、そういう正論的な意見は置いておいて、まずは自分の精神衛生のために、自己肯定感を高めるために、兎に角だれか男性の見方を見つけてください。辛すぎる夜に少しくらい家に帰るのが遅くなったって良いんです。少しくらいダメなパパでもいいんです。そうやって悩んでいるという事はそれだけで立派なパパなんですから。こうしなければならないとか、俺はダメな父親だとか、そういう風に思わないように。辛いときは自分の気持ちに素直になって逃げるときは逃げてください。但し、お酒や他の女性はダメですよ(笑)。その辛い話を聞いてくれる誰か他の友人や知人を見つけてください。もし、私のように孤独な立場にいらっしゃるならば、お役に立てるか分かりませんがコメントでもDMでも何でも良いので思いのたけをぶちまけてください。そうすることで少しでも気持ちの切り替えになるのであれば本望です。自分の中だけで消化しようとしないようにしてくださいね。
最後に
いかがでしたでしょうか。こんな立場に置かれているパパは少ないかと思います。だからこそ逃げ場のない辛さに悩まされ病んでいきます。そうならないためにも、マイペースではありますが少しでもそのような方々の息抜きになれるようにnoteに残していこうと思いますので、気に入っていただけましたら是非フォロー、いいねをお願い致します。